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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【34】恵山→立待岬:恵山山麓から函館山山麓へ、断崖絶壁の海岸線を行く




小樽を起点に北海道の海岸線沿いを時計回りにぐるりと一周!
連載企画の第34回目となる今回はついに函館市街地へ。

函館市南東部にある恵山の「火口原駐車場」を出発し、
函館山の麓にある観光名所「立待岬」まで向かいます。

断崖絶壁の海岸線沿いを素掘りのトンネルが続く区間をはじめ、
北海道~本州間の最短区間となる汐首岬、湯の川温泉と津軽海峡を見渡す大森浜など、見どころもいっぱい♪
風光明媚な区間を走ります。

 
立待岬からの眺めは最高!天候次第で津軽海峡越しに青森県もよく見えます▲立待岬からの眺めは最高!天候次第で津軽海峡越しに青森県もよく見えます

 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:函館市 恵山 火口原駐車場 → 函館市 立待岬
・恵山 火口原駐車場 → 日浦洞門 : 素掘りのトンネルが続く豪快なルート
・日浦洞門 → 汐首岬 : 本州に一番近い岬へ
・汐首岬 → 啄木小公園 : 湯の川温泉を過ぎ、いよいよ函館市街地へ
・啄木小公園 → 立待岬 : 津軽海峡を見渡す函館の絶景スポットへ


 
素掘りのトンネルを通過。なかなか強烈なインパクトがある道路です▲素掘りのトンネルを通過。なかなか強烈なインパクトがある道路です


※今回の記事内の写真は一部別日程で撮影したものを使用しているため、写真により空の色あいや天候の雰囲気が異なります。

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。
・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:函館市 恵山 火口原駐車場 → 函館市 立待岬


 
今回のルートはこちら(Google My Maps)▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


函館市 恵山 火口原駐車場 → 函館市 立待岬
走行距離 約51km
所要時間 約1時間30分(途中の休憩や観光時間を除く)


○詳細のルートマップはこちらをクリック
ぐるり北海道一周【34】~
ぐるり北海道一周【25】~
ぐるり北海道一周【19】~
ぐるり北海道一周【11】~
ぐるり北海道一周【1】~

○前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【33】鹿部→函館恵山:恵山を目指して太平洋から日本海へ

 
ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)▲ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)

 

恵山 火口原駐車場 → 日浦洞門 : 素掘りのトンネルが続く豪快なルート

恵山 火口原駐車場 → 日浦洞門
走行距離 約15km
所要時間 約30分


今回のスタート地点は、函館市南東部にある活火山、恵山の「火口原駐車場」。
恵山の山麓を後にし、函館山の麓にある立待岬を目指します。

 
駐車場からは水蒸気などが噴き出す迫力ある風景が目の前に広がります▲駐車場からは水蒸気などが噴き出す迫力ある風景が目の前に広がります


○北海道Likersのこちらの記事もチェック!
恵山に登山!気軽に登れる函館の活火山で、奇岩と海を見渡す迫力ある絶景を
山裾が真っ赤に染まる、函館市東部にある恵山の「つつじ」

まずは山を一気に駆け下りて海辺へ。

 
さらば恵山!▲さらば恵山!


海辺に連なる住宅の間の細い道を通り抜け、国道278号へ合流。
「道の駅 なとわえさん」を通過し、数分走ったら国道を左折。
かなり壮大な景観が広がる日浦トンネル方面へと向かいます。

 
高さ制限あり、落成の恐れあり、通行注意。どんだけすごい道路なのでしょう…▲高さ制限あり、落石の恐れあり、通行注意。どんだけすごい道路なのでしょう…


片側1車線ずつの広い道でしたが、いつしか道幅が狭くなり、両側に住宅や商店が並ぶ中を進むようになりました。

 
住宅街を進んでいるかのよう▲住宅街を進んでいるかのよう

 
目の前に山が迫ってきました▲目の前に山が迫ってきました

 
この細い道を路線バスが通ります▲この細い道を路線バスが通ります


住宅が途切れ左に海が見えてくると車窓の景色は一変!
右は高い崖、左は海。
車のすれ違いにちょっと神経使いそうな細い道が、海岸線に忠実に寄り添うように続きます。

 
なかなか眺めよし!でも道幅が細く見通しの悪いカーブが続くこともあり脇見に注意▲なかなか眺めよし!でも道幅が細く見通しの悪いカーブが続くこともあり脇見に注意

 
崖が間近に。落石注意の案内に納得▲崖が間近に。落石注意の案内に納得


この道路は、険しい海岸線が続く日浦海岸沿いの元国道278号。

1985(昭和60)年に山側をトンネルで貫く新道ができてからは道道41号となりましたが、
沿道の集落を通過することもあり、今も現役の道路で路線バスもここを走ります。

 
車窓からこんな壮大な風景を楽しめます▲車窓からこんな壮大な風景を楽しめます


山側には採石場の跡地があります。ドラマや特撮映画にでも出てきそうな光景です▲山側には採石場の跡地があります。ドラマや特撮映画にでも出てきそうな光景です


海岸線に沿って右に左にとカーブをしながら進むと、縦長のかまぼこ型の日浦トンネルが現れました。
このトンネル、なんと素掘りなんです!

 
日浦トンネルは連続する7つの素掘りの短いトンネルの総称。日浦1号トンネルから日浦7号トンネルまであります▲日浦トンネルは連続する7つの素掘りの短いトンネルの総称。日浦1号トンネルから日浦7号トンネルまであります


1929(昭和4)年に開通したこの道路、断崖絶壁の硬い岩盤を砕いて建設されました。
対向車とすれ違うのは困難なトンネル。
トンネル前後やトンネル間で多少道幅が広くなっている箇所があり、ここで対向車と行き交います。

 
内壁を覆うように鉄骨のガードがありますが、一部は何もなく素掘りの岩肌の形が見える場所も▲内壁を覆うように鉄骨のガードがありますが、一部は何もなく素掘りの岩肌の形が見える場所も

 
どこかへ探検に出かけたか、遊園地のアトラクションにでも乗っているのかと思うようなトンネル内▲どこかへ探検に出かけたか、遊園地のアトラクションにでも乗っているのかと思うようなトンネル内


豪快というか迫力あるというか、なかなか驚きの元国道です。
何よりも衝撃的なのは、ここを路線バスが通るということ。

 
日浦トンネルを抜ける路線バス。トンネル内はバス一台でいっぱいな大きさ▲日浦トンネルを抜ける路線バス。トンネル内はバス一台でいっぱいな大きさ


ここが北海道第3の都市函館市内とは思えない自然景観と迫力感を楽しめます。

 

日浦洞門 → 汐首岬 : 本州に一番近い岬へ

日浦洞門 → 汐首岬 : 本州に一番近い岬へ
走行距離 約11km
所要時間 約15分


7つの日浦トンネルを抜けるとすぐに238号へ合流。
対向車とすれ違うのに一時停止しないで走ることができる道路がなんて快適なんだろう、と感じてしまいます。

日浦トンネル出口からほどなくして見える日浦岬付近を見学したのち、次は汐首地区にある汐首岬を目指します。

 
日浦岬付近の景観▲日浦岬付近の景観

 
柱状節理の岩肌が荒々しいです▲柱状節理の岩肌が荒々しいです


この先しばらく国道を進み、戸井地区を通過。

戸井といえばマグロ。
津軽海峡を挟んで反対側の青森県で水揚げされると大間のマグロ。
美味しいに決まってます♪

食べたい気持ちは山々ですが…、先を急ぎます。

 
汐首地区へ。左は海、右の崖上には灯台が見えてきました▲汐首地区へ。左は海、右の崖上には灯台が見えてきました

 
国道沿いの海側に乗用車数台を停められる駐車場があります。灯台側は晴れているのに海側は霧で真っ白…▲国道沿いの海側に乗用車数台を停められる駐車場があります。灯台側は晴れているのに海側は霧で真っ白…


汐首岬は北海道と本州の最短区間。
青森県の下北半島の大間岬まで、わずか17km少々しかありません。

 
こんな海霧では当然下北半島は見えません…。看板を見て気分だけ近さを実感▲こんな海霧では当然下北半島は見えません…。看板を見て気分だけ近さを実感

 
灯台側はこんな青空なのに…、不思議です▲灯台側はこんな青空なのに…、不思議です


灯台の直下に古いコンクリートの塊があります。
これは、かつて建設されたものの実用化されることがなかった鉄道路線、戸井線の廃線跡。
汐首地区周辺には数多く鉄道遺構が残っていて、数分歩いたところにはこんな見事なアーチ橋も残っています。

 
古代ローマの水道橋のようなアーチ橋。絵になります♪▲古代ローマの水道橋のようなアーチ橋。絵になります♪


○北海道Likersのこちらの記事もチェック!
廃線跡巡り~函館市内に数多く残る戸井線の痕跡を訪ねて~

 

汐首岬 → 啄木小公園 : 湯の川温泉を過ぎ、いよいよ函館市街地へ

汐首岬 → 啄木小公園 : 湯の川温泉を過ぎ、いよいよ函館市街地へ
走行距離 約20km
所要時間 約30分


汐首岬を後に、函館市街地へと向かいます。

 
海辺を快走!海の遠くは霧がかかったままですが陸地近くの海霧は晴れてきました▲海辺を快走!海の遠くは霧がかかったままですが陸地近くの海霧は晴れてきました


国道は時折山側の新道を進みますが、元国道の旧道を進みます。

 
旧道で見かけた「白い浜」という名のバス停。なんかキレイでステキな名前♪でも、白い浜ってどこにあるの?▲旧道で見かけた「白い浜」という名のバス停。なんかキレイでステキな名前♪でも、白い浜ってどこにあるの?

 
住宅の間にベンチが。案内表示によると、背後に見える標高243mの「釜谷富士」の眺望スポットのようです。粋な計らい(^^)▲住宅の間にベンチが。案内表示によると、背後に見える標高243mの「釜谷富士」の眺望スポットのようです。粋な計らい(^^)


再び国道へ戻り海辺を進みます。
周囲には住宅など建物が増えてきて、だんだんと街へ近づいてきている印象。

 
遠くに函館山が見えてきました!▲遠くに函館山が見えてきました!


函館空港の案内表示が見えてくると交通量が増えてきて、今までの大自然の風景とは一変。
道路は片側2車線となり、乗用車やバス、トラックなどがバンバン行き交います。

左右に大型ホテルが立ち並ぶ湯の川温泉を通り抜け、左右に飲食店など商業施設が並ぶ中を進みます。

次は、この先左側にある啄木小公園で小休止。

 
公園の名前のごとく、函館を愛した石川啄木の像があります。薄い海霧の先に見えるのは函館山とこれから向かう立待岬▲公園の名前のごとく、函館を愛した石川啄木の像があります。薄い海霧の先に見えるのは函館山とこれから向かう立待岬

 
ハマナスが植えられ、規模が小さいながらも美しい公園です▲ハマナスが植えられ、規模が小さいながらも美しい公園です


目の前に広がるのは津軽海峡。
天候に恵まれれば下北半島がくっきり見えます。
夜になれば漁火も。

 
大森浜と呼ばれている砂浜へ下りることもできます▲大森浜と呼ばれている砂浜へ下りることもできます

 
湯の川温泉のホテル群が遠くに見えます▲湯の川温泉のホテル群が遠くに見えます


訪れたのは真夏。
砂浜に出て散策を楽しむ人たちがたくさんいました。
函館市街地にありながら、なかなか風光明媚な海岸です。

 

啄木小公園 → 立待岬 : 津軽海峡を見渡す函館の絶景スポットへ

啄木小公園 → 立待岬 : 津軽海峡を見渡す函館の絶景スポットへ
走行距離 約5km
所要時間 約15分


ここまで来たら、立待岬まではあとわずか。
とはいえ距離は短いものの、交通量が多いうえ細い道もあるため少し時間がかかります。

 
海寄りの道を進み、再び大森浜を遠望▲海寄りの道を進み、再び大森浜を遠望

 
函館山の山頂とともに、立待岬が目の前に見えてきました▲函館山の山頂とともに、立待岬が目の前に見えてきました


古くからあると思われる街並を通り過ぎ、いつしか道路は一方通行に。
坂道を登り、石川啄木一族の墓がある墓地を通り抜けると、まもなく立待岬に到着です。

 
函館山の麓の断崖にある立待岬▲函館山の麓の断崖にある立待岬

 
函館市街地を一望!▲函館市街地を一望!


津軽海峡に飛び出したように位置する函館山。
山の南側の海岸線は険しい海岸線が続き、道路はありません。
東側はここ、立待岬で行き止まりです。

 
天気がよい日は下北半島や津軽半島も見えます。左は汐首岬方面、右は青森県の大間岬です▲天気がよい日は下北半島や津軽半島も見えます。左は汐首岬方面、右は青森県の大間岬です


心地よい潮風を頬に浴びつつ、海峡を行き交う船と遠くの陸地に漠然とした何かの想いを感じ、妙にセンチメンタルな気持ちになりながらぼんやりと。

 
海を眺めていると時が経つのも忘れそう▲海を眺めていると時が経つのも忘れそう


函館の街中がすぐそこにも関わらず、こんな自然豊かで開放的な雰囲気の場所があるなんて。
過去訪問したことがあるものの、改めてよい場所だなと実感。

 
ちょうどよい場所にベンチが♪特等席ですね▲ちょうどよい場所にベンチが♪特等席ですね


今回はここまで。
次回は思いきり函館観光!

立待岬を後にして函館山山頂まで進んだのち、函館ハリストス正教会など函館観光のド定番スポットのド真ん中を通り抜け、外国人墓地などがある函館山西側の行き止まりへ。

その後、金森倉庫や明治館などがあるベイエリアを通過し、青森行フェリーが発着する函館フェリーターミナルまで向かいます。

走行距離は短いものの、見どころがギューッとつまったルートです。
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