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公開 | 小西 由稀

昆布の産地で生まれた、ナッツとコンブの罪悪感のないおやつ「NutsKo」

昆布とナッツのNutsKo


ついつい手が伸びてしまう!
「NutsKo(ナツコ)」をつまんで頬張ると、ナッツ類の香ばしさ、真昆布の旨味、海藻のほどよい塩味が広がり、合間に感じるレーズンの甘味がまたいい仕事をするんです。
 
NutsKoは、昆布の産地・函館市尾札部(おさつべ)で生まれた自然素材のおやつ。
 
ナッツとドライフルーツの組み合わせは珍しくありませんが、そこに昆布や海藻を加えるアイデアは産地ならでは。しかも、おいしい!
 
NutsKoを開発・販売する尾札部の「能戸フーズ」を訪ねました。

 

昆布の魅力を伝えたい!
使命感を抱いて起業

 
能戸フーズは、函館で水揚げされる真昆布やがごめ昆布を生かした商品開発・販売を行っています。会社を立ち上げたのは、笑顔の素敵な能戸圭恵さん。


能戸フーズの社長、能戸さん▲4人のお子さんがいるお母さんでもある能戸さん。義理の父親が経営していた水産加工会社で販売を担当後、2014年に同社を設立
 

「私自身、昆布が大好きなんです。嫁いできて、天然真昆布のだしの旨味を知って感激し、がごめ昆布のおいしさや栄養成分、模様の美しさに魅せられました。昆布こそ、日本が誇るスーパーフードだと思っています」。
 
尾札部は小さな漁師まち。沖合では親潮と黒潮が混ざり、広葉樹の山からミネラル分が川から海へと流れ込みむなど、栄養が豊富。
 
さらに日照時間が長く、昆布の生育条件が揃っていて、古くから高品質の真昆布、がごめ昆布がとれる場所として知られていました。かつて朝廷や将軍家に献上されたことから、「献上昆布の里」とも呼ばれています。


尾札部の海

 
「うちのスタッフは10名全員女性で、“昆布従事者”。夫や家族が昆布漁をしているので、漁のある夏場は早朝から昆布干しを手伝ってから出社しています」。
 
真昆布は関西や北陸方面への出荷が多く、日本料理店などでだし用に使われるほか、塩昆布や佃煮、とろろ昆布に加工されるため、スーパーなど店頭で真昆布を見かけることは少ないといいます。
 

能戸さん


「せっかく自分たちが育んできた良質な昆布を、もっと自分たちの手で広めたい。でも、料理をする人が減っている現代は、料理に昆布を取り入れてもらうのは簡単ではない。それであれば、産地だから発信できる昆布の楽しみ方、食べ方がきっとあるはず」。
 
その思いが、NutsKoという人気商品が生まれるきっかけになりました。
 
 

昆布をそのまま楽しめるおやつを
女性目線を生かしたオリジナル商品

 
大前提として、自分たちが食べたいものをつくろう。女性が喜ぶような美容や健康に良いもの。そして、自分たちの子どもに安心して食べさせられるおやつ感覚の商品。この3つのコンセプトをベースに考えたのが、昆布×ナッツ×レーズンという組み合わせでした。


NutsKoの中身▲アーモンド、カシューナッツ、くるみ、マカダミアナッツ、かぼちゃの種、レーズン、真昆布、がごめ昆布、ふのり、ダルスが入っている。ナッツ類は無塩
 

「砂糖や塩は使わず、自然由来のおいしさを感じられる素材を厳選。せっかくなら種類を多く入れ、10種類の素材を組み合わせています。昆布や海藻は地元産です。
 
真昆布やがごめ昆布は硬いので、ナッツと一緒に食べて、同じくらいに食べ終わるように、細切りや刻んだものを使っています」というこだわりよう。


能戸さん
 

さらに、ひと袋ずつすべて手作業で詰めているといいます。
 
「全種類をまぜたり、袋詰めを機械化にしても、10種類が入らない可能性があるからです。しかも、試作と試食を繰り返して見つけた味のバランスも大切にしているので、1種類ずつ計量して袋詰めしています」。
 

1種類ずつ計量しながらベストバランスを手で詰める

 
その狙い通り、さまざまな味わいと食感が楽しく、ひと袋ペロリと食べてしまう。しかも、罪悪感とは無縁。小腹を満たすおやつにも、お酒のお供にも、函館みやげにもぴったり。
 
ちなみに、NutsKoに入っているダルスとは、海藻の一種で海苔の仲間。シャキシャキとした食感と磯の風味がクセになり、栄養成分にも注目が集まる北海道の新たなスーパーフードです。
 

海藻ダルス▲「まだ知られていないダルスを広めたい」と能戸さん
 

昆布と共に生きる自分たちだからこそ、時代と歩調を合わせながら、新しい形で昆布のおいしさを伝え続けていきたい。
 
「うちが魅力的な商品をつくることで、昆布の良さを再確認してもらうきっかけになるだけではなく、尾札部のPRになって、ここに来てみたい、ここで働いてみたいという人が増えるかもしれない。
 
そんな産地ならではの昆布商品を、女性の視点を生かしながら、楽しみながら、つくっていきたいですね」と、能戸さん。

 
能戸さん
 

今後の新商品も楽しみです!
 

能戸フーズの商品▲道南・七飯町のリンゴのドライフルーツと真昆布、レーズンを組み合わせた「RinKo」、道南・厚沢部町の黒豆と真昆布が入った「MameKo」、採れたてがごめ昆布でつくった「ねばるん」

 

関連リンク 

昆布村(能戸フーズのオンラインショップ) 
昆布村Facebookページ 
 
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  • 昆布の産地で生まれた、ナッツとコンブの罪悪感のないおやつ「NutsKo」

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Writer

小西 由稀

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