北海道情報サイト「北海道ライカーズ」北海道情報サイト「北海道ライカーズ」

what likers

Icon search探す

公開 | 小西 由稀

情熱の仕事人。スポーツを通じて健康と幸せを提供する。株式会社SVOLME「渡邉祐二」

SVOLME渡邉祐二さん


ビビットな色合いやグラフィックセンスを使い、これまでにない日本発のスポーツウェアを展開しているアパレルブランド&会社「SVOLME(スボルメ)」。
渡邉祐二さんはその代表であり、デザイナーも務めています。
 
SVOLMEは、プロフットサルチーム「エスポラーダ北海道」のユニフォームサプライヤー、「北海道マラソン」のゴールドスポンサーでもあり、北海道のスポーツシーンと縁浅からぬブランドです。
 

SVOLMEのサッポロファクトリー店▲サッポロファクトリー内の直営店「SVOLME SAPPORO FACTORY」。道内の大手スポーツ用品販売店でも取り扱いがある
 
 

サッカー少年がアパレルの世界へ
ブランドの服をほどき型紙に!?

渡邉さんの原点はフットボールにあります。
 
「父親の影響で、5歳の時にサッカーのクラブに入り、以来20代前半までずっとサッカー漬けの毎日です」と、渡邉さん。


SVOLME渡邉さん▲1977年、東京都生まれ。國學院久我山高校、國學院大學を卒業し、文化服装学院服飾研究科へ。その後、アパレル会社で経験を積み、2006年に株式会社VOLUME(現、株式会社SVOLME)を設立
 

高校も大学もサッカーの名門校に進学。毎日ジャージと制服で過ごしてきた生粋のサッカー少年が、いつ、どんなきっかけでアパレルの世界に興味を持ったのでしょう?
 
「高校時代、仲が良かった友人が着ていた私服に影響され、ファッションに興味を持ち始めたのがきっかけです。高校3年にもなると、プロサッカーの世界で通用するのは難しいと自分ではわかるので、大学に入ってからアパレルに進みたいと思い始めました」。
 

SVOLME渡邉祐二さん▲この日も全身、最新のSVOLMEコレクションを着こなしていた渡邉さん
 

好きになると一直線。大学時代には、好きなブランド「コム・デ・ギャルソン」のパンツやシャツをほどいて、その型どおりに生地を切って、洋服を仕上げたという渡邉さん。
 
しかも、洋服欲しさではなく、縫製の手順や型紙の取り方など、デザインの勉強のためというから、探究心の強さに驚きます。
 
「将来はものづくりをしたかったので、デザインをきちんと学びたかったんです」。


SVOLME渡邉祐二さん
 

そのため、大学卒業後は文化服装学院に入学し、1年間かけてワンピースにパンツ、スカート、シャツ、スーツ、コートの設計からデザイン、作製までをみっちり身体に叩き込みました。
 
「毎日服づくりに追われ、バイトをする暇さえなく、この1年間が一番つらかったです(笑)」。
 
その後、アパレルの商社に就職。約4年間、ファッション業界の仕事のいろはを学び、満を持して、次のステージへと向かいます。
 
 

SVOLMEを立ち上げ、起業
ユーザー目線のデザインと品質

独立を考えた時、前職でかかわっていた女性向けのアパレルブランドを立ち上げれば、そのまま数字をつくれる自信はあったものの、お世話になった会社に応援してもらえるジャンルで起業したい。
 
それなら本当にやりたいこと、得意とすることをカタチにしよう。その時に頭に浮かんだのは、長年本気で取り組んできたサッカーのこと。
 

SVOLMEのTシャツ▲草サッカーチームに入っていた社会人時代、サッカー大会用にと渡邉さんがデザインしたTシャツが、手売りで1,000枚完売したことも!こちらはSVOLME立ち上げ時に発売したTシャツ

 
「自分もそうでしたが、既存のブランドだと欲しいサッカーウェアがないと感じていたことも大きかったですね」。
 
スポーツシーンに、着心地の良さとデザインの楽しさを取り入れたアイテムを送り出したい。2006年にサッカー・フットサルブランド「SVOLME」を立ち上げました。
 
ブランド名の由来は、SOCCER VOLUME。直訳すると、サッカーの容量。サッカーという計り知れないほど大きく、また底が見えないほど深いスポーツの形を表現したブランド。それが、SVOLME(=底なし)です。
 

SVOLMEのウェア


SVOLMEのウェア▲右胸にあるSVOLMEのロゴは家紋をイメージし、6つの星は6大陸を表現している
 

スポーツアパレルとしては後発ブランドだったものの、サッカーとフットサルに特化したユーザーファーストの機能性やデザインにより、瞬く間に支持を広げていったSVOLME。タウンユースできるラインも展開し、人気を集めています。
 

SVOLMEのウェア
 

「新しいと楽しいを創造するスポーツブランド」というコンセプトを掲げるSVOLMEでは、3年前からランニングのカテゴリーもスタート。
 
ユーザーの視点を大切にする渡邉さんらしく、自らもランナーであるから表現できる機能性とデザインを融合させ、アスリートからラン愛好者まで、それぞれのステージに合わせた提案をしています。
 

SVOLMEのウェア
 
 

北海道のチームやレースを
共に盛り上げ、成長したい

渡邉さんは、大手との連携が難しいサッカー・フットサルチームのサポートをすることにも力を注いでいます。
 
「単にサポートするだけではなくて、一緒に考え、行動しながら、互いに成長していくような関係性を大切にしています」。
 

SVOLME渡邉さん

 
2009年には、当時Fリーグに参戦するタイミングだったプロフットサルチーム「エスポラーダ北海道」と契約。現在まで10年間、ユニフォームのサプライヤーとしてはもちろん、さまざま企画をチームと一緒に行っています。
 

エスポラーダ北海道▲ホワイトとスカイブルーはエスポラーダカラー。SVOLMEデザインのユニフォームで闘うエスポラーダ北海道の選手たち。(c)ESPOLADA HOKKAIDO 画像提供/一般社団法人エスポラーダ北海道スポーツクラブ

 
「エスポラーダのFリーグ参入10周年記念で、来場者にTシャツをプレゼントした時には、歴代2位の来場者数を記録しました。毎年5月にはジュニアを対象にした北海道大会『エスポラーダ×スボルメカップ』を開催。企画は当社で、運営はエスポラーダにお願いしています」。
 
チームのファン層を広げ、将来を担うフットサル人口を増やす。「サッカー・フットサルに貢献したい」。言葉の端々からその思いを強く感じます。
 
インタビュー中にこんな話もありました。
 

SVOLME渡邉社長


「本州の夏は気候変動で暑すぎて、トレーニングにならない状況。せっかく北海道とのご縁が広がってきているので、北海道に合宿を誘致できる環境をつくることができたら。そう思っています」。
 
また、自ら北海道マラソンを走る渡邉さんは、2016年からSVOLMEが北海道マラソンのゴールドスポンサーとなり、ランナー全員にプレゼントされるTシャツのデザインもしています。
 

SVOLMEデザインの北海道マラソン2019▲北海道マラソン2019参加賞 Tシャツデザイン。星の数が大会の回数(33個)になっている。画像提供/SVOLME

 
「何でもユーザー目線で考えているので、大会運営にも自分が経験して感じたことを提案しています。エイドステーションに揃えるドリンクとか、海外の大会でこんなケアがあって記録が伸びたとか。参加者に喜んでもらえたら嬉しいし、一緒に盛り上げていけるところに価値を感じていますし、それがSVOLMEブランドなのだと思っています」。
 
SVOLMEの今後の目標をうかがいました。
 
「世界ブランドになることです」。
 
そうきっぱりと語る渡邉さん。そのためにさまざまなアプローチを重ねる中、シューズの開発には特に力を入れています。トップアスリートに選ばれる機能性を充実させたサッカーシューズ、ランニングシューズを目指し、スポーツブランドの中で存在感を高めていく。しかも、SVOLMEらしいファッション性も忘れずに。


SVOLMEのシューズ
 

最後にこんな話を教えてくれました。
 
「母校・國學院大學の陸上競技部とオフィシャルパートナー契約を締結したんです。次の箱根駅伝では、SVOLMEのウェアを着て選手が走ります。今から楽しみです!」。
 

SVOLMEデザインの國學院陸上部ユニフォーム▲先輩のデザインを後輩が着て走る!第96回箱根駅伝にご注目を。画像提供/SVOLME
 

SVOLMEを通じて、生活をより豊かなものにしたい。
スポーツシーンで、テレビで、街の中で、SVOLMEのロゴを目にする機会が、今後ますます増えそうです。


SVOLME渡邉祐二さん

 

関連リンク

SVOLME  
エスポラーダ北海道 

 
この記事をSNSでシェアしよう!
  • 情熱の仕事人。スポーツを通じて健康と幸せを提供する。株式会社SVOLME「渡邉祐二」

F3ea6fa5 2971 4d12 8e62 077dc40dce4f

Writer

小西 由稀

Title
Close