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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【38】松前→江差:道南島めぐり~小島と大島を眺め、弁天島からかもめ島へ




北海道の海岸線沿いを時計回りにぐるりと一周する連載企画。
第38回目となる今回は、北海道内では古い歴史が残るエリアを走行。
松前町から上ノ国町を経由して江差町を訪れます。

松前町では寺町散策や郷土料理を楽しんだのち、松前港付近の弁天島へ。
その後は松前小島と松前大島を左手に眺めつつ、海沿いの港町をのんびり通過。
上ノ国町の「道の駅 上ノ国もんじゅ」で小休止したのち、江差町のかもめ島まで進みます。

 
松前小島(渡島小島)を左手に眺めながら進みます▲松前小島(渡島小島)を左手に眺めながら進みます

 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:松前町 松前城 → 江差町 かもめ島
・松前城 → 温泉旅館矢野 : 寺町散策と松前の郷土料理を堪能
・温泉旅館矢野 → 弁天島 : 海辺に残る江戸時代の名残を訪ねる
・弁天島 → 道の駅 上ノ国もんじゅ : 海辺の港町を巡り北上
・道の駅 上ノ国もんじゅ → かもめ島 : 歴史と自然が溢れる島へ


 
江差町の沖に浮かぶ「かもめ島」へ。地続きなので歩いて島へ上陸できます▲江差町の沖に浮かぶ「かもめ島」へ。地続きなので歩いて島へ上陸できます


※今回の記事内の写真は一部別日程で撮影したものを使用しているため、写真により空の色あいや天候の雰囲気が異なります。

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。
・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:松前町 松前城 → 江差町 かもめ島


 
今回のルートはこちら(Google My Maps)▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


松前町 松前城 → 江差町 かもめ島
走行距離 約75km
所要時間 約2時間25分(途中の休憩や観光時間を除く)

※一部遠回りしていたり国道を走行していなかったりしているため、通常走行するよりも距離・時間ともに伸びています。

○詳細のルートマップはこちらをクリック
ぐるり北海道一周【34】~
ぐるり北海道一周【25】~
ぐるり北海道一周【19】~
ぐるり北海道一周【11】~
ぐるり北海道一周【1】~

○前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【37】知内→松前:津軽半島を望む北海道最南端、北海道唯一の城下町へ​

 
ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)▲ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)

 

松前城 → 温泉旅館矢野 : 寺町散策と松前の郷土料理を堪能

松前城 → 温泉旅館矢野
走行距離 約3km ※遠回りしているため直接向かうよりも距離が伸びています。
所要時間 約10分


 
今回のスタート地点は、松前町にある松前城▲今回のスタート地点は、松前町にある松前城


松前城一帯は松前公園として整備され、春は桜の名所として多くの人で賑わいます。

 
訪れたのは秋。桜の花は咲いていなくても、紅葉満開!▲訪れたのは秋。桜の花は咲いていなくても、紅葉満開!


お城のすぐ近くには松前神社をはじめお寺がいくつもあり、この界隈は寺町と呼ばれています。
ドライブの前に軽い準備運動のつもりで寺町を散策してみました。

 
松前城の目の前にある松前神社▲松前城の目の前にある松前神社

 
寺町は石畳の道が続きます。京都を散策している気分!?▲寺町は石畳の道が続きます。京都を散策している気分!?

 
杉の向こうに静かに佇む法幢寺(ほうどうじ)▲杉の向こうに静かに佇む法幢寺(ほうどうじ)

 
秋色の龍雲院。本堂建築などは町内のお寺の中で一番古いそうです▲秋色の龍雲院。本堂建築などは町内のお寺の中で一番古いそうです

 
光善寺にある有名な「血脈桜(けちみゃくざくら)」も秋の装い▲光善寺にある有名な「血脈桜(けちみゃくざくら)」も秋の装い


寺町の道路は車でも走行可能。
散策の後は車に戻り、散策ルートをおさらいするように車でゆっくり通過。
さくら橋を通って松前公園を後にします。

 
城郭の敷地の真下をかつて国鉄松前線が走行していました。その当時の石積みのトンネル跡がさくら橋付近から見えます▲城郭の敷地の真下をかつて国鉄松前線が走行していました。その当時の石積みのトンネル跡がさくら橋付近から見えます

 
さくら橋から少し進むと、旧松前線の松前駅跡の石碑がありました▲さくら橋から少し進むと、旧松前線の松前駅跡の石碑がありました


街中を通り抜け、次に訪れたのは「温泉旅館矢野」。
併設のレストランで地元の郷土料理を味わいます。

 
松前町の老舗旅館「温泉旅館矢野」▲松前町の老舗旅館「温泉旅館矢野」


食べた食事は「のりだんだん」。
松前町の方々にとってごく日常という“のり”の食事です。

 
“のり”が主役の「のりだんだん」。自家製の松前漬などもついてきます▲“のり”が主役の「のりだんだん」。自家製の松前漬などもついてきます


この“のり”、一般的なのりとはワケが違います。
真冬に地元の海辺で手摘みをして作った、“天然の手摘みのり”なんです。

 
のりが中にも段々のようにサンド。だから「のりだんだん」▲のりが中にも段々のようにサンド。だから「のりだんだん」


ひと口食べると、“のり”の風味がハンパない!
ものすごい“のり”です。
のりだけで重箱ひと箱食べられちゃいます♪

 
「最近はこれを食べにわざわざいらして下さい方も多いのですよ」と語る女将の杉本夏子さん▲「最近はこれを食べにわざわざいらして下さい方も多いのですよ」と語る女将の杉本夏子さん


松前漬ももちろん美味しいのですが、この“のり”の衝撃は強烈!
女将の言葉に納得。
「のりだんだん」、ヤバいです。

○北海道Likersのこれらの記事も参考にどうぞ
松前町の郷土料理、松前漬やくじら汁、のりだんだんを味わう
松前城の北側に広がる森に包まれた寺町を散策
1ヶ月も桜が咲いている北の小京都、松前公園
「福山(松前)城と寺町」松前町:北海道遺産シリーズ(14)
桜風味のスイーツも!松前町「御菓子 北洋堂」
甲冑着用でなりきり!江戸時代を体感「松前藩屋敷」
松前町に桜とお城と海の美しい景色を見に行こう
松前さくら漁協の本マグロ。「松前マグロ」~松前マグロシリーズ(1)

 

温泉旅館矢野 → 弁天島 : 海辺に残る江戸時代の名残を訪ねる

温泉旅館矢野 → 弁天島
走行距離 約4km
※遠回りしているため距離が伸びています。
所要時間 約10分

お腹を満たしたら、次は海辺で軽く歴史散策。
国道沿いにある「道の駅 北前船松前」に車を停め、道の駅脇にある海辺を眺めてみます。

 
津軽海峡に面した道の駅。水平線上には津軽半島もうっすら見えました▲津軽海峡に面した道の駅。水平線上には津軽半島もうっすら見えました


この付近にはかつて北前船が発着していた波止場があり、その当時の遺構が今も海岸に残っています。

 
明治時代初期に建造されたという福山波止場の遺構。瀬戸内産の石で築いた石積み突堤や、船を係留するための木杭が見えます▲明治時代初期に建造されたという福山波止場の遺構。瀬戸内産の石で築いた石積み突堤や、船を係留するための木杭が見えます


道の駅の次に訪れたのは「弁天島」。
松前港沖にある島で、かつては陸から離れていましたが現在は防波堤などで地続きなので、車で上陸できます。

 
島に車を停めて防波堤を歩き、振り返ってみるとおわん型の弁天島が見えました▲島に車を停めて防波堤を歩き、振り返ってみるとおわん型の弁天島が見えました


中世に松前家(蠣崎家)によって島に弁財天社が建てられたことから弁天島と呼ばれていて、島には明治時代に弁天灯台が建てられたそうです。
現在は防波堤の先にも港の入口を示す灯台があります。

 
海越しに松前の街を一望!▲海越しに松前の街を一望!


島の上部は道が荒れていたので散策断念。
防波堤で街を遠望したのち、歴史巡りを楽しんだ松前の街中を後にします。

 

弁天島 → 道の駅 上ノ国もんじゅ : 海辺の港町を巡り北上

弁天島 → 道の駅 上ノ国もんじゅ
走行距離 約57km
所要時間 約1時間50分
※国道経由ではないため通常より時間がかかっています。

 
この先は上ノ国町まで快走!▲この先は上ノ国町まで快走!


この区間は一般的には国道で一気に走破するのですが、今回は時折国道から離れて海辺の集落の中、概ね路線バスが走行するルートを通ってみました。
写真メインで紹介します。

 
国道沿いの駐車帯にて。しばらくの間は沖合に浮かぶ松前小島(渡島小島)を左手に眺めつつ進みます▲国道沿いの駐車帯にて。しばらくの間は沖合に浮かぶ松前小島(渡島小島)を左手に眺めつつ進みます

 
国道から離れ脇道へ▲国道から離れ脇道へ

 
静浦地区では松前小島がかなりはっきり見えました。ズームで島の姿をキャッチ▲静浦地区では松前小島がかなりはっきり見えました。ズームで島の姿をキャッチ

 
国道(橋上)は大型車が高速で通り抜けますが、街中を進む道路はのんびり低速。その分、景色も楽しめます▲国道(橋上)は大型車が高速で通り抜けますが、街中を進む道路はのんびり低速。その分、景色も楽しめます

 
集落と集落の間は国道を走行。風が強いエリアのため、時折風力発電の風車を見かけます▲集落と集落の間は国道を走行。風が強いエリアのため、時折風力発電の風車を見かけます

 
江良地区を走行▲江良地区を走行

 
沖合に松前大島(渡島大島)もぼんやり見えました。距離があるため見えない日が多いのだとか▲沖合に松前大島(渡島大島)もぼんやり見えました。距離があるため見えない日が多いのだとか

 
原口地区を通過▲原口地区を通過


松前町はここまでで、この先は上ノ国町へ入ります。
上ノ国町へ入るとさすがに津軽半島はもちろん、松前小島も松前大島の姿は確認できなくなりました。

 
上ノ国町の最南端にある集落、小砂子(ちいさご)地区へ▲上ノ国町の最南端にある集落、小砂子(ちいさご)地区へ

 
小砂子にある小さな漁港。この付近は道が狭く訪れにくいもののなかなか眺めよし♪▲小砂子にある小さな漁港。この付近は道が狭く訪れにくいもののなかなか眺めよし♪

 
国道は海上からだいぶ高いところを進みます▲国道は海上からだいぶ高いところを進みます

 
木ノ子(きのこ)地区を通過。可愛らしい地名ですね▲木ノ子(きのこ)地区を通過。可愛らしい地名ですね


松前町から上ノ国町までいくつもの海辺の集落を通り抜け、長い時間走ってきました。
道の駅を示す看板が見えてきたので、ここでちょっと小休止。

 
「道の駅 上ノ国もんじゅ」へ立ち寄ります▲「道の駅 上ノ国もんじゅ」へ立ち寄ります

 

道の駅 上ノ国もんじゅ → かもめ島 : 歴史と自然が溢れる島へ

道の駅 上ノ国もんじゅ → かもめ島
走行距離 約11km
所要時間 約15分


「道の駅 上ノ国もんじゅ」は、海を見渡す高台にある、絶景の道の駅。

 
運転疲れも一気に吹き飛ぶような爽快なロケーション!▲運転疲れも一気に吹き飛ぶような爽快なロケーション!

 
今回のゴール地点、江差町の「かもめ島」も見えます▲今回のゴール地点、江差町の「かもめ島」も見えます

 
海辺まで下りられる散策路もあります(一部工事中で通行止めです)▲海辺まで下りられる散策路もあります(一部工事中で通行止めです)

 
下りることができるところまで進むと、高台から眺める様子とはまた違う美しい風景が広がっていました▲下りることができるところまで進むと、高台から眺める様子とはまた違う美しい風景が広がっていました


この道の駅では、地元食材を使った食事を楽しめるレストランも好評。
今回は松前町での食事がまだお腹にたまっていたため、軽食で地元の味を楽しみました。

 
上ノ国町のブランド豚「フルーツポーク」を使ったコロッケ。サクサクホクホクで美味しかったです♪▲上ノ国町のブランド豚「フルーツポーク」を使ったコロッケ。サクサクホクホクで美味しかったです♪


○北海道Likersのこちらの記事もチェック!
檜山エリア道の駅三選~上ノ国・江差・厚沢部~
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北海道最古のお寺、上ノ国町「上國寺本堂」
本殿は道内最古、元禄12年建立。「上ノ國八幡宮本殿」
中学校の木造校舎も味わい深い。「上之国館調査整備センター」
道南上ノ国町にある中世の史跡「上之国勝山館跡」
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景色と味覚を楽しんだら、海越しに見えた「かもめ島」を目指し、再びハンドルを握ります。

 
上ノ国町の街中にあるラウンドアバウト(環状交差点)を通過。このような交差点は信号待ちがなくて便利ですね▲上ノ国町の街中にあるラウンドアバウト(環状交差点)を通過。このような交差点は信号待ちがなくて便利ですね

 
海辺に沿って国道を進みます▲海辺に沿って国道を進みます


左手に海が広がる中を走行中、いつしか上ノ国町から江差町へ入りました。
左前方に見える「かもめ島」の姿がだんだん大きくなってきます。

 
あと少しで到着!▲あと少しで到着!


左手は海岸ですが、右手には住宅などの建物が多く立ち並ぶようになりました。
レトロな街並として整備された「いにしえ街道」へ進む交差点を過ぎるとすぐに国道は大きく右へ曲がりますが、ここで左折。

 
国道から離れ1分程度で「かもめ島」へ到着。正確には「かもめ島」の手前です▲国道から離れ1分程度で「かもめ島」へ到着。正確には「かもめ島」の手前です


「かもめ島」は北海道本土と砂洲でつながった島。現在は砂洲の上に防波堤や道路があり、島の手前にある砂浜近くまで車で行くことができます。

 
「かもめ島」のシンボル「瓶子岩(へいしいわ)」と赤い鳥居▲「かもめ島」のシンボル「瓶子岩(へいしいわ)」と赤い鳥居


海にある赤い鳥居。安芸の宮島みたい!?
実は「かもめ島」の島内には神社があり、その名前は厳島神社。
ご縁がありますね(^^)

 
「瓶子岩」と反対側の海辺には、江差沖で座礁沈没した幕末の軍艦、開陽丸を原寸大で復元した「開陽丸記念館」もあります▲「瓶子岩」と反対側の海辺には、江差沖で座礁沈没した幕末の軍艦、開陽丸を原寸大で復元した「開陽丸記念館」もあります


「かもめ島」には島内を巡る散策路があり、ゆっくり歩いて2時間くらいで島をぐるりと一周できます。
日没までの時間が許す限り、ゆったり島で過ごしました。

○かもめ島の様子は北海道Likersのこちらの記事で!
自然と歴史につつまれた江差町のシンボル「かもめ島」

今回はここまで。
次回は江差町の「いにしえ街道」を通ったのち、江差町を後にしてせたな町の「太田神社」まで進みます。
途中の乙部町や八雲町熊石地区で楽しめる絶景の海岸や海辺の奇岩が見どころですよ♪
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  • ぐるり北海道一周【38】松前→江差:道南島めぐり~小島と大島を眺め、弁天島からかもめ島へ
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