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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【36】函館→知内:函館山を横目に津軽海峡沿岸をドライブ




北海道の海岸線沿いを時計回りにぐるりと一周する連載企画。
第36回目となる今回は、津軽海峡の沿岸をドライブ。
函館市の函館フェリーターミナルを出発し、知内町にある「道の駅 しりうち」まで進みます。

途中、北斗市の「茂辺地(もへじ)北斗星広場」で懐かしのブルートレインを見学し、木古内町の「みそぎ浜」や知内町の「イカリカイ駐車公園」などで津軽海峡の眺めを楽しみます。

函館山を横目に見つつ、青森県の下北半島や津軽半島を遠望する心地のよい車の旅です。

 
みそぎ浜から眺めた津軽海峡▲みそぎ浜から眺めた津軽海峡

 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:函館市 函館港(函館フェリーターミナル) → 知内町 道の駅しりうち
・函館港 → 茂辺地北斗星広場 : 海越しに見える函館山にお別れを
・茂辺地北斗星広場 → 道の駅 みそぎの郷きこない : 海を渡る歴史ロマンを感じる
・道の駅 みそぎの郷きこない → イカリカイ駐車公園 : みそぎを済ませ!?いざ出発
・イカリカイ駐車公園 → 道の駅しりうち : 行き交う列車の眺めを楽しめる道の駅へ


 
茂辺地北斗星広場に展示保存されているブルートレイン▲茂辺地北斗星広場に展示保存されているブルートレイン


※今回の記事内の写真は一部別日程で撮影したものを使用しているため、写真により空の色あいや天候の雰囲気が異なります。

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。
・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:函館市 函館港(函館フェリーターミナル) → 知内町 道の駅しりうち


 
今回のルートはこちら(Google My Maps)▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


函館市 函館港(函館フェリーターミナル) → 知内町 道の駅しりうち
走行距離 約71km
所要時間 約1時間50分(途中の休憩や観光時間を除く)


○詳細のルートマップはこちらをクリック
ぐるり北海道一周【34】~
ぐるり北海道一周【25】~
ぐるり北海道一周【19】~
ぐるり北海道一周【11】~
ぐるり北海道一周【1】~

○前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【35】立待岬→函館港:函館山や元町を巡る函館観光ドライブ


ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)▲ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)

 

函館港 → 茂辺地北斗星広場 : 海越しに見える函館山にお別れを

函館港 → 茂辺地北斗星広場
走行距離 約15km
所要時間 約25分


今回のスタート地点は、函館市と北斗市の市境近くにある函館フェリーターミナル。

 
青森や大間へ向かうフェリーが発着▲青森や大間へ向かうフェリーが発着


フェリーターミナルを出発すると、すぐに函館市から北斗市へ入ります。
しばらくは交通量が多い片側2車線の道路で、沿道に港湾施設や郊外型の商業施設が立ち並ぶ中を進みます。

国道228号に入り、スーパーや温浴施設などがある付近でちょっと立ち寄りタイム。
訪れたのは、北斗市七重浜の道路脇にある「台風海難者慰霊碑(洞爺丸慰霊碑)」です。


台風海難者慰霊碑(洞爺丸慰霊碑)


1954(昭和29)年、台風15号(通称:洞爺丸台風)の影響で洞爺丸など5隻の青函連絡船が函館湾に沈没し、死者・行方不明者1430名にのぼるという大惨事が起きました。

この慰霊碑は、多くの人が流れ着いたというこの地に事故翌年に建立されました。

 
函館湾に向かい、どの方角に連絡船が沈没したのかを示す案内表示▲函館湾に向かい、どの方角に連絡船が沈没したのかを示す案内表示

 
▲地面にもあります▲地面にもあります


慰霊碑に手を合わせたのち、すぐ目の前の浜辺まで行ってみます。

 
洞爺丸が沈んだという方角。晴天ならこんなに穏やかでキレイな景色なのですけどね……▲洞爺丸が沈んだという方角。晴天ならこんなに穏やかでキレイな景色なのですけどね……

 
船が多数浮かぶ函館湾。左手に見える山は函館山です▲船が多数浮かぶ函館湾。左手に見える山は函館山です


ちょっとしんみりしてしまいましたね。
車の運転もより慎重にしようと気が引き締まりました。

再びハンドルを握り、しばらく函館湾を左手に見ながら進みます。

 
上磯地区では、セメント工場の積み出し施設が函館湾の中ほどまで伸びています▲上磯地区では、セメント工場の積み出し施設が函館湾の中ほどまで伸びています


湾曲した函館湾をぐるりと回るように進んでいるため、函館山の姿はいつしか海を挟んだ対岸に見えるようになってきました。

 
よい眺めの場所に駐車帯がありました♪▲よい眺めの場所に駐車帯がありました♪

 
函館山の左側に函館市街地も見えます。右手海の先の島影は青森県の下北半島です▲函館山の左側に函館市街地も見えます。右手海の先の島影は青森県の下北半島です


駐車帯から少し進むと茂辺地地区へ到着。
国道を離れ、住宅街の奥のほうにある「茂辺地北斗星広場」へと向かいます。

 
廃校となった元学校敷地を活かした「茂辺地北斗星広場」▲移設した学校の跡地を活かした「茂辺地北斗星広場」

 

茂辺地北斗星広場 → 道の駅 みそぎの郷きこない : 海を渡る歴史ロマンを感じる

茂辺地北斗星広場 → 道の駅 みそぎの郷きこない
走行距離 約21km
所要時間 約30分


洞爺丸台風の惨事をきっかけに青函トンネルの建設構想が進み、1988(昭和63)年に青函トンネルが開通しました。
開通と同時に走り始めた列車の一つが、寝台特急「北斗星」です。

 
寝台特急はブルートレインと呼ばれ親しまれてきました▲寝台特急はブルートレインと呼ばれ親しまれてきました


「北斗星」は長年上野駅と札幌駅を結んでいましたが、北海道新幹線の開通を機に廃止。
解体される予定だった「北斗星」の車両を、北斗市の有志が中心となりクラウドファンディングを成功させ、保存展示しているのが「茂辺地北斗星広場」です。

 
曜日や時間帯が限られますが、車両内を見学することも可能。寝台に寝っ転がれちゃいます♪▲曜日や時間帯が限られますが、車両内を見学することも可能。寝台に寝っ転がれちゃいます♪

 
こうして座ると旅情溢れる汽車旅をしているかのよう!?▲こうして座ると旅情溢れる汽車旅をしているかのよう!?


懐かしのブルートレイン。
何度もお世話になった「北斗星」の車両を目にし、旧友に再会したかのような気分です。

感傷にふけたのち、再びハンドルを握ります。

 
海辺の道をひた走ります。函館山が左後方、だいぶ遠くなりました▲海辺の道をひた走ります。函館山が左後方、だいぶ遠くなりました


北斗市から木古内町へ入ると、左手に船のモニュメントが見えてきました。
「サラキ岬」です。

 
徳川幕府がオランダに発注して造らせた軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」のモニュメント▲徳川幕府がオランダに発注して造らせた軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」のモニュメント


モニュメントや咸臨丸終焉記念碑、史跡看板などが設置されているほか、オランダ建造にちなみチューリップの花壇も整備されています。

 
津軽海峡を見渡せます▲津軽海峡を見渡せます


1871(明治4)年に、咸臨丸は現在の宮城県の松島湾から函館を経由して小樽へ向かう途中、この岬の沖合の岩礁帯に乗り上げて座礁。乗客・乗員は救助されたものの、船は沈没したそうです。

 
訪れたのは10月中頃。当然チューリップは咲いていませんが穏やかな雰囲気▲訪れたのは10月中頃。当然チューリップは咲いていませんが穏やかな雰囲気


北海道と本州を行き来するには海を渡るしか手段がなかった昔を思えば、新幹線に乗ってトンネルをくぐる今の時代はなんてラクチンなのだろうと感じてしまいます。

○北海道Likersのこちらの記事もチェック
咸臨丸が眠るサラキ岬で、幕末維新の歴史に想いを馳せる

サラキ岬を後にし、10分程度走ると木古内町の街中へ到着します。

 
新幹線が停まる木古内駅前にある「道の駅 みそぎの郷きこない」で休憩▲新幹線が停まる木古内駅前にある「道の駅 みそぎの郷きこない」で休憩

 

道の駅 みそぎの郷きこない → イカリカイ駐車公園 : みそぎを済ませ!?いざ出発

道の駅 みそぎの郷きこない → イカリカイ駐車公園
走行距離 約17km
所要時間 約25分


 
みそぎの郷きこない


この道の駅には観光案内スペースや売店のほか、地産地消のレストランや人気のパン屋などがあります。

○北海道Likersのこちらの記事も参考にどうぞ
観光コンシェルジュがいる道の駅「みそぎの郷きこない」
「どうなんde's Ocuda Spirits」北海道新幹線駅近くのおいしい新店①
 

パン屋「コッペん道土(どっと)」の人気商品「ぱくぱく塩パン」(左側の中央手前)などを購入▲パン屋「コッペん道土(どっと)」の人気商品「ぱくぱく塩パン」(左側の中央手前)などを購入


塩パンの塩は木古内町の特産品のうちの一つで、津軽海峡からくみ上げた海水をじっくり炊いて作られた「みそぎの塩」。
施設内で販売されているソフトクリームなどにも「みそぎの塩」が使われています。

ちなみに道の駅の名称にもなっている「みそぎ」とは、木古内町で毎年1月中旬に開催される神事「寒中みそぎ祭り」にちなんでいます。

 
「寒中みそぎ祭り」の舞台となる「みそぎ浜」。道の駅から車で2、3分です▲「寒中みそぎ祭り」の舞台となる「みそぎ浜」。道の駅から車で2、3分です


寒中での水浴びなど到底できない軟弱者の私は、みそぎの郷で塩パンを食べ、食後のデザートに塩ソフトを味わい、最後に「みそぎ浜」へ訪れることで私流の「みそぎ」を……♪

 
みそぎ浜からはサラキ岬の先に函館山も見えました▲みそぎ浜からはサラキ岬の先に函館山も見えました


「みそぎ」を済ませたら!?木古内町を後にし、隣町の知内町へ向かいます。

国道は知内町の街中から山間へと進むため、途中で国道を離れて海沿いの道を進みます。

 
車窓左手に広がる津軽海峡。海の向こう左側の陸地が下北半島で、右側の岩礁のはるか先が津軽半島です▲車窓左手に広がる津軽海峡。海の向こう左側の陸地が下北半島で、右側の岩礁のはるか先が津軽半島です


小谷石(こたにいし)地区にある「イカリカイ駐車公園」でひと休み。

 
イカリカイ駐車公園周辺は岩場の海岸。なかなか絶景!▲イカリカイ駐車公園周辺は岩場の海岸。なかなか絶景!

 
岩場まで下りることも可能。遠くに下北半島と津軽半島を眺めつつ、足元近くでは魚の姿も見ることができます▲岩場まで下りることも可能。遠くに下北半島と津軽半島を眺めつつ、足元近くでは魚の姿も見ることができます


沖合に浮かぶイカリカイという小島から名付けられた駐車公園。
夏は駐車場脇の砂利サイトでキャンプもできるので賑わうそうですが、晩秋ともなれば人影はほぼなし。
一人静かに、絶景の津軽海峡秋景色を満喫しました。

 

イカリカイ駐車公園 → 道の駅しりうち : 行き交う列車の眺めを楽しめる道の駅へ

イカリカイ駐車公園 → 道の駅しりうち
走行距離 約18km
所要時間 約30分


小谷石地区から先、隣町の福島町岩部地区までの間は険しい海岸線が続き、人家がないどころか道路もありません。

 
小谷石地区の行き止まり付近▲小谷石地区の行き止まり付近

 
小谷石地区の山側の行き止まりにある矢越(やごし)山荘。廃校になった小学校を活用した施設で、体験学習やイベント、登山基地として利用されています▲小谷石地区の山側の行き止まりにある矢越(やごし)山荘。廃校になった小学校を活用した施設で、体験学習やイベント、登山基地として利用されています


一般の人が行くことができる小谷石地区の海側と山側の終点へ行ったら折り返し。
知内町の街中へ一旦戻り、山を越えて福島町へと進みます。

 
右手に海を見ながら知内町の街中へ戻ります▲右手に海を見ながら知内町の街中へ戻ります


再び国道に入り、福島町方面へ向かいます。

 
海から離れ、左右に畑などが広がる中を進みます▲海から離れ、左右に畑などが広がる中を進みます


海が見えなくなってから20分近くで、今回のゴール地点「道の駅 しりうち」へ到着。


道の駅 しりうち


道の駅のすぐ脇を新幹線が通っています▲道の駅のすぐ脇を新幹線が通っています


今回はここまで。
次回は北海道最南端へ到達!
「道の駅 しりうち」などで新幹線見物をしたのち、福島町の岩部地区や松前町にある北海道最南端の「白神岬」などを経由して、松前城天守閣がある「松前公園」まで向かいます。
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  • ぐるり北海道一周【36】函館→知内:函館山を横目に津軽海峡沿岸をドライブ
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