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公開 | GAKKUN

その甘さ、いちご超え!!葉物野菜が雪でスイーツになる?:「北海道の田舎に越して」シリーズ(1)

越冬キャベツ
(写真:提供 竹内正樹)

 
今日は、和寒町地域おこし協力隊隊員 中野さんからの情報をご紹介!
 
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みなさんはじめまして。和寒町地域おこし協力隊の中野利樹です。東京から道北の和寒町に移り住んで2年半が経ちました。
 
私がここ北海道の和寒町に移住してきて最も驚いたのが、今回ご紹介する「越冬キャベツ」。何に驚いたって、とにかくその「甘さ」がハンパじゃないんです!
 
冬の間、野菜を雪の下で寝かせておくという手法は、雪の多い地方では割と一般的ですが、「越冬キャベツ」は北海道の和寒町が発祥といわれています。(和寒町産のものだけが「越冬キャベツ」という名称を使うことができるのです!)
 
越冬キャベツが生産されるようになったのは昭和43年のこと。とある農家さんが、秋に収穫したキャベツの値段があまりにも安かったため、畑にそのまま放置しておいたところ、冬を越して雪が解けた頃になってもまだ青々としているのを発見。試しに出荷してみると高値になったため、翌年以降も生産するようになり、現在では和寒ブランドの農産物として多数の農家さんによって生産されています。
 
雪が降る直前に根を切ったキャベツは、マルチというビニールシートの上に並べられ、雪が積もるのを待ちます。

 
越冬キャベツ 畑

 
そして、雪がしっかり積もってくる12月頃から、キャベツを掘り出す農家さんが出始めます。
 
キャベツの上に高く積った雪は、まず重機を使って取り除いていきます。この写真、一見ただ雪が積もっているだけのように見えますが、雪の下にはキャベツがいっぱい眠っているんです!

 
越冬キャベツ キャベツの上に高く積った雪を重機を使って取り除く

 
キャベツの上ぎりぎりのところまで雪を取り除いたら、その後は手作業で掘り起こしていきます。キャベツを傷つけてしまうと商品として出荷できなくなってしまうため、ここは慎重に作業を進めていきます。
 
このように、雪の中からたくさんのキャベツが出てきます! 
 
 
越冬キャベツ 雪の中からたくさんのキャベツが出てきた

 
キャベツを掘り起こしたあとは、長いままになっている根を切り落とし、表面の皮を取り除いていきます。
 
 
越冬キャベツ 表面の皮を取り除く作業
(写真:提供 竹内正樹)

 
越冬キャベツは雪の中に寝かせている間に、表面の皮が少しずつ傷んできます。そこで、出荷前にその皮を取り除き、きれいな状態にするのです。これでようやく出荷できる状態になりました。普通に収穫するキャベツに比べると少し色が薄いですね。
 
 
越冬キャベツ 皮を取り除き、きれいな状態になったキャベツ
(写真:提供 竹内正樹)

 
ひと口食べれば、すぐに甘さの違いがわかります!
その糖度は高いもので11%ほどにもなります(ちなみにイチゴの糖度が平均で8~9%と言われています)。
特に甘いのが芯の部分。生のままだと少し固いので、蒸したり、煮込み料理にするのがオススメ。
甘みがさらに増してとってもおいしいんです!(もちろん生のままボリボリ食べてもおいしいですよ!)
 
 
和寒田舎酒家 冬音 キャベツの鍋料理
(写真:提供 和寒田舎酒家 冬音)

 
雪がたくさん積もる和寒町で偶然が重なり生まれた「越冬キャベツ」。店頭で見つけた際には、ぜひ手にとって食べてみてくださいね!
 
 
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「北海道の田舎に越して」シリーズは、地域おこし協力隊として都会から北海道の田舎に移住し、様々な形で地域おこしに奮闘する協力隊隊員が「よそもの目線」で驚いたり、感激したり、感嘆したものを取り上げ、発信するシリーズです。

 

越冬キャベツ 問い合わせ先

●ホクレンショップ和寒店(Tel : 0165-32-6011)
●和寒町の情報ポータルサイト わっさむ.net Facebookページ
http://www.facebook.com/wassamunet
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GAKKUN

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