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公開 | 佐藤 大輔

北海道最古の水族館「市立室蘭水族館」が、気軽なおでかけにちょうど良すぎてスゴイ!

大人にはなんか懐かしくて、子どもには大満足の遊び場ってどーこだ??
その答えのひとつをココ、室蘭市で大発見!

 

実は北海道最古の水族館なのだ!

外観▲大きな観覧車と黒に白斑のさかなの絵が目を引く。正面駐車場も広々で安心


かつて鉄のまちとして大いに栄えた室蘭。その頃に建てられた建築物や寺社仏閣は、今なお現役で活躍しているものも多いのです。
そんな室蘭に1953(昭和28)年、北海道初の水族館「北海道立水族館」として誕生したのがこちらの水族館。
その後1962(昭和37)年に道から市に移管され、名称も「市立室蘭水族館」に変わりました。


外壁▲外壁には市のキャラクター「くじらん」と、水族館の仲間たちが描かれている


今でこそ道路を挟んだ目の前に「道の駅みたら室蘭」がありますが、そこも当時は海だったそうで、今でも人気の「豆電車」は海の上に敷設された線路を走っていたのだとか!

現在館長を務める愉快な東 忠明さんによれば、「水族館そのものも含め事務所の建屋などは一部増築しているものの、開業当時の建物がほぼそのままの姿で使われている」というから、わたくし驚きを隠せません。
おさかな好きだけでなく、歴史的建造物好きのアナタも一見の価値アリアリです。


館長▲おもちゃ片手に愉快な東館長の右奥、段違いの窓は増築の名残だそう


こちらの水族館の展示は「車窓式」と呼ばれる、昔ながらの四角い小部屋が並ぶオーソドックススタイル。さすが最古。
展示によっては小部屋同士の壁をぶち抜いて、広々リビングにすることもあるそうです。


1F▲天井にはダイナミックにクジラが泳ぐ1F 


1Fは時期によりホッケやソウハチ、タコなど、室蘭周辺で獲れる身近でおいしいおさかな(!)が展示されていて、普段食べている魚が泳ぐ姿は、子どもたちの情操教育にも一役買っていそうです。
2階には珍しい熱帯のおさかなが泳いでいるほか、かつて室蘭にあがったクジラの骨格標本も展示されています。


スケソウダラ ▲訪問時は円柱状の水槽に大量のスケソウダラが!


クラゲ▲癒し効果で人気のクラゲだが、飼育員による「刺されたときの痛さ実感レビュー」付きの展示も


くらげ2▲お好みの色でクラゲを輝かせることができる水槽も人気


ちなみに展示しているおさかなちゃんは、水族館スタッフが釣ってきたり、地元漁師さんから分けてもらったものなのだそうです。

 

水族館のシンボル「アブラボウズ」ってなんだい??

市立室蘭水族館のシンボルは「アブラボウズ」という聞き慣れないおさかなちゃん。
実は室蘭市民はみんなこのアブラボウズの刺身が大好物!・・・というわけではなく、盆暮れ正月には神社にアブラボウズを奉納・・・せず、むしろ市民にとっても常日頃から親しみのあるおさかなちゃんではありません。

室蘭水族館66年の歴史の内、50年を知る大ベテラン・飼育統括の坂口輝雄さんによれば・・・


坂口さん▲勤続50年は全国でもトップクラス!水族館の守護神・坂口さん


「昔、日高の浦河町で偶然発見された不思議な稚魚を室蘭に持ち帰り飼育してみたところ、どうやらこれは『アブラボウズ』という深海魚だということがわかりました。
深海魚とは珍しいということで、水族館のPRも兼ねたのシンボルキャラクターとして本格的に飼育を始めたのがきっかけです。
魚類としては比較的長寿で、35年生きたものは体長1.5mもあったという記録が残っていますよ。」

とのこと。
アブラボウズにも室蘭市のノリの良さにもびっくりです笑!

ちなみに水族館に描かれているキャラクターは、アブラボウズの稚魚がモチーフだそうです。


こどもボウズ▲あれーーー!思ってたよりかわいいかわいい!(写真提供/市立室蘭水族館)


「アブラ」で「ボウズ」という濃いめの名前ですが、成体はなかなか端正なお姿。


おとなボウズ▲どこか外国人俳優を思わせる眼差しのおとなのアブラボウズ氏(写真提供/市立室蘭水族館)


※余談ですが、おいしいらしいです。「脂が多すぎて食べるとおしりから脂が垂れて止まらなくなる」という恐ろしい噂を聞くことがありますが、これはバラムツなど人間には分解できない脂肪をもつ魚と混同されたせいだそう(ライター佐藤調べ)。

 

人気のヒミツは「ちょうど良さ」か!!

この北海道最古の水族館を目指し、休日には札幌から訪れるファミリーも多いそうです。
その理由は一度訪れるとなんとなくわかります。
ここ、小さな子連れにとって、ものすごく「ちょうどいい」んです。
 

1、料金がちょうどいい!

このご時世に入館料大人400円、高校生200円、中学生以下100円(市民無料!)という破格の安さ。
年間パスポートも1,000円で販売しています。
さらに遊園地も乗り物1回80円~200円と、財布にやさしい値段設定が普段使いにちょうどいい!


豆汽車▲過去には新幹線バージョンもあったという豆汽車


遊園地▲遊園地の他にもノスタルジィをくすぐられる乗り物が!
 

2、敷地の広さがちょうどいい!

水族館の敷地は端から端までゆっくり歩いて10分程度。10分程度とは言っても子供が遊ぶには十分だし、このくらいなら少し離れても目が届きそうなちょうどいい距離感です。
晴れた日に来館者が芝生でお弁当を食べている姿も実にのどか。


観覧車より▲観覧車からの眺め。緑のラインはペンギンパレードのランウェイ


あざらし▲ペンギン、アザラシ、トドは屋外で見ることができる。かわいいショータイムも必見!

2019年には目の前の「道の駅みたら室蘭」がリニューアルし、飲食ブースも新設されたので、ランチはそちらに足を延ばすのもおすすめです♪
 

3、遊園地のスリルがちょうどいい!

どこか懐かしい雰囲気の遊園地には、メリーゴーランドや豆汽車、観覧車やミニ電気自動車などの乗り物が。どれもそれほど危なくないので、安心して見ていられるという気楽さは、案外大きな価値なのかも?
ただし、コーヒーカップの乗車時間は一般的な1分30秒を上回る2分間なので、特に大きいお友達は回しすぎにご注意を(笑)!
タッチプールも小さなカニやヒトデ、ナマコなど、大人にとっては安心だけど、子供にとっては大冒険という、ちょうどいいラインナップ!


タッチプール▲海の生き物にさわった後は、近くに手洗い場があるのできちんと洗おう


前述のとおり展示されているおさかなちゃんは、よく目にする&食卓にのぼるものが多いことも、「ちょうどいい」雰囲気に拍車をかけています。
また年に2回程度、地元有志と協力して実施する「夜の水族館」は、昼間とは打って変わって幻想的な雰囲気に!今年の開催予定は公式HPをチェック!
市立室蘭水族館公式HP

冬期は休館になる室蘭水族館。
2019年の営業は4月26日(金)~10月14日(月)までなので、是非この夏のお出かけ先に加えてみては??


集合▲スタッフのゆる~い(?)和気あいあい感も市立室蘭水族館の魅力!
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Writer

佐藤 大輔

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