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公開 | 孫田 二規子

オホーツクの自然が感じられるガラス作品。網走「流氷硝子館」

海、川、湖、雪、氷、空…。そんなオホーツクの大自然をモチーフにしたガラス製品を揃えているのは、網走(あばしり)市内のガラス工房「流氷硝子館」。原料には、オホーツク産の蛍光灯リサイクルガラスが使われています。


網走の流氷硝子館の商品
 

エコロジーな原料を探して

女満別(めまんべつ)空港から車で約30分。オホーツク海に面した「流氷硝子館」の四角い建物の中は、天井が高く通路が広めで、ガラス製品をゆったり見て回れます。


網走の流氷硝子館の内観▲荷物が邪魔にならない広さです


並んでいるのは、アクセサリーのような小さなものから照明といった大きなものまで500アイテムほど。品数が豊富で、見応えがあります。


網走の流氷硝子館の流氷をモチーフにしたヘアアクセサリー▲「流氷のカケラ」。冬は建物の目の前まで流氷がやってくるそうです


網走の流氷硝子館の花瓶▲太陽の光を反射させる水面のごとき花器やお皿


網走の流氷硝子館の器▲オホーツク海の澪筋を表現した「澪」


網走の流氷硝子館の器▲粉雪の「雪乃」


「小樽などで売っているヴェネチア系のガラス製品に比べると、うちのは淡い色合いでしょ?海とか氷とか、透明感のあるオホーツクの自然をモチーフにしているんです」と、語ってくれたのは、同館の工房長でガラス作家の軍司昇さん。


網走の流氷硝子館の工房長でガラス作家の軍事昇さん▲軍司さん


ガラスの材料には、お隣の北見(きたみ)市留辺蘂(るべしべ)町で作られている、廃棄された蛍光灯のリサイクルガラス「エコピリカ」を用いているのが、ユニークなところ。

「エコロジーな原料を探している時に、全国から回収する廃棄蛍光灯の大規模な処理場がすぐ近くにあると知って。出会いでしたね」。

一般的にガラス工芸の原料は廃瓶や廃窓ガラスを生成したもので、リサイクル原料ではありません。それらに比べるとエコピリカは、「やや緑っぽい色合い」が特徴。

使う人が増えて定着すればいいなという思いで、ここで販売もしているといいます。

他にも、ホタテの貝殻や使用済みの乾電池といったリサイクル原料を使った製品があり、「北海道は温泉がたくさんありますから、いずれは硫黄も使ってみたい…なんて気持ちも持っています」と、話します。


網走の流氷硝子館の幻氷▲ホタテの貝殻の粉末を吹き付けた「幻氷」シリーズ。幻氷とは流氷が水平線に浮かんでみえる蜃気楼のこと。器では一番人気だそう


網走の流氷硝子館のグラス▲乾電池を使った「バッテリーブラウン」。大人っぽいアンバー(琥珀)の色味は、乾電池から出るマンガンの色

 

吹きガラス体験もできます!

店舗の奥の工房では、吹きガラス体験を実施。グラスを作ることができます。

どろどろに溶けた水飴状態のガラスを吹き竿ですくい上げ、それをくるくると回転させながら、吹いて、膨らませていく…という、テレビなどで見たことのある工程ですが、やっぱり自分でするのは面白い!

丁寧に楽しく教えてくれますよ。

 

▲吹いたあとの成形まで体験できます


竿の先についたガラスは、つやつやとした見た目はきれいですが、温度は約1300度!

うっかり触ってしまわないよう、スタッフのいうことを聞いて楽しみましょうね。


網走の流氷硝子館の体験の様子▲完成! グラスはひと晩冷まして二日後に持って帰れます。もちろん郵送もしてくれます


網走らしいお土産をご所望の際には、ぜひ、お立ち寄りください。
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