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公開 | 田中 勲

札幌国際芸術祭2017、これが見どころ!〜まちなかどっぷりアート編〜

SIAF 北専プラザ佐野ビル 端聡▲北専プラザ佐野ビル5階の展示《Intention and substance》の作品《液体は熱エネルギーにより気体となり、冷えて液体に戻る。そうあるべきだ。2017》


2017年8月6日に開幕、10月1日まで開催される「札幌国際芸術祭2017(SIAF<サイアフ>2017)」。会場をぐるりと一巡りした、アート音痴の私の感想を一言で言えば「不思議感覚」いっぱい。2日目の今日はまちなかの会場をご紹介します!

 

「すすきの」のアート巡りは、大人な不思議いっぱい


まず向かったのは、南5西3の北専プラザ佐野ビル。地下1階の、もともとスナックなどのお店が入っていた4店舗が会場になっています。


SIAF 北専プラザ佐野ビル DOMMUNE SAPPORO! ▲以前はクラブだった全面ピンクの空間が、DOMMUNE SAPPORO!の展示スペースに。5人のアーティストの作品を観ることができます


この地下会場の目玉は『札幌の三至宝 アートはこれを超えられるか!』です。札幌に根付く3つのアート空間が、スナックやバーだったスペースに再現されます。


SIAF 北専プラザ佐野ビル 北海道秘宝館▲まずは定山渓にあった北海道秘宝館の蝋人形「春子」を写真で紹介


SIAF 北専プラザ佐野ビル 北海道秘宝館▲かつてはバーだった会場のカウンターに、閉館後に荒らされた秘宝館の展示物を撮影した写真がコラージュされています


SIAF 北専プラザ佐野ビル 大漁居酒屋てっちゃん▲店主の阿部さんが20年がかりで壁面をコラージュした、すすきのの「大漁居酒屋てっちゃん」の店内を再現。壁面は、実際の店内を撮影した1000枚以上の写真をコラージュしたもの。年月によるなんとも言えない味を感じます


SIAF 北専プラザ佐野ビル レトロスペース坂会館▲さてここの真打ちは、札幌市西区の私設博物館「レトロスペース坂会館」の所蔵品を展示する「レトロスペース坂会館別館」。ずらりと並ぶ昭和なアイテムは、今の感覚ではかなりエロチックで、昭和な私も時代の変化を痛感します。数点を除いて、所蔵はしていましたが、展示していなかった秘蔵品ばかり。本館経験者も必見です


さて、この北専プラザ佐野ビルは5階も会場。こちらには端聡の展示《Intention and substance》が。「物質」感溢れる作品は、迫力のある不思議さです。


SIAF 北専プラザ佐野ビル 端聡▲水が気体になって、また液体になる循環を描いた作品《液体は熱エネルギーにより気体となり、冷えて液体に戻る。そうあるべきだ。2017》。右側に気体から液体に戻る装置が作られています


SIAF 北専プラザ佐野ビル 端聡▲《意図した物質とエネルギーの変化》。水を氷にする装置から出る熱で、油脂を溶かしています。エネルギー変換が目に見える作品


さて、すすきのではもう一つ、南6西3のAGS6・3ビル堀尾寛太の作品《補間》を展示?しています。?が付くのは、この芸術祭が終われば解体されるというビルを丸ごと使った大掛かりな不思議空間だから。撮影不可で、ちょっと言葉では表現しにくい作品なのですが、この感覚、是非モノです。

 

狸小路や大通にも。まちなかアート巡りが不思議楽しい!


狸小路2丁目の金市舘ビル(1階にはベガスベガスが入っています)の7階会場には、梅田哲也の作品《わからないものたち》が。もともとデパートだったこのビルの300坪の空間を使った作品は、なんだか寂しくなるような不思議さがありました。


SIAF 金市館ビル 梅田哲也▲随所に飾られた点滅する古い照明器具が、「もっと使って〜」と言っているような。この広々感もぐっとくるのです


SIAF 金市舘ビル 梅田哲也▲間歇泉のように、ガラスのボールの中の水がホースによってときどき沸き立ちます。最初、ちょっとびっくり


大通西5丁目のCAI02では、今年のさっぽろ雪まつりの大通公園西五丁目会場でも公開された、『札幌ループライン』を展示。


SIAF CAI02 札幌ループライン▲先頭にライトを付けて走る列車が、影絵で町並みを映し出し…


SIAF CAI02 札幌ループライン▲さっぽろ雪まつりの「トット商店街」の雪像の模型に投影します。何度見ても、味わい深くていいですね〜


少し東に行って、北1東2の北海道教育大学アーツ&スポーツ文化施設HUGで公開しているのは、さわひらきの作品《うろ・うろ・うろ》。


SIAF HUG さわひらき▲真冬の湖に厚く張った氷を削り、水中に光源を沈めようとする男たち。その姿を2つのスクリーンを使って、違う角度から撮影した映像によって表現する作品。全く意味不明の行動をとる人々なのですが、映像が魅力的で、すっかり惹きつけられます

 

近くに行った時に立ち寄っておきたい展示も!

地下鉄東西線の大通駅とバスセンター前駅の間にある札幌大通地下ギャラリー500m美術館では、中崎透の『中崎透×札幌×スキー「シュプールを追いかけて」』が。札幌とスキーとの関わりを明治時代から現代まで、スキーの実物までも多数並ぶ展示は、量も豊富で見応え満点。


SIAF 500m美術館 中崎透▲大通駅側から行くと、展示を古い年代から観ることができます。スキー板の展示の多さに圧倒されました!


SIAF 500m美術館 中崎透▲札幌オリンピックの資料の他に、こんな一本ストックでのスキーの姿の再現もあります。う〜ん興味深い


JR札幌駅前のJRタワープラニスホールで展示されているのは、『札幌デザイン開拓使 サッポロ発のグラフィックデザイン〜栗谷川健一から初音ミクまで』。開拓使旗の五稜星の起源と現代に至る影響から始まり、今の札幌のデザインの成果までを、豊富な展示物と超労作と思われる年表で辿ります。


SIAF JRタワープラニスホール ▲左手にあるのは、サッポロビールの古いポスター。手前に並ぶのは、今最先端の札幌デザインのパッケージたちです

 

いろいろ巡るならやっぱりパスポートを!


さてご紹介してきた札幌国際芸術祭2017の見どころ、いかがでしたでしょうか。郊外の会場へは休みの日のドライブがてら鑑賞に、まちなかの会場は、呑み会の前など時間がある時にふらっと巡ったり、立ち寄ったりするのが良いかも。そんな時に便利なのが、有料施設に何度でも入場できるパスポートです。詳しくはこちらで。


SIAF パスポート▲パスポートは、スタンプラリーの台紙も兼ねています。今回の取材でスタンプラリー対応の会場は、全て制覇しましたよ〜!


北海道Likersでは、今後は毎週月曜日にFacebookにて札幌国際芸術祭について、写真だったり最新情報だったりをお届けしていきます。3年に一度のこのイベント、10月1日まで楽しんでいきましょう!

それではまた。See You!
 

札幌国際芸術祭2017(SIAF2017)

日程/8月6日(日)〜10月1日(日)
会場/下記ウェブサイト参照
問い合わせ/札幌国際芸術祭事務局
tel.011-211-2314
http://siaf.jp/
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  • 札幌国際芸術祭2017、これが見どころ!〜まちなかどっぷりアート編〜

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Writer

田中 勲

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