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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【39】江差→せたな:白亜の断崖や奇岩が連なる日本海の海辺を進む




北海道の海岸線沿いを時計回りにぐるりと一周!
連載企画の第39回目となる今回は、北海道南西部の江差町からせたな町へのドライブです。

江差町の「かもめ島」を出発して「いにしえ街道」へ寄り道をしたのち、乙部町の「シラフラ」や八雲町の「親子熊岩」などを眺め、最後はせたな町の「太田神社 拝殿」へ訪れます。
海の向こうには奥尻島が浮かんでいました。

 
「親子熊石」にて。海辺に数多くの奇岩があります▲「親子熊石」にて。海辺に数多くの奇岩があります

 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:江差町 かもめ島 → せたな町 太田神社 拝殿
・かもめ島 → 皐月蔵(さつきぐら)チャミセ : 江差町のいにしえ街道を行く
・皐月蔵チャミセ → 元和台(げんなだい)海浜公園 : 日本離れした絶景の絶壁海岸
・元和台海浜公園 → 親子熊岩 : クマに見えるかな!?
・親子熊岩 → 太田神社 拝殿 : 奥尻島を望む北海道西部へ


 
元和台海浜公園の眺めも爽快!▲元和台海浜公園の眺めも爽快!


※今回の記事内の写真は一部別日程で撮影したものを使用しているため、写真により空の色あいや天候の雰囲気が異なります。

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。
・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:江差町 かもめ島 → せたな町 太田神社 拝殿


 
今回のルートはこちら(Google My Maps)▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


江差町 かもめ島 → せたな町 太田神社 拝殿
走行距離 約70km
所要時間 約1時間45分(途中の休憩や観光時間を除く)

※一部遠回りしているため、通常走行するよりも距離・時間ともに伸びています。

○詳細のルートマップはこちらをクリック
ぐるり北海道一周【34】~
ぐるり北海道一周【25】~
ぐるり北海道一周【19】~
ぐるり北海道一周【11】~
ぐるり北海道一周【1】~

○前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【38】松前→江差:道南島めぐり~小島と大島を眺め、弁天島からかもめ島へ

 
ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)▲ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)

 

かもめ島 → 皐月蔵チャミセ : 江差町のいにしえ街道を行く

かもめ島 → 皐月蔵チャミセ
走行距離 約2km
※遠回りしているため直接向かうよりも距離が伸びています。
所要時間 約10分

今回のスタート地点は、江差町の沖にある「かもめ島」。

 
「かもめ島」は北海道本土と砂洲でつながり、砂洲の上に防波堤や道路があるため島の手前にある砂浜近くまで車で行けます▲「かもめ島」は北海道本土と砂洲でつながり、砂洲の上に防波堤や道路があるため島の手前にある砂浜近くまで車で行けます


海辺のドライブをする前に、レトロな街並として整備された「いにしえ街道」へちょっと寄り道。
一旦国道229号を北上し、途中で右折して「いにしえ街道」をゆっくり走行しました。

 
「いにしえ街道」には電柱がないのでスッキリとした眺めを楽しめます▲「いにしえ街道」には電柱がないのでスッキリとした眺めを楽しめます

 
途中「姥神大神宮」の前を通過▲途中「姥神大神宮」の前を通過


「いにしえ街道」沿いには、一般住宅に混ざって商店などが点在しています。
“昔風”に建てた建物もあれば、北前船が往来していた当時の蔵なども数多く残っています。

現存する蔵のうちの一つ、江戸時代末期の蔵をリノベーションしたカフェ「皐月蔵チャミセ」を訪れてみました。

 
「いにしえ街道」沿いにある「皐月蔵チャミセ」▲「いにしえ街道」沿いにある「皐月蔵チャミセ」


このカフェでは、この地域に古くから伝わる郷土食や地場食材を使用した料理を楽しめます。
今回オーダーしたのは、北海道南西部の檜山(ひやま)地方の農村部に伝わる郷土食「ふきんこ」を使った「ふきんこ汁御膳」。

 
野菜がたっぷり入った「ふきんこ汁」に、乙部町の手摘み海苔を使用した海苔ご飯と、野菜や昆布などを活かした箸休めがついてきました▲野菜がたっぷり入った「ふきんこ汁」に、乙部町の手摘み海苔を使用した海苔ご飯と、野菜や昆布などを活かした箸休めがついてきました


「ふきんこ」とは北海道でお米が収穫できない時代に、お米の代用品としてじゃがいもで作った郷土食。
いわばじゃがいものお餅のようなものですが、ザラリとした食感が特徴。
素朴な味わいながらも極上の出汁と妙に合い、ぺろりと完食♪

〇「皐月蔵チャミセ」の詳しい紹介は北海道Likersのこちらの記事をどうぞ
江差町「皐月蔵チャミセ」|江戸時代の蔵を活用したカフェで郷土食を

 

皐月蔵チャミセ → 元和台海浜公園 : 日本離れした絶景の絶壁海岸

皐月蔵チャミセ → 元和台海浜公園
走行距離 約20km
所要時間 約35分


「いにしえ街道」でつかの間の歴史トリップを楽しんだら、この地を後にします。
再び国道229号へ入り、左に海を見ながらひたすら北上していきます。

 
「自称日本一小さな道の駅」という「道の駅 えさし」にちょっと立ち寄り▲「自称日本一小さな道の駅」という「道の駅 えさし」にちょっと立ち寄り

 
駐車場で今まで通ってきた方角を振り返ると、かもめ島がだいぶ小さく見えました▲駐車場で今まで通ってきた方角を振り返ると、かもめ島がだいぶ小さく見えました

 
この先の海岸線がずーっと続いて見えました▲この先の海岸線がずーっと続いて見えました

 
江戸時代に江差でとんちと笑いをふりまいたと伝えられている「繁次郎(しげじろう)」の像を拝みます▲江戸時代に江差でとんちと笑いをふりまいたと伝えられている「繁次郎(しげじろう)」の像を拝みます


道の駅を出発して数分進み、厚沢部町や北斗市方面へ分岐する交差点を通過。
さらに数分進んで江差町から乙部町へ入り、ほどなくして国道を左折。
日本とは思えぬ、まるで外国の一風景のような絶景を眺めに行きます。

その絶景とは、滝瀬海岸の「シラフラ」です。

 
白亜の断崖が連なる「シラフラ海岸」▲白亜の断崖が連なる滝瀬海岸の「シラフラ」


岩場が続く海辺を歩いて迫力ある断崖を砂浜から見上げるように眺めることもできますが、今回は楽々見学できる崖の上の展望スポットから眺めました。

〇「シラフラ」を下から眺めるスポットへのアクセスなど、詳しい紹介はこちらの記事でご確認を
まるで海外!?白亜の崖が連なる海岸線の絶景、乙部町のシラフラ

乙部町内にはこのほかにも絶景の海岸風景が点在しています。

「シラフラ」の見学を終えて先へ進むと、乙部町の街中へ入ります。
街中の切れ目に見える「館の岬(たてのさき)」も絶景スポットとして知られています。

 
「館の岬」は“東洋のグランドキャニオン”と呼ばれているそうです▲「館の岬」は“東洋のグランドキャニオン”と呼ばれているそうです

 
駐車スペースと記念撮影スポットもあります。国道は「館の岬」をトンネルで貫きます▲駐車スペースと記念撮影スポットもあります。国道は「館の岬」をトンネルで貫きます

 
「館の岬」をトンネルで抜けた後もまだまだステキな風景が続きます▲「館の岬」をトンネルで抜けた後もまだまだステキな風景が続きます


海岸沿いの道をしばらく進んだのち、海辺から離れて坂を上がって丘の上に出ます。
「レストラン元和台」の裏手へ進み、「元和台海浜公園」の「海のプール」を見下ろす緑地広場へ行ってみました。

 
ちょうどこの付近を北緯42度線が通っています▲ちょうどこの付近を北緯42度線が通っています


「元和台海浜公園」は、広々した緑地広場と展望台、高波を避けるように海を防波堤で区切った「海のプール」などがあります。

 
遊具が点在する緑地広場。眺め爽快!▲遊具が点在する緑地広場。眺め爽快!

 
展望スポットへ▲展望スポットへ

 
夏は海水浴客で賑わう海のプール▲夏は海水浴客で賑わう海のプール


訪れたのは秋の夕方にて人影はまばらでしたが、散策をする人やカメラを片手に風景写真を撮る人などがちらほら見かけました。
日本海を一望する絶景スポット。ドライブ途中のちょっとした息抜きに最高です。

 

元和台海浜公園 → 親子熊岩 : クマに見えるかな!?

元和台海浜公園 → 親子熊岩
走行距離 約27km
所要時間 約35分


だいぶ日が傾いてきたこともあり、先を急ぎます。
再び海辺の道を進みつつ、少し長いトンネルを抜けると乙部町から八雲町の旧熊石町エリアへ入ります。

 
海辺を快走!西日が山肌を照らし、ガードレールの影が長くなります▲海辺を快走!西日が山肌を照らし、ガードレールの影が長くなります

 
見市(けんいち)川を渡ります▲見市(けんいち)川を渡ります

 
この地区は熊石見日(くまいし けんにち)。でも川と橋の名前は見市(けんいち)。ちょっと不思議▲この地区は熊石見日(くまいし けんにち)。でも川と橋の名前は見市(けんいち)。ちょっと不思議


訪れたのは10月下旬。
まだ15:30を回ったくらいですが、すっかり夕暮れ。
緯度が高く経度が東の北海道は国内各地に比べて秋冬は日の沈みが早いです。
16:00にはかなり暗くなってしまうので、この日は一旦この付近でドライブ終了。

 
茜色に染まりなかなかキレイ♪▲茜色に染まりなかなかキレイ♪

 
今まで通ってきた海岸線を振り返ってみました▲今まで通ってきた海岸線を振り返ってみました


この界隈にある温泉旅館で一泊し、翌朝再びこの付近からスタート。

 
スカッと青空!朝のドライブは気持ちがよいです▲スカッと青空!朝のドライブは気持ちがよいです


熊石地区の街中を通過してしばらく進むと、八雲町からせたな町へ。
海岸線の風景がだんだん荒々しくなってきました。
海を見ると岩礁や大岩が点在し、陸を見ると切り立った崖が連なります。

八雲町からせたな町にかけての海岸沿いにはいくつもの奇岩がありますが、とりわけ有名な奇岩が「親子熊岩」。

 
駐車スペースもあるので気軽に見学できます▲駐車スペースもあるので気軽に見学できます


「親子熊岩」は名前のとおり、親子の熊のように見える岩のこと。
駐車場の端のほうにある大岩です。

 
親子の熊、見えますか?▲親子の熊、見えますか?

 
こう見ればかなり熊っぽい!歩道の先のほうまで行ったほうがより熊っぽく見えますよ▲こう見ればかなり熊っぽい!歩道の先のほうまで行ったほうがより熊っぽく見えますよ


大海原と子熊の姿に心が癒されます。

〇北海道Likersのこちらの記事も参考に!
せたな町の奇岩(1)
せたな町の奇岩(2)

 

親子熊岩 → 太田神社  拝殿 : 奥尻島を望む北海道西部へ

親子熊岩 → 太田神社 拝殿
走行距離 約21km
所要時間 約25分


「親子熊岩」の先にも有名・無名な奇岩がいくつも続き、海には岩礁が広がります。


せたなの奇岩


せたなの奇岩


せたなの海岸


せたなの奇岩


ついついよそ見をしてしまいたくなるほど、絵になる絶景の中を進みます。
荒々しい海岸線の風景が少し穏やかな雰囲気になると、右手に「道の駅 てっくいランド大成」が、左手には「平浜海水浴場」が現れます。

 
平浜海水浴場。国道を挟んで山側に道の駅があります▲平浜海水浴場。国道を挟んで山側に道の駅があります


この先交差点があり、国道は内陸の山のほうへ向かいますが、今回は左折して海沿いの道へ進みます。
大成地区を過ぎると道幅が狭くなり、アップダウンやカーブも多いためちょっとスピードダウン。

この付近は北海道本土と奥尻島の距離が短く、気象条件がよければ島の姿がはっきりと見えます。
時折車を停めて島を遠望しつつ進みます。

 
日本海に浮かぶ奥尻島、見えました!▲日本海に浮かぶ奥尻島、見えました!


海辺から長いトンネルに入り、抜けたところが今回のゴール「太田神社 拝殿」です。

 
「太田神社 拝殿」の駐車スペースへ。目の前、絶景!▲「太田神社 拝殿」の駐車スペースへ。目の前、絶景!


「太田神社」は「太田山神社」とも言い、断崖絶壁にそびえる標高485mの太田山の山中にある神社。
北海道最古の山岳霊場で、「本殿」までは山の中の参道を通ります。
参道といっても散歩して歩けるような場所ではなく、山登り&崖登り。

なんせここは、「日本一危険な神社」「日本一険しい参道」とも呼ばれるくらいな場所なんです…。

〇太田神社の参道の険しさは北海道Likersのこちらの記事をご覧あれ!
せたな町「太田神社」への道

「本殿」参拝はしっかりした装備と心構えがないと危険なので、今回は辞退。
おとなしく、誰でも気軽に参拝できる海辺の「拝殿」へ訪れました♪

 
太田山の麓の海辺、「定燈の崎(じょうとうのさき)」にある「太田神社 拝殿」▲太田山の麓の海辺、「定燈の崎(じょうとうのさき)」にある「太田神社 拝殿」


ちょっと神様違いかと思いますが、この先の交通安全を祈り静かに手を合わせます。

 
参拝したら、しばしの間ゆっくりと風景を見学▲参拝したら、しばしの間ゆっくりと風景を見学


今回はここまで。
次回は「太田神社 拝殿」を出発し、せたな町と島牧村の境界付近にある「茂津多(もった)岬灯台」へ立ち寄り、島牧村の「道の駅 よってけ!島牧」まで進みます。
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