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公開 | 木村健太郎

北海道のお花見は道南から!北海道新幹線沿線や函館空港から気軽に行ける桜スポット

長い冬が過ぎ、北海道にも桜の季節がやってきました!広い北海道、最初に桜前線が訪れるのは道南地方です。ちょうどゴールデンウィーク期間中に満開を迎えます。

今年は10連休という方も多いはず!そこで今回は、北海道新幹線沿線や函館空港などから気軽に行ける主な桜スポットを紹介します!
 

▲北斗市・戸切地陣屋跡の桜並木
 
 

目次

北斗市①夜桜が綺麗!大野川沿い桜並木
北斗市②北海道一!法亀寺のしだれ桜
北斗市③史跡も楽しめる松前藩戸切地陣屋跡の桜
函館市①ド定番!五稜郭公園
函館市②今や人気の桜並木!桜ヶ丘通り
松前町:忘れちゃいけない!北海道一の歴史と規模の松前公園
番外編:桜とともに野花も満開!


 

北斗市①夜桜が綺麗!大野川沿いの桜並木

平成28(2016)年3月26日の北海道新幹線開通で大きな脚光を浴びた北斗市。平成18(2006)年に旧上磯町と旧大野町が合併した、函館市に隣接する人口約4万5,000人の町です。北海道新幹線の発着となる新函館北斗駅は内陸部の旧大野町に位置しています。
 
北海道屈指の観光都市であり、桜も五稜郭公園が有名な函館市の陰に隠れがち感のある北斗市ですが、市の花(春)として選定しているのは「桜」です!函館に負けない数あるスポットのうちの有名どころを紹介しますね!
 
今年の開花予想は北斗市、函館市とも4月28日開花、満開は5月3日です(日本気象協会4月11日発表)
 
 
▲大野地区にある大野川沿いの桜並木です(©2015(一社)北斗市観光協会)
 
 
新函館北斗駅から最も近いスポットは大野川沿いの桜並木です。大野地区の中心部を流れる大野川沿いに走る町道本郷川原町通線沿いに、ソメイヨシノを中心とした約100本の桜並木が300mに渡って見られます。歩道が整備されているので、年配の方や家族連れでも安心して観賞できます。
 
昭和34(1959)年、当時は皇太子だった今上天皇の美智子妃とのご成婚を記念して旧大野町が植樹したものです。当初は150本ほどだったのですが、道路整備などで伐採、また放牧された綿羊が苗木を荒らした被害もあったようで現在の本数となっています。満開時期は見事な桜のトンネルとなります!
 
 
▲「北斗桜回廊」ライトアップされると華やかさと美しさが一層引き立ちます(©2015(一社)北斗市観光協会)
 
 
何と言っても北斗市の桜は夜桜です。「北斗桜回廊」と銘打ち、北斗市各所の桜スポットがライトアップされ、町全体がピンク色に染まります。今年は4月26日からスタートします!

 

北斗市②北海道一!法亀寺のしだれ桜 

大野川の桜並木から徒歩5分ほど歩き大野橋を渡り、道道96号線沿いにお寺の宝塔が見えます。これが法亀寺(ほうきじ)で、嘉永2(1849)年、篤信家である中村金兵衛の願いを受け、箱館・実行寺第15世金子日能師が、大野村に法亀庵として許可されたのが始まりとされています。
 
 
▲法亀寺のしだれ桜です。北海道でこれほど見事なものは珍しいとか(©2015(一社)北斗市観光協会)
 
 
同寺の境内にしだれ桜が植えられています。樹齢300年以上と言われ、北海道内最大級のしだれ桜です。高さは約12mあり、枝垂れた枝に咲き誇る姿は勇壮であり、年月の重みを感じさせます。これほどのしだれ桜は道内でも稀で、遠方からも花見に訪れるスポットとなりました。
 
 
▲平成23(2011)年からライトアップが行われています(©2015(一社)北斗市観光協会)
 
 
ライトアップされた夜桜は昼の姿とは違い、幻想的で神々しさすら感じ、存在感が一層引き立ちます。
 
ちなみにしだれ桜は幹が立に裂け、枝が長く垂れる品種でバラ科に属し、別名イトザクラとも言われます。

 

北斗市③史跡も楽しめる松前藩戸切地陣屋跡の桜 

 戸切地(へきりち)陣屋跡に向かう道道96号線沿いには陣屋跡入口まで1.8㎞にわたって桜並木が続いていて「清川の千本桜」として親しまれています。
 
 
▲道道96号線の両側に連なる「清川の千本桜」(©2015(一社)北斗市観光協会)
 
 
新函館北斗駅からレンタカーなど、車で見学するには最適です。かつてはコスモスが植えられ「コスモス街道」と呼ばれていましたが、昭和60(1985)年、千本桜事業が開始され、地域住民加の緑化活動として行われました。
 
エゾヤマザクラ500本、ソメイヨシノ500本が4月下旬から5月初旬にドライバーの眼を楽しませます。あまりの美しさに目を奪われるかもしれません。わき見運転は要注意ですよ!
 
千本桜の最終地点は、松前藩戸切地陣屋跡(へきりちじんやあと)になります。この陣屋跡までに連なる約800mのソメイヨシノを中心とした桜並木も道南地方屈指の名所となりました。
 
 
▲松前藩戸切地陣屋跡に向かう桜並木。夜桜のライトアップも美しいです
 

この桜のトンネルは日露戦争の勝利を祈願して植樹されました。約580本の桜がのトンネルが美しく、こちらも開花期間中はライトアップを楽しむことができます。また緩やかな丘陵を登るので、函館湾や北海道新幹線の高架などの眺めも楽しむことができます。
 
 
▲桜のトンネルは陣屋跡の門まで続いています
 
 
桜並木の終着点は国指定文化財の戸切地陣屋跡です。日米和親条約により安政6(1859)年に箱館港が開港されたことなどから、幕府による蝦夷地防衛強化のため、幕府が松前藩に命じ、築かれました。
 
 
▲保存状態の良い土塁が残り、土塁部分にも桜が咲いています
 
 
構造は四稜郭型で、亀が首を出したような形をしていて6つの砲座があります。陣屋は約120人の藩兵で守備をしていましたが、明治元(1868)年、箱館戦争で旧幕府脱走軍が森町鷲ノ木に上陸した報告を聞き、この陣屋が使われぬよう、建築物に火をつけ焼き払い放棄しました。
 
そのため、戦場とならなかった陣屋跡は土塁などの保存状態が素晴らしく良く、昭和40(1965)年に国指定の史跡となったのです。
 
 
▲郭内も整備され、開放感があり、ソメイヨシノなど桜も楽しむこともできます
 
 
▲陣屋跡の裏門を抜けた林道沿いには火薬庫跡なども残されています
 

陣屋跡の裏門を抜けると林道があり、森林浴にも最適で、明治9(1876)年に入信したというハリストス正教会信者代々の墓地もあります。
 
歴史的価値のある史跡と桜が楽しめる。これこそ一石二鳥でしょう。
 
毎年、北斗市商工会青年部主催の陣屋桜まつりも行われ出店やイベントで賑わいます。今年は4月28日の予定です。

 

函館市①ド定番!五稜郭公園 

道南の桜といえば函館の五稜郭公園をはずすわけにはいきません。松前公園と並ぶ北海道屈指の桜の名所です。
 
 
▲内堀土塁上から眺めた五稜郭公園の桜です
 
 
ご存知、箱館戦争で旧幕府脱走軍の拠点となり、榎本武揚が蝦夷政権を築いた西洋式城塞です。明治以降は明治政府の陸軍練兵場でしたが、桜スポットとなったのは大正2(1913)年に函館に無償貸与され、大正3(1914)年に市民公園として利用されてから。
 
現在はソメイヨシノを中心とした1,600本の桜が咲き誇ります。星形にそって咲く桜は、五稜郭タワーから眺めると様式美という言葉がピッタリ!
 
外堀や内堀、堡塁の上など、場所を変えて眺めるとまったく見飽きることがありません。カメラやスマホで撮影スポットの嵐となることでしょう。
 
 
▲外堀では北海道の定番、お花見ジンギスカンも楽しめますよ!
 
桜の道南スタンダードというスポットですが、何度でも見学する価値があると断言します。

 

函館市②今や人気の桜並木!桜ヶ丘通り

函館の市電「柏木町」電停を下車し、すぐの電車通り沿いの通りが、市民や道産子にはすっかり人気スポットとなったのが「桜ヶ丘通り」です。
 
 
▲閑静な住宅街の通りに約100本のソメイヨシノが咲き誇っています
 
 
五陵郭公園にも近い柏木町と松陰町の町境を走る直線の通りで、名前通り、約800mにわたり桜のトンネルを堪能できます。通りの両脇は普段は閑静な住宅街ですが、桜の時期には車と見学の方々で賑わいます。
 
昭和初期に沿道住民が植栽し、交通量の増加など枯死の危機もありましたが、住民が自主的に苗木を購入するなど、大切に守ってきたのが現在の姿につながっています。
 
 
▲本数は多くはないのですが、地域住民がしっかり管理し、道幅も狭いので見ごたえある桜のトンネルになります
 
 
通り沿いにはカフェや函館の海鮮を味わえる寿司屋、人気のパン屋などがありますので、見学がてら顔を出すのも良いでしょう。
 
桜の時期は昼夜問わず、見学の車でごった返します。道幅が狭く歩道もないので徒歩の散策もマイカーでの見学も十分に注意し、マナーを守って下さいね!できれば徒歩でゆっくり散策してほしいと思います。
 
 

忘れちゃいけない!北海道一の歴史と規模の松前公園

北海道新幹線沿線スポットというにはちょっと遠いかも知れませんが、松前町の松前公園は道南に来たならやっぱり押さえておきたい桜の名所です。北海道最南端の町、松前町は道内で最も早く桜が咲きます。今年の開花予想は4月27日、満開は5月1日(日本気象協会4月11日発表)となっています。現時点で、早咲きの品種はすでに咲いているでしょう。
 
新幹線で来られる方ならJR木古内(きこない)駅前から函館バス松前行で1時間30分、松城バス停で下車します。
 
 
▲北海道最大規模の約250種、1万本の桜が咲き乱れる松前公園
 
 
同公園は松前城(福山城)、寺町、松前藩屋敷を含む広大な規模です。平成16(2004)年に北海道遺産に認定され、「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれています。北海道らしからぬ城下町の風情と桜のコラボレーションは江戸時代に遡ったような気分になります。
 
冬桜から、遅咲きの桜まで、4月中旬から5月下旬まで長期間楽しめるのが同公園の特徴です。
 
 
松前公園を代表する桜は「南殿(なでん)」と呼ばれる品種です。
 
 
▲南殿の花びら。松前公園では最も植栽本数が多い品種です
 
 
ソメイヨシノよりピンク色が若干濃厚な花びらを12~15枚つけた八重桜です。ソメイヨシノのやや後に咲きます。本州にも同名の別品種の桜があることから、「松前早咲(まつまえはやさき)」とも呼ばれています。
 
そして、南殿の原木となっているのが、松前公園にある数ある名木の中でも有名な「血脈桜(けちみゃくざくら)」です。
 
 
▲光前寺の境内にある血脈桜。この桜には様々な伝説も残されています。
 

樹高8m、東西17mに渡って枝張りしている樹齢300年以上と言われる、枯淡の境地に入ったかのような雰囲気が漂う古木です。松前の桜の功労者、鎌倉兼助氏が、血脈桜から接ぎ木で増やして植えられてきたのが、「南殿」なのです。まさに歴史ある松前の誇る品種ですね。
 
血脈桜のほかにも、同公園の3大名木と言われる「夫婦桜」、「蝦夷霞桜」もあり、とにかく見どころ満載で、1日ではとても見切れないほどです。
 
 
▲松前城天守からは桜と津軽海峡が見渡せます
 
 
公園全体が生きた桜の博物館と言っていいでしょう。4月27日から5月15日まで「松前町さくらまつり」が開催されます。そして5月1日は「松前町さくらの日」と新元号「令和」初日が重なる日というメモリアルとなります!

函館や北斗市からちょっと足を伸ばしてみませんか?

 

番外編:桜だけじゃない!野花も満開! 

北海道は桜だけじゃなく、野花も注目です。雪に閉ざされた長い冬を超えた4月中旬以降、待ちかねたように一気に開花するのです。ここでは2ヶ所、野花を楽しめるスポットを紹介します
 
 
▲きじひき高原匠の森のカタクリの群生
 
 
北斗市のきじひき高原は、函館山から駒ケ岳、大沼公園など360度のパノラマ絶景を楽しめる旧大野町のスポットです。その中腹にある森林散策ゾーン「匠の森」は、遊歩道や野鳥観察小屋が整備された自然公園です。
 
遊歩道沿いには4月中旬から下旬にかけてカタクリが一斉に咲き誇ります。地面が薄紫の花で埋め尽くされる光景はため息が出るほど。これほどの群生で咲くのは北海道でも少ないでしょう。
 
 
▲カタクリの時期が終わると後を継ぐようにシラネアオイが一斉に花開きます
 
 
カタクリやシラネアオイは本州では高山植物。北海道では低地でも見られるのです。
 
お次は、皆さんご存知の夜景で知られる函館山です。函館山は夜景だけではなく標高334mの低い山なので、気軽に登山や森林浴、野鳥観察、野花の鑑賞が楽しめます。

函館山は明治中期から太平洋戦争終戦まで旧日本軍の要塞だったため、民間人は出入りができませんでした。
 
そのため市街地と隣接しているにもかかわらず、手付かずの自然が残され、現在でも600種以上の植物が見られます。
 
 
▲函館山に咲くエゾエンゴサク。淡い青色や紫色、ピンクなど多様な色合いでチャーミングな花を咲かせます
 
 
函館山は数多くの登山道がありますが、オススメは遊歩道が整備された宮の森コース。歩道沿いには4月中旬から下旬にかけ、北海道に春を告げる花、エゾエンゴサクの群生が数多く見られます。
 
 
さらに、函館山ならではのコジマエンレイソウという希少種も見られます。
 
 
▲道南地方、それも函館山や室蘭市の地球岬などでしか見られない絶滅危惧種です
 
 
松前町沖の渡島小島(おしまこじま)で発見されたため取られた和名で、函館山は数少ない群生地です。普通のエンレイソウに似ていますが、3枚の紅紫色の花弁を付けるのが特徴です。
 
 
▲函館山の宮の森コース。気軽なハイキング、野草観察にオススメ
 
 
桜も野花も一瞬の命を咲かせ人々を楽しませ感動させてくれます。花々に包まれる北海道のGWを皆さん楽しんで下さいね!
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