
7月25日「第3回ほっとけないAWARD@札幌」が開催され、3人の挑戦者が「北海道でやりたいこと」を発表しました。それぞれのキーワードは「ハマナス」「赤ビーツ」「ザンギ」。彼らがチャンレジしたいこと、そしてそれを応援するひとたちの様子をレポートします。
目次
・まずはおさらい。「ほっとけないどう」って何?・「第3回ほっとけないAWARD@札幌」のキーワードは「ハマナス」「赤ビーツ」、そして「ザンギ」
―子どもの想いから生まれた未来に向けた挑戦!「ハマナスプロジェクト」
rosa rugosa 森 健太さん
―石狩産の「赤ビーツジュース」で、食とスポーツのコミュニティを作る!
一般社団法人アクトスポーツプロジェクト 向田久美さん
―地域産品を用いた「オリジナルザンギ」開発し北海道を盛り上げる
「北海道ザンギ連盟」の金井英樹さん
・発表後はブレストタイムと総括発表
・発表&ブレスト終了後は、「カンパイ☆ファンディング」
・「第3回ほっとけないAWARD」は札幌で開催、そして東京では「東京でほっとけないAWARDを見て繋がろう!の会」
まずはおさらい。「ほっとけないどう」って何?
2019年6月6日、北海道を舞台に、新たなプロジェクトにチャレンジしたい挑戦者とその活動を支援したい応援者をつなぐ共創活動「ほっとけないどう」がスタートしました。「ほっとけないどう」をわかりやすく紹介した動画が、こちら!
「ほっとけないどう」の中心になっている、「ほっとけないAWARD」と「カンパイ☆ファンディング」も、これを見たらわかります。
「第3回ほっとけないAWARD」のキーワードは
「ハマナス」「赤ビーツ」、そして「ザンギ」
「ほっとけないAWARD」とは、「ほっとけないどう」の活動の一つで、挑戦者たちが「私は、北海道で〇〇したい!」と発表する場のことです。そして、その挑戦を応援したいと思った人たちが、ビールやソフトドリンクを飲むことで挑戦者たちを支援するのが「カンパイ☆ファンディング」です。
●子どもの想いから生まれた未来に向けた挑戦!「ハマナスプロジェクト」/rosa rugosa 森 健太さん

浦幌町で、子どもを軸にしたまちづくりに取り組み、北海道の花であるハマナスを活用した「ハマナスプロジェクト」について紹介した森さん。
「僕が浦幌に移住した時5,000人いた人口が、今は4,670人に減っています。町内には高校がなく、若い人たちは町を出てしまう。でも、町の子どもたちに、町のことを知って、学んでもらうと、『ここでずっと暮らしたい』『浦幌で働きたい』と言う子どもたちが増えてきました。しかし、彼らを雇用する仕事がない。そこでハマナスを使って、若者の仕事をつくりだしたい」と、今回のチャレンジの動機を話してくれました。

「今、ハマナスを原料にした『rosa rugosa』というスキンケアブランドを展開しているが、それ以外にもハマナスを使った『こんなものが欲しい』とか、ミニ商品開発会議をこの場でできれば」と、会場にいた参加者に呼び掛けていました。
森さんが北海道で挑戦したい詳しい内容は、こちら。
●石狩産の「赤ビーツジュース」で、食とスポーツのコミュニティを作る!/一般社団法人アクトスポーツプロジェクト 向田久美さん

地域に根差した総合型地域スポーツクラブとして、子どもから高齢者まで、健康・コミュニティづくりを提案する中で、食事の大切さに着目。そんな時に、赤ビーツの研究をしている藤女子大学の先生と知り合い、「石狩産赤ビーツを使ったジュースをつくる」というプロジェクトをスタートした向田さん。

しかし、1本あたりの単価が5,000円と大変高く、このジュースをどのようにプロデュースしたらいいのか、皆さんから意見やアドバイスをお願いしたいと訴えました。
向田さんが北海道で挑戦したい詳しい内容は、こちら。
●地域産品を用いた「オリジナルザンギ」開発し北海道を盛り上げる/「北海道ザンギ連盟」の金井英樹さん

「ザンギで北海道を元気にしたい!」と開口一番、ザンギへの思いを熱く語った金井さん。しかし、それはただザンギ、ザンギと言って盛り上げるのではなく、北海道や地域の経済活動につながるものにしたい、と道ザン連の活動について話します。

「ザンギは多様性があり、さまざまなチャレンジができる。ご当地ザンギプロジェクトとして、道内全市町村のザンギをつくりたい。そのための継続的な協力体制や、新しい価値をつくるにはどうしたらいいのか、ぜひ一緒に考えてください」と金井さんは話していました。
金井さんが北海道で挑戦したい詳しい内容は、こちら。
発表後はブレストタイムと総括発表
3人の発表終了後は、参加者が興味を持った登壇者の周りに集まり、彼らの取り組みや活動、挑戦したい内容について、意見や感想を交換するブレストタイムです。
「札幌をよく知らないので、札幌で『rosa rugosa』を扱うとしたら、どこがいいのでしょう?」と森さんが訪ねると「高級品なら円山エリアでは?」と活発な意見がやりとりされていた森さんチーム。
それらの意見やアドバイスを受けて「なぜハマナスなのか、とか、もっとストーリー性が伝わるように、磨いていきたい」と森さんはまとめました。

向田さんチームでは、赤ビーツを試飲した味の感想や、価格について、さまざまなアドバイスがあったようで「5,000円が高いというのは日本人感覚で、ミステリアスな雰囲気や珍しいジュースという世界観を醸し出して強気で世界へ!という意見は、とても参考になりました」と向田さん。

「賄賂(試食ザンギ)のおかげで、たくさん意見をいただいた」と会場をわかせた金井さん。こちらも、やはり「ストーリー性が大切」というキーワードが参加者からあり、「ザンギは本当に自由な発想ができるので、市町村の想いなども組み入れながら、さらにザンギをブラッシュアップしていきたい」とまとめました。
発表&ブレスト終了後は、
「カンパイ☆ファンディング」
登壇者の発表とブレスト終了後は、自由な交流会のスタートです。ここから、参加者たちは自分が応援したいと思った登壇者に、ビールかソフトドリンクをオーダーすることで支援します。




「ハマナス」「赤ビーツ」そして「ザンギ」。今回の挑戦者たちのテーマは、道産子魂により響いたようで、登壇者と直接話をするだけではなく、参加者同士がそれぞれのテーマについて意見交換をするなど、会場は大盛り上がりでした。
「第3回ほっとけないAWARD@札幌」は札幌で開催、
そして東京では「東京でほっとけないAWARDを見て繋がろう!の会」
「第3回ほっとけないAWARD@札幌」が開催されたのは、札幌にある常設会場「ほっとけないBAR@大人座」。

そして、同日同時刻、東京では「東京でほっとけないAWARDを見て繋がろう!の会」が開催されました。
これは、札幌で開催されている「第3回ほっとけないAWARD」を、東京会場で生中継するというもの。



北海道好き同士が集まり、北海道から生まれる挑戦を一緒に応援しました。
札幌で開催されるイベントですが、東京でもライブで見て、応援できるので、「参加したい!」という方は、次回の「ほっとけないAWARD」へ、ぜひ!
「ほっとけないどう」のHPでは、今回の登壇者たちの「挑戦」をより詳しく見ることができるので、気になったら、ぜひチェックしてみてください。
そして、「これは応援したい!」と思ったら、ぜひ「カンパイ☆ファンディング」で応援しましょう。
「第4回ほっとけないAWARD@札幌」は、8月29日(木)19:00からです。会場は、札幌の常設会場「ほっとけないBAR@大人座」です!
関連リンク
・ほっとけないどう・ほっとけないどう facebookページ
北海道Likersライター チバタカコ
記事で紹介したスポット
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