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公開 | nobuカワシマ

リピートしたい店、豊頃町大津の「きいちゃん食堂」でツブみそラーメン




ジュエリーアイスが有名な豊頃町の大津海岸近くにある「きいちゃん食堂」は、この地区唯一の飲食店。大津産のツブやホッキを使った絶品のラーメンやカレー、鮭の定食などを味わえます。食べ終えると「また来るね」と思わず言ってしまうほどアットホームで、お腹も心も温まるお店です。

 

目次

・大津地区唯一の飲食店で通年営業
・「人と話をするのが好き。だからお店をかまえた」
・地元素材と研究を重ねた独自スープが絶品のラーメン
・「また来るよ」「また来たよ」


 

大津地区唯一の飲食店で通年営業

「きいちゃん食堂」がある豊頃町の大津地区は、
近年真冬の大津海岸に打ち上げられる氷の塊「ジュエリーアイス」で有名になったところ。
十勝川の河口付近、右岸の太平洋沿いのエリアで、
帯広駅やとかち帯広空港からは車で1時間前後にて行くことができます。

 
悠々と流れる十勝川(手前)と太平洋(奥)▲悠々と流れる十勝川(手前)と太平洋(右奥)


大津地区には、春から秋は釣り客やキャンパーが訪れ、冬はジュエリーアイス目当ての写真家が訪れます。
ただ、ここは漁業中心の地区。
観光業がメインの地区ではないので、観光客のための施設はあまりありません。
コンビニもありません。

そんな中、この地区唯一の飲食店「きいちゃん食堂」は貴重な立ち寄りスポット。
港町ならではの料理を気取らず手軽に味わえます。


帯広市方面から大津海岸へ向かい、大津地区の集落入口付近にお店があります▲帯広市方面から大津海岸へ向かい、大津地区の集落入口付近にお店があります


北海道では冬季休業する店が意外と多い中、ここは嬉しいことに通年営業。
まつ毛が凍るほど寒い冬の日でも、ヌクヌクしながら温かい食事を楽しめます。

 

「人と話をするのが好き。だからお店をかまえた」

お店を切り盛りする方は、お話好きの、きいちゃん。
以前、夏は近隣の長節湖畔にある売店で勤め、
秋は加工場で鮭などの加工を20年近く続けていました。


豊頃町の長節湖。大津地区から車で約10分です▲豊頃町の長節湖。大津地区から車で約10分です

 
「おにいちゃん、ちょっと待っててねー、もうすぐできるよー」と気さくに語りながら調理をする、きいちゃん▲「おにいちゃん、ちょっと待っててねー、もうすぐできるよー」と気さくに語りながら調理をする、きいちゃん


人と話をするのが大好きな、きいちゃん。
湖畔の売店で勤めていた時、
「一年中お店できたらいいなー、そうしたらいろいろな人と話できるのに」
と思っていたそうです。

そこで、ある時一念発起。
自宅前の庭を改造し、2011年に念願のお店を開きました。


店内客席は、カウンター席が数席と、小あがり席が数席▲店内客席は、カウンター席が数席と、小あがり席が数席


「人と人の縁は大事、おもてなしも大事」
こう語るきいちゃん。
料理にも手を抜きません。

「だって、変なもの出せないでしょ。大津の美味しいもの食べてもらいたいの。また来てもらいたいの」

人情と地元愛がたっぷりつまった料理に妥協はありません。

 

地元素材と研究を重ねた独自スープが絶品のラーメン

メニューはラーメンを中心に、カレーや定食など。
食材には大津産のツブやホッキ、秋味(鮭)を使用しています。

水揚げされたツブやホッキ、鮭を新鮮な状態のままその日のうちにお店で仕込み、即冷凍。
漁期以外でも一年中、いつお客さんが来てもすぐ提供できるように準備をしているそうです。

「はい、おまたせ~」

そう言って提供してくれたのは、イチオシメニューの「ツブみそラーメン」。


ツブみそラーメン 


スープのベースは、トンコツのほか浜中町産のコンブと煮干し。
じっくりと7~8時間煮込んで作ったオリジナルのスープで、
長年研究を重ねて編み出した味です。


ツブは自家製のマル秘のタレに漬け込んでいて、オーダーが入ってから最後に盛りつけます。


ツブ、やわらかい!じわじわとうま味が出てきます▲ツブ、やわらかい!じわじわとうま味が出てきます


ちぢれ麺がスープによく絡みます▲ちぢれ麺がスープによく絡みます


スープは脂っこさがなくスッキリ。でもコクがあってかなり奥深い味わい。
なかなか絶品、上品な味です。
これはまた食べたい!

「コーヒー、いるかい?」

食後には、なんとコーヒーのサービスも。

「だって、食べた後ってコーヒー飲みたくなるでしょ」

なかなか粋な計らい。
これはまた来たくなります。

次はホッキのラーメンにしようか、鮭の定食にしようか、
再びツブみそラーメンにしようか、悩みどころです。


「醤油ホッキラーメン」。塩ホッキラーメンもあります▲「醤油ホッキラーメン」。塩ホッキラーメンもあります


「ホッキカレー」にはホッキがゴロゴロ入っています▲「ホッキカレー」にはホッキがゴロゴロ入っています


定食に使用する秋味(鮭)はけっこうジャンボサイズ(毎年秋にさばいて冷凍保存しているものを撮影用に出してくれました)▲定食に使用する秋味(鮭)はけっこうジャンボサイズ(毎年秋にさばいて冷凍保存しているものを撮影用に出してくれました)

 

「また来るよ」「また来たよ」

「また来るよ」と言って店を去り、「また来たよ」と言って来店してくれるのが一番うれしい、
ときいちゃんは言います。

確かに、ラーメンを一杯食べに訪れただけですが、
お腹が満たされただけではなく、妙に心が和みほっこりとした気分。


「ごちそうさま」だけではなく、
「美味しかった、また来ますね」と自然に言葉が出てしまいます。
次に訪れる時はきっと「また来ました」と言って扉を開けるに違いありません。


実家や親戚の家に行って食事を出してもらったかのような感覚でお店を後に▲実家や親戚の家に行って食事を出してもらったかのような感覚でお店を後に

 
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