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公開 | 行天 フキコ

「螺湾ブキ」(足寄町):北海道遺産シリーズ30

北海道十勝にある足寄町の螺湾(らわん)地区に自生するフキは、大人の背の高さをゆうに超え、大きいものではおよそ3mにもなる巨大なフキ。
開拓時代の頃は、もっと大きく、馬に乗った人が螺湾ブキの下をくぐることができたとも言われています。


△螺湾ブキの画像▲足寄町螺湾地区に自生する大きな螺湾ブキ
 

△馬に乗った人の頭上より大きい螺湾ブキの画像▲大正時代に撮影された写真には、馬に乗った人の頭上にフキの葉っぱが茂っているようすが見られます。螺湾ブキがどれほど大きいかがわかります(協力:足寄町)
 

フキは北海道のあちこちに自生していますが、これほどの大きさに育つのは、足寄町螺湾地区独特のもの。なぜここまで大きくなるのか、原因については詳しくわかっていませんが、螺湾地区の土壌や気候、水質が巨大なフキを育てるのでは、と考えられています。
 

神秘的な雰囲気を感じる足寄町の湖オンネトーの様子▲螺湾川の上流に位置する、足寄の秘境湖といわれるオンネトー。巨大な螺湾ブキの他にも、足寄には北海道の不思議スポットが集まっています(協力:足寄町)
 

見た目が大きいため、固くて食べられないようなイメージがあるかもしれませんが、肉厚でみずみずしく、サクサクした食感がある螺湾ブキは、北海道の初夏の味覚として大人気!道内のスーパーでも水煮が販売され、きんぴらやてんぷら、みそ汁の具、茎の大きさを活かした肉詰めなど、家庭でもよく食べられる食材です。
旬の時期は、ちょうど今頃、6月下旬から7月中旬。収穫時期にしか出回らない生の螺湾ブキは、より香りがよく、今の時期にしか味わえません。
 

△螺湾ブキ収穫のようす▲螺湾ブキの収穫のようす。昔に比べると小さくなったと言われますが、それでも大人の人の頭上をゆうに超える大きさ。収穫も大変な作業です(協力:足寄町)
 

△螺湾ブキ商品の写真▲おいしい旬の時期は6月~7月。螺湾ブキの水煮は北海道民には親しみのある食材!

 
乱獲や台風の被害などで、一時、螺湾ブキは減少傾向にありましたが、足寄町では鑑賞圃場の整備や種苗の持ち出しを禁止するなどの取組みで、地域特有の資源である螺湾ブキを守っています。
 

△ラワンブキ鑑賞圃場のようす▲螺湾ブキを近くで見られる鑑賞圃場(ほじょう)。台風の被害に遭い、現在は修復中のため見学はできませんが、道の駅「あしょろ銀河ホール21」の裏側で自生している螺湾ブキを見ることができます
 

螺湾ブキの群生地に近づいてみると、大きなフキの中に人がすっかり隠れてしまい、逆に自分が小さくなってしまったかのような不思議な感覚を覚えます。「コロポックル伝説」に出てくる、フキの下に住む小さな人たちの世界観が味わえるかもしれません。
 

△螺湾ブキの自然体験「青空教室」のようす▲螺湾ブキの自然体験「青空教室」のようす。巨大なフキの間を通って進んでいくこどもたちの姿は、不思議の国を冒険しているようで楽しそう(協力:足寄町)
 

螺湾ブキが群生する足寄には、見るたびに色が変わって見える神秘の湖「オンネトー」をはじめ、天然記念物に指定されている「オンネトー湯の滝マンガン酸化物生成地」、「雌阿寒岳」など、北海道の自然の力強さを感じるスポットが集まっています。
 
北海道の大自然が育てた不思議な植物、北海道遺産「螺湾ブキ」に出会いに、今年の夏は足寄町を訪れてみませんか?
 
△ラワンぶきパラソルの画像 

 

■関連リンク

・北海道遺産ホームページ「螺湾ブキ」
http://www.hokkaidoisan.org/heritage/034.html
・足寄町
http://www.town.ashoro.hokkaido.jp/
・あしょろ観光協会
http://www.ashoro-kanko.jp/index.html
 
写真提供/すべて北海道遺産協議会
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