紋別市街地の繁華街「はまなす通り」にある「海鮮遊食Rin」の名物メニューは、「オホーツク産ずわい蟹」(時価平均2,500円~3,000円)。
カニは注文後に生け簀から出してさばいてくれるのですが、嬉しいのが調理法を細かくオーダーできること。そう、一度にいろいろな味が楽しめるのです!
私は「ツメは茹で、足の半分を洗い、残り半分を天ぷらに」とオーダーしてみました。

▲カウンターにある生け簀からカニを取り出し…

▲見事な手捌き! カニの調理を得意とするオーナーの林明さんが、力強く動くカニに、ものすごい速さで包丁を入れていきます
そして待つこと数分。できあがったのが、こちらです。豪勢ですよね。思わず「おお!」と歓声を上げてしまいました。

ひとつずつ見ていきましょう。
まずカニ足の洗いは、殻を向いたあと氷水にサッとくぐらせることで、写真ように身の繊維が細かく開きます。その美しさから、「花を咲かせる」と表現されることもあります。

▲透明感があり、見た目からしておいしいとわかります。口に入れるとやわらかく、甘い!
お次は天ぷら。活を天ぷらにするなんて贅沢ですよね。洗いにした状態のカニを揚げるため、フワッフワです。

▲衣はサクサクと小気味よく、カニはふんわり。ビールにも日本酒にも合います甲羅にはカニ味噌

茹でたツメの身をほぐして入れて食べるのが通。この時、レモン水の入ったフィンガーボールも出してくれるので、指先の汚れや匂いも気になりません。きめ細かなサービスに感激です。

▲ちなみに後ろに写っているビールは、北海道限定サッポロクラシックの樽生です そうしてすっかり食べ尽くしたところで、「日本酒飲める?」と林さん。なんと、締めは甲羅酒! 日本酒が好きだという林さんの粋なはからいです

▲とにかく仕事が細かく、甲羅酒はバーナーで炙って出てきます。香ばしく、味わいが増します
まるでコース料理を食べたような満足感。ほか各種刺身や「自家製蟹しゅうまい」「蟹ふわふわ磯辺揚げ」など1品も唸る旨さなので、余力のある方はぜひ食べてみてください!

▲こちらが「自家製蟹しゅうまい」(800円)。生のカニをすり身にしているという贅沢さ! 他の魚は使用せずカニ100%です。カニ味噌をつけていただきます!

▲カウンターのほか、掘りごたつの個室もあります
モデルコース
1日目
14時 / 北海道立オホーツク流氷科学センター GIZA or まりーさんの木
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15時 / オホーツクとっかりセンター
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16時 / 氷海展望塔 オホーツタワー
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夕食 / 海鮮遊食 Rin
2日目
6時 / ガリンコ号Ⅱ
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~ここで「北海道立オホーツク流氷科学センター GIZA」に行くのもあり!~
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10時 / 出塚水産
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11時15分 / オホーツク紋別ホワイトカレー(キッチンSHIMA or ホテルオホーツクパレス)
※羽田~紋別間は飛行機で約1時間40分
※紋別空港~紋別バスターミナルまではバスで約15分
取材・撮影・文/北海道Likers フォトライター FUKKO
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