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公開 | nobuカワシマ

豊平峡温泉の謎その2:気持ちよすぎる露天風呂、なぜ水車があるの?

豊平峡温泉


札幌市郊外にある豊平峡(ほうへいきょう)温泉は、開放的な露天風呂が最高に気持ちいい!しかも美肌の湯♪いつまでも浸かっていたくなる露天風呂には、オブジェのような水車があります。この水車、実はこの温泉には欠かせない大事なものなのです。何のためにあるか、わかりますか?

 

源泉100%かけ流しだと、水車が必要!?

豊平峡温泉▲露天風呂の脇で雪に埋もれる水車。何のためにあるの?


一見すると単なるオブジェのような水車。実は、豊平峡温泉の湯が“源泉100%かけ流し”なので必要な装置なのです。

「どういうこと?」

その理由を探るために、まずは豊平峡温泉の湯のしくみをチェック!

 

源泉100%かけ流しの温泉ってどういうこと?

豊平峡温泉の湯は、源泉100%かけ流し。湯量が豊富なので、加水も加温も循環も一切しておらず、貯湯タンクも不使用。地中から汲み上げた源泉をそのまま湯船に注いでいます。さらにシャワーまで源泉の湯。
メチャメチャ新鮮な湯を楽しめるんです!


 
豊平峡温泉▲やや緑がかった濁り湯


泉質は、肌の古い角質を洗い流すと言われる炭酸水素の成分と、肌をパックして保温保湿すると言われている塩化物の成分が入った美肌の湯。まるで特濃美容液に浸かっているみたい!?

 
豊平峡温泉▲カルシウムもたっぷり入った泉質なので、溢れ出た湯の成分がかたまって湯船のへりや床が鍾乳洞みたいに!新鮮な湯がたっぷり注がれている証拠です


源泉の温度は約51.5度。地中から汲み上げ湯船に注ぐ際に多少湯温が下がるため、湯船ではちょうどよい湯加減になります。とはいえ、日々の気温や朝晩と昼の気温差で湯の温度の下がりかたはバラバラ。

そこで、約1時間ごとに湯船の温度を計測し、湯船の温度を上げたい時は注ぐ湯量を多くし、温度を下げたい時は注ぐ湯量を少なくすることで、湯船の湯加減を一定に保っているそうです。

 
豊平峡温泉▲真冬の露天風呂は湯温が下がりやすいので湯量たっぷり、ドカドカ注ぎます


寒い日は湯量を増やし、暑い日は湯量を減らす。豊平峡温泉の湯の温度加減は、湯量でコントロールしているのです。

でも、極寒の日は湯量をかなり増やせば何とかなりますが、真夏など暑い日は湯量を絞りすぎてしまうと湯船に新鮮な湯が行き渡らなくなってしまいます。

ここで、水車が登場!

 

暑い日は水車の出番!

豊平峡温泉▲湯が水車を回しながら下の岩に落ち、それから岩をつたい湯船へと流れていきます


暑い日には、汲み上げた湯をダイレクトに湯船へ注ぐのではなく、水車の上へ注いでいるのです。水車が回る時に湯が外気に触れて湯温が下がるため、湯量を極端に絞ることなく湯船に適温の湯を供給することができるのです。

 
豊平峡温泉▲夏でも新鮮な湯がたっぷり!


豊平峡温泉の水車は単なるオブジェではなく、加水や加温をせず源泉100%かけ流しの湯を楽しむための大事な装置なのです。
それにしても、とってもアナログな温度管理。湯守のみなさんの長年の経験と勘の賜物ですね。

 

ぬる湯の露天風呂が最高に気持ちいい!

豊平峡温泉には露天風呂が3つあります。

 
豊平峡温泉▲まるで池のように大きな露天風呂の「無意根(むいね)の湯」。女性は偶数日に、男性は奇数日に入浴できます

 
豊平峡温泉▲「遊湯の湯」(手前)と「ふくろうの湯」(奥)。こちらは女性が奇数日、男性が偶数日に楽しめます


露天風呂の湯船の中やへりには各所に石が配置されていて、腰かけて半身浴を楽しめる場所、首まですっぽり入浴できるエリア、寝転んで浸かるスポットなどがあり、さまざまな入り方を楽しめます。

 
豊平峡温泉▲腰かけて入ったり寝そべってみたり、好みのポジションを探してみましょう!

 
豊平峡温泉▲湯船の脇にひっそり隠れるようにある木の枕付きの寝湯スポット。ここは極楽! 


露天風呂の湯の温度は39~40度と、ややぬる目。いつまでものんびり浸かっていられるようにと、あえてぬる目の設定にしているそうです。ちなみに内湯は40~42度なので、露天風呂がちょっとぬるいと感じる人は内湯へどうぞ。



 
豊平峡温泉▲豊平峡温泉の内湯。露天風呂に比べるとけっこう熱々、これもいい感じ♪

 

水車を見ながら濃厚な美肌の湯をゆったりと

露天風呂の風景に溶け込む水車は、普段はオブジェに見えても実は“いい湯”を守る大事な装置。

 
豊平峡温泉▲無意根の湯にある水車


冬は雪に埋もれた水車を眺めつつ、夏はくるくる回る水車を眺めつつ、ゆったりのんびり美肌の湯に浸かりましょう。湯あがりは、肌がしっとりツルツルになっているかもしれませんよ♪

お風呂から上がったら、豊平峡温泉名物のインドカリーも忘れずに!

 
豊平峡温泉カレー▲山奥の温泉施設なのに、本格的なインドカリーを楽しめます


※温泉の写真は、特別な許可を得て営業時間外に撮影しています。豊平峡温泉ではスマホの自撮りなども含め温泉内での撮影は禁止されています。
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