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公開 | nobuカワシマ

桜の季節だけ見学できる貴賓舎、静内の龍雲閣

龍雲閣外観

 
新ひだか町には、一年のうち数日間しか公開されない施設があります。それは、明治時代末期に建てられた貴賓舎、龍雲閣(りゅううんかく)。桜の名所として有名な静内の二十間道路桜並木の近くにあり、桜が見頃を迎える5月上旬に開催される「しずない桜まつり」の期間中のみ一般公開されます。

 

龍雲閣って?

龍雲閣は1908(明治41)年に建築着手し、翌年竣工した貴賓舎。当時の静内村の年間予算に匹敵するほどの巨額を投じて作られたそうです。
 
 
龍雲閣外観▲建物は木造2階建てで、二層の御殿造り。神社名刹のような外観
 

かつてこの地域には御料牧場があり、宮中御料馬の生産や北海道産馬改良のほか軍馬の拠出もしていました。そのため、皇族をはじめ高位高官がこの地域を訪れる機会があることから建てられたのが龍雲閣です。
 
 
龍雲閣と御料事務所▲龍雲閣の近くには、1920年(大正9)に建設された御料牧場事務所(新冠種畜牧場旧事務所)もあります。こちらの内部は非公開ですが、外観だけでも絵になります
 
 
龍雲閣付近の行啓記念碑▲大正・昭和の二代にわたる天皇陛下が皇太子時代に行啓されたほか、2006(平成18)年には天皇皇后両陛下もこの地を訪問されました
 
 
龍雲閣へは普段一般の人が立ち入ることはできませんが、しずない桜まつりが開かれる期間だけ中に入ることができるのです!
年間数日しかない一般公開のタイミングを狙って訪れてみました!それでは、中を少しだけ紹介します。

 

1階で落ち着いた佇まいを感じる

建物1階は座敷や土間、洗面所や湯殿などがあり、2階が御座室と控えの間。順路に従い、まずは1階から見学します。


龍雲閣内部

 
龍雲閣内部
 
 
龍雲閣内部

 
貴賓舎というだけありさぞかし豪華絢爛な施設かと思いきや、どこを見ても質素な佇まいに驚きます。廊下や階段、浴室や洗面所など贅を廃した造りで、きらびやかな装飾がない分むしろ格式の高さを感じます。
 
座敷や廊下などには、皇族が使用された家具や食器、馬具をはじめ、屏風や掛軸などが展示されています。
 
 
龍雲閣内部▲ガラスケースの中に食器をはじめさまざまな備品が展示されています
 
 
龍雲閣内部▲ガラスケースに囲まれていて光が反射しているのですが…、椅子、見えますか?
 
 
龍雲閣内部▲手に取ることはできませんが、展示されている書物も目にすることができます
 
 
龍雲閣内部▲加納探幽の屏風。これがあるだけで一気に華やかな雰囲気に感じます
 
 

2階からは桜が必見!

2階に上がると、御座室の見物とともに外の眺めが必見!周囲の桜を見下ろすことができるのです。
 
 
龍雲閣から見た桜▲高い位置から眺める桜もステキ!芝生の緑と桜の色とのバランスがキレイ!
 
 
龍雲閣から見た桜▲龍雲閣の周囲の桜は並木にはなっていませんが、じゅうぶん絵になります
 
 
二十間道路桜並木周辺で一般の人が桜を見下ろせる場所はここだけ!施設見学のラストにふさわしい眺めです。

 

しずない桜まつりと合わせて見学を!

しずない桜まつりの時に龍雲閣も訪れると、桜を見て楽しむだけではなく、この地域に明治時代から続く時代背景に触れることができます。桜を見て、まつりで食べて、並木道の散策を楽しみつつ、歴史をちょっぴり勉強できますよ。
 
 
二十間道路桜並木▲二十間道路の桜並木。まつり会場がある花のトンネルから龍雲閣まで、桜並木をのんびり時間かけて歩くのも気持ちがよいですよ

 
龍雲閣を見学できるのは一年間のうち、しずない桜まつりが開催される数日間だけ!チャンスを逃さないように。まつり開催日程など詳細は毎年変わるので、新ひだか町役場や観光協会のホームページで確認してから訪れましょう!

ちなみに、2017年の開催日は5月3日(水)~5月9日(火)で、龍雲閣の公開時間は9:00~16:00です。
しずない桜まつり
※二十間道路桜並木は周囲に牧場があるため、ペット連れでの見学はできません。
 
※写真は2016年5月上旬に撮影
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