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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【43】積丹→小樽:奇岩と史跡をめぐり、ついにゴール!



 
小樽市を起点に北海道の海岸線沿いを時計回りにぐるりと一周する連載企画。
第43回目となる今回はスタート地点の小樽市まで達し、ついに北海道一周を完遂!

積丹町の美国(びくに)地区を出発し、この企画の出発点、小樽市にある祝津パノラマ展望台まで向かいます。

途中、古平町や余市町の海辺の奇岩や小樽市の海岸各所で眺めたほか、余市町内にある国指定史跡を訪れ歴史にも触れてみました。

 
約1年半かけて北海道の海岸線を一周し、祝津パノラマ展望台まで戻ってきました!▲約1年半かけて北海道の海岸線を一周し、祝津パノラマ展望台まで戻ってきました!

 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:積丹町 黄金岬 → 小樽市 祝津パノラマ展望台
・黄金岬 → えびす岩・大黒岩 : 積丹半島東海岸の奇岩めぐり
・えびす岩・大黒岩 → 旧余市福原漁場 : 明治時代の漁場を体感
・旧余市福原漁場 → 旧下ヨイチ運上家 : 江戸時代の商場を見学
・旧下ヨイチ運上家 → 祝津パノラマ展望台 : 蘭島、塩谷、ついにフィニッシュ!


 
「旧余市福原漁場」では明治時代の漁場の生活を感じられます▲「旧余市福原漁場」では明治時代の漁場の生活を感じられます


※今回の記事内の写真は一部別日程で撮影したものを使用しているため、写真により空の色あいや天候の雰囲気が異なります。

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。
・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:積丹町 黄金岬 → 小樽市 祝津パノラマ展望台


 
今回のルートはこちら(Google My Maps)▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


ルート紹介:黄金岬 → 祝津パノラマ展望台
走行距離 約57km
所要時間 約1時間50分(途中の休憩や観光時間を除く)

※途中行き止まりの道を行き来しているため距離と時間が通常より長くかかっています。

○詳細のルートマップはこちらをクリック
ぐるり北海道一周【34】~
ぐるり北海道一周【25】~
ぐるり北海道一周【19】~
ぐるり北海道一周【11】~
ぐるり北海道一周【1】~

○前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【42】岩内→積丹:ぐるり積丹半島、岬をめぐる晩秋のドライブ

 
ぐるり北海道一周、ついに達成!(Google My Maps)▲ぐるり北海道一周、ついに達成!(Google My Maps)

 

黄金岬 → えびす岩・大黒岩 : 積丹半島東海岸の奇岩めぐり

黄金岬 → えびす岩・大黒岩
走行距離 約17km
所要時間 約30分


今回のスタート地点は、積丹町にある「黄金岬」。
前回訪れた時はこのように晩秋の風情を楽しめました。

 
「黄金岬」の先端付近からの眺望▲「黄金岬」の先端付近からの眺望


ところが翌日の天候は猛吹雪。一夜にして一面銀世界に変わってしまいました……。
荒天が治まるのを待ち、2、3日後に改めて出直し訪問。

 
「黄金岬」の先端までは積雪で行くことが困難なため、岬の麓にある美国港付近から出発▲「黄金岬」の先端までは積雪で行くことが困難なため、岬の麓にある美国港付近から出発


積丹町の役場などがある美国地区を後にし、小樽市方面へ向かって進みます。

 
少し離れたところから見ると、「黄金岬」とともに「宝島」も見えました♪▲少し離れたところから見ると、「黄金岬」とともに「宝島」も見えました♪


しばらく海沿いを走り、トンネルを抜けると積丹町から古平町へ。
街中を通り抜けると再び海沿いの道が続きますが、急峻な海岸線が続くため時折長いトンネルで一気に通り抜けます。

トンネルとトンネルの間でちらりと見える日本海の風景がどこもステキ♪
絵になる海岸風景やシンボリックな奇岩が点在します。

そのうちの一つがこちら。

 
アイヌ語で「犬の神」という意味があるセタカムイ岩▲アイヌ語で「犬の神」という意味があるセタカムイ岩


古平町と余市町の境界、豊浜トンネル入口付近にあるセタカムイ岩です。
「犬の神」と呼ばれるようになった所以のアイヌ伝説があり、一部の方々にはパワースポットとも言われています。

 
振り返ると古平町の街や積丹半島の海岸線を遠望。なかなかよい景観です▲振り返ると古平町の街や積丹半島の海岸線を遠望。なかなかよい景観です


余市町へ入り、再びトンネルとトンネルの間でちょっと立ち寄り。
今度は海上の遠くに見えるこちら。

 
「ローソク岩」です。どれだかわかりますか?見えます…よね???▲「ローソク岩」です。どれだかわかりますか?見えます…よね???


見た目がローソクのような岩。こちらにも漁にまつわるアイヌ伝説があるようです。
ちょっと遠いのでズームアップしてみましょう。

 
近年、岩の上部が欠けて剣先のように鋭い形になりました▲近年、岩の上部が欠けて剣先のように鋭い形になりました


再びトンネルを抜け、左折。
トンネル開通前の旧国道を戻るように少し進むと、印象的な2つの奇岩が見えてきました。

 
よく崩れず立っているなと思う不安定な形をした「えびす岩」(左)と、どっしりかまえたような「大国岩」(右)▲よく崩れず立っているなと思う不安定な形をした「えびす岩」(左)と、どっしりかまえたような「大黒岩」(右)


これらの岩の名前の由来は、商売繁盛をもたらす七福神の「えびす様」と「大黒様」に似ているから。
見えますか?いかがでしょう???

岩の真横ではなく、もう少しだけ進んだところがビュースポット。

 
背後の烏帽子岬とともに眺めると絵になります♪▲背後の烏帽子岬とともに眺めると絵になります♪

 

えびす岩・大黒岩 → 旧余市福原漁場 : 明治時代の漁場を体感

えびす岩・大黒岩 → 旧余市福原漁場
走行距離 約8km
所要時間 約10分


自然景観を楽しんだ後は、歴史をちょっぴり勉強しに行きます。

「えびす岩」と「大黒岩」を後にし、国道へ。
急峻な海辺を避けるように峠越えをし、余市港付近へやってきました。

 
余市港付近の眺め。ここまで来ると、小樽市方面の海岸線もよく見えてきました▲余市港付近の眺め。ここまで来ると、小樽市方面の海岸線もよく見えてきました


港の周辺には住宅や商店などが数多くあり、奇岩が続く大自然の中から突如都会へワープしてきたような感覚です。
海沿いの道を進み、ほどなくして右手に見える国指定史跡、「旧余市福原漁場」へ立ち寄ります。

 
「旧余市福原漁場」は、明治時代にニシン漁の経営で使われていた建物などを修理・復元した施設▲「旧余市福原漁場」は、明治時代にニシン漁の経営で使われていた建物などを修理・復元した施設


駐車場に車を停め、施設内をじっくり見学。

 
主屋や文書庫、石蔵、米味噌倉、網倉など複数の建物があり、そのうち3つの館内に入ることができます▲主屋や文書庫、石蔵、米味噌倉、網倉など複数の建物があり、そのうち3つの館内に入ることができます

 
親方家族と漁夫が寝起きしていた主屋内。ここで大勢の人たちが寝食を共にしていたのですね。雰囲気を存分に感じます▲親方家族と漁夫が寝起きしていた主屋内。ここで大勢の人たちが寝食を共にしていたのですね。雰囲気を存分に感じます

 
書類や調度品などが保管されていたという文書庫▲書類や調度品などが保管されていたという文書庫

 
ニシン粕や身欠きニシンなどを保管していた石蔵。現在はさまざまな展示物があり見ごたえあります▲ニシン粕や身欠きニシンなどを保管していた石蔵。現在はさまざまな展示物があり見ごたえあります


石蔵には当時の漁を再現した模型があるほか、モッコ(ニシンを入れて運ぶための木製リュックのようなもの)に重りを入れて背負って重さを体感できるなど、昔の漁の様子を楽しみながら知ることができます。

 
米味噌倉は中に入ることはできませんが、網越しに展示物を見学できます▲米味噌倉は中に入ることはできませんが、網越しに展示物を見学できます


明治時代の漁業活動の一端を知ることができる歴史施設。
かなり見ごたえがあり、往時の雰囲気を体感できました(^^)

 

旧余市福原漁場 → 旧下ヨイチ運上家 : 江戸時代の商場を見学

旧余市福原漁場 → 旧下ヨイチ運上家
走行距離 約1km
所要時間 約5分


この近くには、もう一か所見ておきたい歴史施設があります。
国指定史跡で、国の重要文化財にも指定されている「旧下ヨイチ運上家」です。

国道を離れ、浜中モイレ海水浴場の前を通り抜けた先にあります。

 
雪の砂浜もキレイですね♪シリパ岬を望む浜中モイレ海水浴場にて▲雪の砂浜もキレイですね♪シリパ岬を望む浜中モイレ海水浴場にて

 
「旧下ヨイチ運上家」は、江戸時代に松前藩よりアイヌ民族との交易を請け負った商人が経営の拠点とした建物を復元した施設▲「旧下ヨイチ運上家」は、江戸時代に松前藩よりアイヌ民族との交易を請け負った商人が経営の拠点とした建物を復元した施設


こちらは建物一つですが、横に長い建物なので入口から奥行きがあり、なかなか見ごたえあり!

 
広々とした内部。太い柱や梁など多くの部材が修復当時に残っていたものをそのまま使用しているそうです▲広々とした内部。太い柱や梁など多くの部材が修復当時に残っていたものをそのまま使用しているそうです

 
中央には大船頭(おおせんどう)がかまえていました。施設内には支配人や松前藩士などの風俗人形が展示されていてなかなかリアル▲中央には大船頭(おおせんどう)がかまえていました。施設内には支配人や松前藩士などの風俗人形が展示されていてなかなかリアル

 
「遠山の金さん」の父と謁見♪目付の遠山景晋(かげくに、写真左)もここに滞在し、山道の切り開きの策定や北方警備などの調査をしたそうです▲「遠山の金さん」の父と謁見♪目付の遠山景晋(かげくに、写真左)もここに滞在し、山道の切り開きの策定や北方警備などの調査をしたそうです

 
雪景色の庭園も風情があります▲雪景色の庭園も風情があります


なかなかリアリティー溢れる史跡。
こちらもかなり見ごたえがありました。

 

旧下ヨイチ運上家 → 祝津パノラマ展望台 : 蘭島、塩谷、ついにフィニッシュ!

旧下ヨイチ運上家 → 祝津パノラマ展望台
走行距離 約31km
所要時間 約1時間5分

※行き止まりの道を行き来しているため、通常よりも距離・時間ともにかかっています。

余市町内に残る史跡で歴史の勉強をしたら、いよいよ今回連載してきた「ぐるり北海道一周」企画のラストランへ。

余市町の街中を通り過ぎ、小樽市方面へと向かいます。

 
余市町と小樽市の境界付近の海辺にて。シリパ岬が夕陽のシルエットで見えました▲余市町と小樽市の境界付近の海辺にて。シリパ岬が夕陽のシルエットで見えました


短いフゴッペトンネルを抜けると小樽市の蘭島(らんしま)地区へ入りました。

小樽市民や札幌市民にとって蘭島といえば海水浴場のイメージが強いのでは?
国道から海寄りの道へ入って海水浴場の脇を通り、初冬の浜辺をちょっとだけ見学。

 
シリパ岬が遠くに見えました▲シリパ岬が遠くに見えました

 
夏はかなり賑わう浜辺も今は半分雪が覆っていました▲夏はかなり賑わう浜辺も今は半分雪が覆っていました


再び国道を進みますが、この先は近年道路改良工事が行われたこともあり、海辺を進む区間が極端に少なくなりました。

最後に名残惜しいので、寄り道しながらゴールを目指します。

 
忍路(おしょろ)地区へ向かう途中のビュースポット。最近までは眼下の海岸線沿いを国道が通っていましたが、今はトンネルで一気に通り抜けます▲忍路(おしょろ)地区へ向かう途中のビュースポット。最近までは眼下の海岸線沿いを国道が通っていましたが、今はトンネルで一気に通り抜けます


小さな入り江に港がある忍路地区を往復したのち、国道の真新しいトンネルを抜け、塩谷地区でも国道を離れて海辺の塩谷海岸を眺めに行ってみます。

 
夕暮れの塩谷海岸から蘭島方面を眺めてみました▲夕暮れの塩谷海岸から蘭島方面を眺めてみました


のんびり海辺を見学していたら、いつの間にか日没間近……!
先を急ぎます。

国道が片側2車線になり、街へ近づいてきたような印象。
途中のオタモイ地区で左折し、小樽市郊外の住宅街や山間をしばらく進みます。

 
最後はこんな細い道を走行。暗くなる前にゴールしたい……けど、道幅狭く雪道にて焦る気持ちを抑え慎重に運転▲最後はこんな細い道を走行。暗くなる前にゴールしたい……けど、道幅狭く雪道にて焦る気持ちを抑え慎重に運転


周囲を木々に囲まれた細い道を進むと視界が開けてきて、右手の木々の先に「祝津パノラマ展望台」の先に見える「日和山灯台」がチラリと。

ほっと、ひと安心♪

坂を下り、ホテルノイシュロス小樽の前を通過すると「祝津パノラマ展望台」へ到着!

 
北海道の海岸線をぐるりと一周、ついに完走!(^^)!▲北海道の海岸線をぐるりと一周、ついに完走!(^^)!

 
「日和山灯台」などを遠望▲「日和山灯台」などを遠望

 
小樽市の先の風景。今回の企画では初回に通過したエリアにて、もう行くことがないと思うとちょっと寂しいです▲小樽市の先の風景。今回の企画では初回に通過したエリアにて、もう行くことがないと思うとちょっと寂しいです

 
日が沈み、だんだん暗くなってきました▲日が沈み、だんだん暗くなってきました


出発してから約1年半ぶりに眺める展望台からの眺めに感慨ひとしお。
今まで通ってきた北海道各地の景色や空気感、食、人との触れ合いを思い返しながら、暮れゆく小樽の海をしばらく眺めました。

 
ホテルノイシュロス小樽にも明かりがだいぶついてきました▲ホテルノイシュロス小樽にも明かりがだいぶついてきました


これにて「ぐるり北海道一周」終了!
車のヘッドライトをつけ、家路につきました。

今まで43回にわたって紹介してきた「ぐるり北海道一周」。
「北海道一周したら何kmで、どのくらい時間かかったの?」と疑問に感じる方が多いのでは?

次回「ぐるり北海道一周」総集編として、全体と要所の距離と時間を含めたダイジェスト版を紹介します。
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