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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【32】八雲→鹿部:車窓のお供は駒ケ岳、道南の歴史と自然を巡る

駒ケ岳


北海道の海岸線沿いを時計回りにぐるりと一周する連載企画。
第32回目は、車窓の正面や右手に駒ケ岳を眺めながら進むドライブ。

八雲町にある「噴火湾パノラマパーク」内の「丘の駅」をスタートし、
鹿部町にある「道の駅 しかべ間歇泉公園」まで向かいます。

途中、森町の「榎本軍鷲ノ木上陸跡地」や「砂崎(すなざき)灯台」などにも寄り道。
鹿部町内の「ひょうたん沼公園」ではアジサイが満開でした♪

 
鹿部町の「ひょうたん沼公園」。駒ケ岳とアジサイの眺めが最高!▲鹿部町の「ひょうたん沼公園」。駒ケ岳とアジサイの眺めが最高!

 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:八雲町 噴火湾パノラマパーク 丘の駅 → 鹿部町 道の駅 しかべ間歇泉公園
・噴火湾パノラマパーク 丘の駅 → 榎本軍鷲ノ木上陸跡地 : 駒ケ岳がだんだん間近に!
・榎本軍鷲ノ木上陸跡地 → 砂崎灯台 : 明治維新の史跡を探訪
・砂崎灯台 → 鹿部ひょうたん沼公園 : 砂上の灯台、砂の洗礼…
・鹿部ひょうたん沼公園 → 道の駅 しかべ間歇泉公園 : アジサイ満開♪


※今回の記事内の写真は一部別日程で撮影したものを使用しているため、写真により空の色あいや天候の雰囲気が異なります。

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。

・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:八雲町 噴火湾パノラマパーク 丘の駅 → 鹿部町 道の駅 しかべ間歇泉公園


 
今回のルートはこちら(Google My Maps) 32▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


八雲町 噴火湾パノラマパーク 丘の駅 → 鹿部町 道の駅 しかべ間歇泉公園
走行距離 約63km
所要時間 約1時間40分(途中の休憩や観光時間を除く)


○詳細のルートマップはこちらをクリック

ぐるり北海道一周【25】~
ぐるり北海道一周【19】~
ぐるり北海道一周【11】~
ぐるり北海道一周【1】~

○前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【31】豊浦→八雲:穴場のマリンビュースポットを巡り丘の駅へ

 
ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)▲ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)

 

噴火湾パノラマパーク 丘の駅 → 榎本軍鷲ノ木上陸跡地 : 駒ケ岳がだんだん間近に!

噴火湾パノラマパーク 丘の駅 → 榎本軍鷲ノ木上陸跡地
走行距離 約26km
所要時間 約30分


今回のスタート地点は、八雲町にある「噴火湾パノラマパーク」。

 
噴火湾を見渡す丘の上にある絶景スポットです▲噴火湾を見渡す丘の上にある絶景スポットです


八雲町や近隣市町の特産品を販売している「丘の駅」をはじめ、
カフェレストランやオートキャンプ場などさまざまな施設があります。

○北海道Likersのこちらの記事もご参考に♪
八雲町や道南の名産品が充実!「八雲町情報交流物産館 『丘の駅』」

 
「丘の駅」で購入した「塩キャラメルプリン」などを味わってからスタート▲「丘の駅」で購入した「塩キャラメルプリン」などを味わってからスタート

 
一般道から入れるほか、高速道路の八雲サービスエリアから利用できる駐車場もあります▲一般道から入れるほか、高速道路の八雲サービスエリアから利用できる駐車場もあります


駐車場を出て左折すると、目の前にはとっても絵になる白樺並木!

 
海に向かって下るような白樺並木▲海に向かって下るような白樺並木


1km程度の絶景坂道。
景色を眺めながらゆっくり下りきると、海岸近くを通る国道5号に出ます。
ここで右折。

国道を走りほどなくして右手に「和」の雰囲気を感じるものが見えました。

 
山越関所跡を示す案内表示などが車窓右手に見えました▲山越関所跡を示す案内表示などが車窓右手に見えました


ここは、江戸時代後期に日本最北の関所があったところ。
蝦夷地と和人地の境として、通行を監視し取り締まる重要な場所でした。
現在は通行の取り締まりはなくても、スピード違反の取り締まりがあるかも……!?

 
当時の建物などは残っていませんが、文献をもとに復元した井戸「会所の井戸」があります▲当時の建物などは残っていませんが、文献をもとに復元した井戸「会所の井戸」があります


お役人にもお奉行様にも取り調べられることもなく!?無事関所を通過。
ほどなくして左手に噴火湾が、正面には駒ケ岳が見え隠れするようになりました。

 
海を見下ろす駐車スペースで小休止。海岸線の先のほうにうっすら駒ケ岳が見えます▲海を見下ろす駐車スペースで小休止。海岸線の先のほうにうっすら駒ケ岳が見えます


国道5号は北海道のメイン国道で交通量が多く、車が途切れません。
駐車スペース以外で停めるわけにもいかないので、絶景撮影スポットは限られます。

 
さらに少し進んだ先にある駐車スペースも海を見下ろす絶好の休憩スポット▲さらに少し進んだ先にある駐車スペースも海を見下ろす絶好の休憩スポット


八雲町から森町へ入ると、正面に見えている駒ケ岳の姿が大きくなってきました!

 
海辺に駐車帯はなかったものの山側に停められる場所があり、少々歩いて道路脇で撮影▲海辺に駐車帯はなかったものの山側に停められる場所があり、少々歩いて道路脇で撮影


駒ケ岳がだいぶ目の前に迫ってきたところでトンネルに入り、
抜けると海辺の風景から一変、山間の雰囲気に。

ここは森町の鷲ノ木地区。
歴史に詳しい人、特に新選組が好きな人なら聞いたことがある地名では?

ある場所へ行ってみます。

 
国道脇の細い道を通り海辺へ▲国道脇の細い道を通り海辺へ

 

榎本軍鷲ノ木上陸跡地 → 砂崎灯台 : 幕末と明治の史跡を探訪

榎本軍鷲ノ木上陸跡地 → 砂崎灯台
走行距離 約17km
所要時間 約35分


やってきた場所は「榎本軍鷲ノ木上陸跡地」。
1868(明治元)年に、旧幕府軍の榎本武揚や土方歳三らが上陸した場所です。

 
新しい国を作ろうと志し上陸した榎本や土方。同じ風景を眺めていると思うと、ちょっとゾクゾクっとします▲新しい国を作ろうと志し上陸した榎本や土方。同じ風景を眺めていると思うと、ちょっとゾクゾクっとします


旧幕府軍が上陸して間もなく箱館戦争が始まりました。
当時の鷲ノ木村は戦争終結まで榎本軍の後方陣地として負傷者や病人の療養地となり、
戦死者も手厚く葬られたそうです。

今も近隣の墓地には榎本軍戦死者たちが眠り、
すぐ近くにある鷲ノ木史跡公園には上陸記念碑や慰霊碑があります。

 
「榎本軍鷲ノ木上陸跡地」は駐車場がないので一旦国道へ戻り、国道沿いにある鷲ノ木史跡公園へ▲「榎本軍鷲ノ木上陸跡地」は駐車場がないので一旦国道へ戻り、国道沿いにある鷲ノ木史跡公園へ

 
ここから慰霊碑や上陸跡地などへ歩いて行くことができます▲ここから慰霊碑や上陸跡地などへ歩いて行くことができます

 
高台にあるので上陸跡地付近の海を見下ろせます。約150年前、この海に軍艦がやってきたのですね~▲高台にあるので上陸跡地付近の海を見下ろせます。約150年前、この海に軍艦がやってきたのですね~


しばし歴史ロマンに浸ったのち、再び国道を離れ上陸跡地前を通過して海沿いを進みます。

 
駒ケ岳がかなり大きく見えて存在感が増してきました▲駒ケ岳がかなり大きく見えて存在感が増してきました


だんだん周囲に建物が増え、森町の街中へと入ってきました。
中心部に入り、JR森駅前を通過。

 
森駅といえば名物駅弁「いかめし」!現在は駅構内に売店がないので駅前の柴田商店で販売しています▲森駅といえば名物駅弁「いかめし」!現在は駅構内に売店がないので駅前の柴田商店で販売しています


○北海道Likersのこちらの記事も要チェック!
催事の人気駅弁、元祖森名物「いかめし」の美味しさの秘密を探る

駅前を通り過ぎ、商店や飲食店が並ぶ中でちょっとだけ史跡見学。
次に訪れた場所は「森桟橋跡」です。

 
森桟橋跡の石碑は建物と建物の間にひっそりとあります(駐車中の乗用車の裏側です)▲森桟橋跡の石碑は建物と建物の間にひっそりとあります(駐車中の乗用車の裏側です)


箱館戦争の終結後、
1872(明治5)年に箱館と札幌を結ぶ街道「札幌本道」の建設が始まりましたが、
噴火湾を挟んで対岸にある森と室蘭の間は海路で結ばれることになりました。

ここは、その当時の海路で使用されていた桟橋があった付近。

明治時代後半に一時廃止された時がありましたが、
昭和時代初期までここから室蘭まで定期船が出ていました。

 
JRの線路が真後ろにあり、その先はすぐ海。見ることはできませんが、海辺には朽ち果てた橋脚の一部が残っているそうです▲JRの線路が真後ろにあり、その先はすぐ海。見ることはできませんが、海辺には朽ち果てた橋脚の一部が残っているそうです


桟橋工事では近隣の栗の木などが使われ、
橋脚の防腐剤には鷲ノ木村で当時湧出していた石油が塗られたそうです。

伝えられている話によると、鷲ノ木の石油を塗るよう指導したのは、
箱館戦争後に黒田清隆の温情で助けられ開拓使に出仕した榎本武揚。
歴史の因果を感じますね~。

 
明治天皇が北海道を巡幸された時にこの桟橋を利用されたことを記す碑もあります▲明治天皇が北海道を巡幸された時にこの桟橋を利用されたことを記す碑もあります


幕末から明治維新の歴史を楽しんだら、森町の街中を後にします。
この先は自然風景を楽しみます

 
しばらくの間は国道を離れ、カーブが多い道を進みます▲しばらくの間は国道を離れ、カーブが多い道を進みます


森町の砂原地区を過ぎ、次に向かうのは「砂崎灯台」。
砂の上にある珍しい灯台です。

 
脇道へ入りまっすぐ進むと、砂崎灯台の看板がありました▲脇道へ入りまっすぐ進むと、砂崎灯台の看板がありました

さて、この先はいかに…。

 

砂崎灯台 → 鹿部ひょうたん沼公園 : 砂上の灯台、砂の洗礼…

砂崎灯台 → 鹿部ひょうたん沼公園
走行距離 約14km
所要時間 約25分


看板の先はこのとおり。

 
舗装路が途切れ、道幅が極端に狭い非舗装路に…▲舗装路が途切れ、道幅が極端に狭い非舗装路に…


ひとまず、ゆっくり恐る恐る進んでみました。

 
はるか先に灯台が見えます。道路はダートではなくなんと砂。普通の乗用車にてハンドルを取られないか少々不安……▲はるか先に灯台が見えます。道路はダートではなくなんと砂。普通の乗用車にてハンドルを取られないか少々不安……


道路は砂。
周囲は草むら。

道路を外れたら草の下が砂なのか土なのか、はたまた湿地なのか、
そもそも平らなのか凹凸があるのか、さっぱりわかりません。

低い草ばかりと思いきや背丈を超えるほどの草木にかこまれているところも…。
車を傷つけないか、道路を逸脱しないかヒヤヒヤしながら進みます。

 
悪路だけど眺めはよし。右を見ると草むらの先に駒ケ岳がどーんとそびえていました▲悪路だけど眺めはよし。右を見ると草むらの先に駒ケ岳がどーんとそびえていました


舗装路が途切れて数分走ると路面がいよいよ砂だらけとなり、ハンドルを取られ始めました。
これはまずい…。

 
灯台までだいぶ近づいたものの、ここでリタイア▲灯台までだいぶ近づいたものの、ここでリタイア


少し広くなっている場所でUターン。
灯台までたどりつけなかったものの、風光明媚な風景を楽しめました♪

 
駒ケ岳、美しい~!▲駒ケ岳、美しい~!

 
海側を見ると、はるか先に伊達市や室蘭市方面の陸地がうっすらと見えました▲海側を見ると、はるか先に伊達市や室蘭市方面の陸地がうっすらと見えました

 
再び悪路を慎重に走行し、戻ります▲再び悪路を慎重に走行し、戻ります


無事に舗装路へ出てひと安心。
鹿部町方面へ向かいます。

 
駒ケ岳を右手に眺めながら国道278号を進みます▲駒ケ岳を右手に眺めながら国道278号を進みます

 
鹿部町に入ると、森の中を一直線に突き進みます▲鹿部町に入ると、森の中を一直線に突き進みます


次に訪れる場所は「ひょうたん沼公園」。
舗装路に出てから15~20分で到着です。
 

鹿部ひょうたん沼公園 → 道の駅 しかべ間歇泉公園 : アジサイ満開♪

鹿部ひょうたん沼公園 → 道の駅 しかべ間歇泉公園
走行距離 約6km
所要時間 約10分


ここは名前のとおり、ひょうたんの形をした沼がある公園。
水辺の風景と駒ケ岳の雄姿、華憐な花々の彩りを楽しめます。

 
沼の周囲には一周できる散策路や多目的広場などがあります▲沼の周囲には一周できる散策路や多目的広場などがあります

 
園内の展望スポットからは沼とともに駒ケ岳もよく見えます▲園内の展望スポットからは沼とともに駒ケ岳もよく見えます


季節によりスイレン、ツツジ、アジサイなどの花々を楽しめます。

訪れたのは8月上旬。
ちょうどアジサイが見頃でした!


鹿部 ひょうたん沼公園 アジサイ


鹿部 ひょうたん沼公園 アジサイ


鹿部 ひょうたん沼公園 アジサイ


アジサイとともにハマナスもちらほらと。


鹿部 ひょうたん沼公園 ハマナス


軽く散策するにはとっても気持ちがいい公園
お花もキレイで最高!

途中、こんなベンチもありました。

 
書いてある意味、わかります???▲書いてある意味、わかります???


「ねまっていけばいじょ!」
はて???何とおっしゃっているのやら???

これは道南などの方言で、
「ゆっくり座っていけばいいでしょ」という意味。

お言葉に甘え、しばし“ねまって”小休憩してから公園を後にしました。

 
再び海辺へ▲再び海辺へ

 
海沿いの道を進み、鹿部町の街中へと進みます▲海沿いの道を進み、鹿部町の街中へと進みます


今回の終着点は「道の駅 しかべ間歇泉公園」。
鹿部町の街中を通り抜けるとすぐに到着です。

 
無事道の駅へ到着!海が目の前に見えます▲無事道の駅へ到着!海が目の前に見えます


今回はここまで。

次回は「道の駅 しかべ間歇泉公園」で地元グルメを楽しんだのち、
函館市の南東端にある火山、
恵山(えさん)の登山口にある「恵山 火口原駐車場」まで進みます。
途中、海に沈む温泉として有名な「水無海浜温泉」にも立ち寄りますよ。
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