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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【23】豊頃→広尾:十勝の礎と、日高山脈が背後にそびえるサンタの里へ




小樽市を起点に北海道の海岸線沿いをぐるりと一周。
第23回目となる今回は十勝地方を走ります。

起点は、真冬のジュエリーアイスが有名な豊頃町の大津海岸。
十勝開拓の祖、依田勉三(よだべんぞう)の住居などを復元した晩成社史跡公園と晩成温泉へ立ち寄った後、
広尾町にある広尾サンタランドまで進みます。


海辺に湖沼が多いエリアを走ります▲海辺に湖沼が多いエリアを走ります

 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:豊頃町 大津海岸 → 広尾町 広尾サンタランド
・大津海岸 → 長節湖 : 海辺の静かな湖へ
・長節湖 → 晩成社史跡公園 : 開拓の歴史に思いをはせる
・晩成社史跡公園 → 晩成温泉 : 海が見えるヨード成分の温泉でひと息
・晩成温泉 → 広尾サンタランド : 日高山脈が目の前に迫ってくる!


※今回の記事内の写真は一部別日程で撮影したものを使用しているため、写真により空の色あいや天候の雰囲気が異なります。

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。

・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:豊頃町 大津海岸 → 広尾町 広尾サンタランド



今回のルートはこちら(Google My Maps)ぐるり北海道一周【23】▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


ルート紹介:豊頃町 大津海岸 → 広尾町 広尾サンタランド
走行距離 約85km
所要時間 約1時間55分(途中の休憩や観光時間を除く)


詳細のルートマップはこちらをクリック
ぐるり北海道一周【19】~
ぐるり北海道一周【11】~
ぐるり北海道一周【1】~【10】

前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【22】釧路→豊頃:街中の幣舞橋を後に、十勝の穴場絶景スポットを巡る


ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)23▲ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)

 

大津海岸 → 長節湖 : 海辺の静かな湖へ

大津海岸 → 長節湖
走行距離 約6km
所要時間 約15分


今回のスタート地点は、豊頃町の大津海岸。
十勝地方の一級河川、十勝川の河口付近に広がる海岸です。


大津海岸の砂浜からスタート!▲大津海岸の砂浜からスタート!


近年この海岸は、真冬に見ることができるジュエリーアイスで一躍有名になりました。
ジュエリーアイスとは、十勝川を覆いつくす氷が太平洋に流れ出し、 
河口付近の大津海岸に打ち上げられた氷の塊です。

○北海道Likersのこちらの記事もチェック!
日本で唯一?!のシチュエーション。豊頃町「ジュエリーアイス」

今回訪れたのは4月。
当然もう氷はありませんが、ジュエリーアイスの生みの親、十勝川を見に行ってみます。
海岸から砂浜近くのダート道を車で2~3分進むと、十勝川を見渡すビューポイントへ。


大雪山系を源に十勝平野を悠々と流れてきた十勝川が太平洋へ注ぎます▲大雪山系を源に十勝平野を悠々と流れてきた十勝川が太平洋へ注ぎます


大海原と大河を眺め、心が広々としてきた気分。
開放感いっぱいな心持ちで大津海岸を後にします。
海岸付近のダート道から大津地区の街中を通り抜ける舗装路へ出ます。


陸地へ切り込むような地形の大津の港を左手に見ながら進みます▲陸地へ切り込むような地形の大津の港を左手に見ながら進みます


はじめに向かったのは、長節(ちょうぶし)湖。
大津地区の街中から4km少々南西、太平洋沿いにある汽水湖です。

太平洋とは幅の細い砂丘で隔てられていて、
砂丘上にあるキャンプ場付近まで行くことができます。


静かに水をたたえる長節湖。訪れた日、ほかの見物客は一組のみ。時が止まったかのような静かなひと時を過ごしました▲静かに水をたたえる長節湖。訪れた日、ほかの見物客は一組のみ。時が止まったかのような静かなひと時を過ごしました


砂丘一帯はハマナスやエゾカンゾウなどが咲く原生花園。
毎年夏頃をピークに、キャンプ客とお花の見物客で賑わうそうです。

 

長節湖 → 晩成社史跡公園 : 開拓の歴史に思いをはせる

長節湖 → 晩成社史跡公園
走行距離 約24km
所要時間 約30分


この先広尾町までの間、
長節湖のほか湧洞湖、生花苗湖(おいかまないとー)、ホロカヤントーなど、
海辺の汽水湖が多数点在します。

ところが、この先海辺をまっすぐ進む道がないのです。
広尾町方面へ進む道はずっと内陸を進むため、
各湖沼へのアプローチは内陸の道路から行ったり来たりする必要があります。

水辺から離れ、森林が広がる中をしばらく進み、まずは湧洞湖へ。
湧洞湖へ向かう一本道の交差点に到着して、驚愕…!


なんと、まだ冬季通行止め…!あと数日後に開通する模様でした…▲なんと、まだ冬季通行止め…!あと数日後に開通する模様でした…


海辺の湧洞湖へ行く道はこの一本のみ。
残念ながら行くことが叶いません。
ここから往復15~20km分、走行距離が短くなりました。

意気消沈し、次の目的地へ。

隣町の大樹町へ入り、生花(せいか)地区で左折。


交差点の近くに、かつての学び舎の証がありました▲交差点の近くに、かつての学び舎の証がありました


この地区名は「生花」と書いて「せいか」、
でもこの先にある湖は「生花苗沼」と書いて「おいかまないとー」。
なかなか難読難解な読み方です。


道路看板


生花苗沼へ到着する前に立ち寄ってみたい場所があります。
それは、「晩成社史跡公園」。


生花地区の交差点から車で数分後、舗装路からダート道へ入って2~3分で行くことができます▲生花地区の交差点から車で数分後、舗装路からダート道へ入って2~3分で行くことができます


ここは、十勝開拓の祖、依田勉三の住居などを復元した公園。
1893(明治26)年頃から1915(大正4)年までこの地で暮らし、
十勝開拓の拠点にしていたそうです。


案内看板や記帳台があります▲案内看板や記帳台があります


到着して目に入ったのは案内表示ばかり。

「あれ、これだけ?」
拍子抜けしつつ案内板の地図をよく見ると、どうやらこの先にも史跡がある模様。

小高い丘の下へまわりこむように下りていくと、復元した建物などがありました。


復元した依田勉三の住居▲復元した依田勉三の住居


ガラス扉越しに建物内の土間や居間などが見えました▲ガラス扉越しに建物内の土間や居間などが見えました


かつてはこの地に厩舎や牛舎、バター工場や缶詰工場などがあったようです。
現在この周辺は農地と森林で、
史跡公園がなければこの地が十勝開拓の拠点だったとは気づかないかもしれません。


依田勉三住居前の風景。かつて厩舎などがあったと思われる場所には無数の野鳥が羽を休めていました▲依田勉三住居前の風景。かつて厩舎などがあったと思われる場所には無数の野鳥が羽を休めていました


先人の苦労と努力、情熱に思いをはせ、
自らも頑張ろうと心に誓いたくなる場所です。

 

晩成社史跡公園 → 晩成温泉 : 海が見えるヨード成分の温泉でひと息

晩成社史跡公園 → 晩成温泉
走行距離 約8km
所要時間 約15分


史跡公園へ通じるダート道から舗装路へ戻ります。


海まで遠い…!▲海まで遠い…!


海辺の湖を見るべく、太い道から細い脇道へ入って進みます。


林間を進む道でカメラをかまえていると、上空をワシらしき鳥が横切っていきました▲林間を進む道でカメラをかまえていると、上空をワシらしき鳥が横切っていきました


車がすれ違うのもかなり慎重になるくらい、細い道をしばらく進みます。


木々の間から湖がチラリと見えてきました▲木々の間から湖がチラリと見えてきました


生花苗沼の湖畔に到着。人工物がほとんどないため、大自然に佇んでいる感いっぱい!▲生花苗沼の湖畔に到着。人工物がほとんどないため、大自然に佇んでいる感いっぱい!


湖畔の風景とともに、海辺の風景も楽しめます。
今回は海沿いを走る場面が少ないため、ここは貴重なシーサイドビュースポット。


右手奥は海ですが、手前は湖の一部▲右手奥は海ですが、手前は湖の一部


海の風景が見えてきたら、次の目的地である晩成温泉はすぐそこ。
ここで入浴とともに一泊。


海辺の高台にある晩成温泉▲海辺の高台にある晩成温泉


この温泉は塩分とともに「ヨード」成分を多く含む、茶褐色の泉質が特徴。
ヨードとは、うがい薬などに含まれる殺菌作用がある成分。
独特で珍しい成分の温泉に入りつつ、目の前に広がる雄大な太平洋を拝み、
身も心もお清めします♪


夕暮れ時の風景、最高!▲夕暮れ時の風景、最高!

 

晩成温泉 → 広尾サンタランド : 日高山脈が目の前に迫ってくる!

晩成温泉 → 広尾サンタランド
走行距離 約47km
所要時間 約55分


温泉施設至近の晩成の宿で一泊したのち、出発。
海辺の道路がないため再び内陸へ入り、広尾町方面へ向かいます。

しばらく進むと、「SORA」と書かれた濃紺の看板が目に入りました。


SORA?空?▲SORA?空?


大樹町といえば近年、民間の小型ロケットの打ち上げ地として注目されています。
その拠点がここ、美成(びせい)地区にある「大樹町多目的航空公園」で、
「SORA」とは公園内にある展示施設「大樹町宇宙交流センター」の名称です。


航空宇宙産業の実験のほかスカイスポーツの拠点として使用されています▲航空宇宙産業の実験のほかスカイスポーツの拠点として使用されています


いつかここが宇宙旅行の玄関になるのかしら?
遠い将来、宇宙旅行どころか、
車を運転するかのごとく宇宙ドライブできたらいいな~、などと妄想。
子どものように夢が膨らみます。

再び車に戻り、操縦かんではなくハンドルを握ると一気に現実に引き戻されました。

広大な畑が周囲に広がる中を進みます。


広大な畑や牧草地と防風林。いかにも十勝らしい風景が続きます▲広大な畑や牧草地と防風林。いかにも十勝らしい風景が続きます


清流として知られる歴舟川(れきふね がわ)を渡ります▲清流として知られる歴舟川(れきふね がわ)を渡ります


環境庁が「日本一きれいな川」と称した歴舟川。河原まで下りていくことができます▲環境庁が「日本一きれいな川」と称した歴舟川。河原まで下りていくことができます


歴舟川を超えると、正面に日高山脈が見えてきました。

小樽市を出発し、稚内市、根室市と巡り、
北海道の背骨といわれている日高山脈の間近まで到達。
北海道地図を見て右半分はほぼ制覇したのだなと実感しました。


広大な平野の中を進む一直線の道と日高山脈の山並。これも十勝らしい風景です▲広大な平野の中を進む一直線の道と日高山脈の山並。これも十勝らしい風景です


大樹町から広尾町へ入り、再び海寄りを進むべく左折し、
広尾町の街中へと進みます。


キャンプ場やパークゴルフ場などがあるシーサイドパーク広尾付近を通過▲キャンプ場やパークゴルフ場などがあるシーサイドパーク広尾付近を通過


シーサイドパーク広尾


広尾町の街中手前にあるシーサイドパーク広尾は、
夏のキャンプ時季のほか初夏のお花の時季にぜひ訪れたいところ。

園内には国内最大規模のオオバナノエンレイソウの群生地があります。


見頃は5月中旬から6月上旬にかけて(写真提供:広尾町役場)▲見頃は5月上旬から5月中旬にかけて(写真提供:広尾町役場)


訪れた時は花の時季前▲訪れた時は花の時季前


ふきのとう▲フキノトウが芽吹いていました


改めて別の時季に再訪すると誓い、広尾町の街中へ。
今回のゴール、広尾サンタランドまであと少しです。


街中に広尾サンタランドの案内を発見▲街中に広尾サンタランドの案内を発見


赤いブーツ型のゲートをくぐり、登り坂を進みます▲赤いブーツ型のゲートをくぐり、登り坂を進みます


広尾サンタランド、到着!▲広尾サンタランド、到着!


見学しつつ、ここでひと息▲見学しつつ、ここでひと息


ここではサンタの家などサンタクロースに関連した施設を見学できるほか、
春から秋にかけてはツツジなどさまざまな花を愛でることができます。

○北海道Likersのこちらの記事もチェック!
広尾サンタランドは花やイルミネーションに彩られ、毎日がクリスマス♪

今回はここまで。
次回は広尾サンタランドを出発し、黄金道路を南下してえりも町へ。
さいはて感いっぱいの襟裳岬を目指します。
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