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公開 | 田中 勲

札幌国際芸術祭2017で市民参加の市電演劇!

「市電プロジェクト×指輪ホテル」イメージ▲「市電プロジェクト×指輪ホテル」イメージ(撮影 詫間のり子)


2017年8月6日から10月1日まで開催される「札幌国際芸術祭2017」(略称SIAF2017。サイアフ2017と読みます!)。この芸術祭への参加作品として、9月23日(土・祝)と24日(日)に札幌の市電を使った演劇が上演され、しかもそれに出演したい市民を募集している!というお話が。え~、それって何か面白そうじゃん!と、3月28日に行われた参加者募集説明会に潜入して、話を聞いてきました!


参加者募集説明会の様子
 

市民俳優と観客が一体となった演劇♪

今日の説明役は、今回の作品を作り上げる劇団「指輪ホテル」の芸術監督・羊屋白玉(ひつじやしろたま)さんです。羊屋さんは札幌市白石区出身なのですが、日本だけではなく、アメリカやヨーロッパなど世界中でパフォーマンスを上演してきた気鋭の劇作家・演出家・俳優さんなのです。

札幌での市電演劇のイメージを説明するために、まず羊屋さんが見せてくれたのは、同じように市民参加&特殊な場所で上演された「指輪ホテル」の過去の作品の映像です。

今回と同じく鉄道を使った市民参加の演劇が行われたのが、2014年の「中房総国際芸術祭 いちはらアート&ミックス2014」(千葉県市原市)。舞台はこのエリアを走る小湊鐵道(こみなとてつどう)です!


いちはらアート×ミックス2014での写真1▲いちはらアート×ミックス2014参加作品より(撮影 野村佐紀子)


座席に座っている人が皆観客。実際に動いている列車の通路で、俳優さんたちが演技を繰り広げます。その俳優さんとして、小学生から大人までの一般の市民も参加しているのです。


いちはらアート×ミックス2014その2▲いちはらアート×ミックス2014参加作品より(撮影 羽鳥嘉郎)


途中の駅から楽器を演奏しながら俳優さんが乗ってきたり、車窓の外に風景のように演技をする市民俳優がいたり。列車という舞台をフルに活かした構成です。菜の花畑の中での大団円のシーンなどは、夢の中のような美しさ!1回の公演で2両の乗客数・50人が観客に、19回の公演で約1,000人以上の方が演劇を楽しみました。

2015年に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」(新潟県十日町市、津南町)で披露されたのは、津南町のスノーシェッド(トンネルのような雪崩避けがついた道路)を舞台に、地元の女子中学生などの市民俳優が参加する演劇です。


大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015写真▲大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015より(撮影 中澤佑介)


俳優が移動するのに合わせて約150人の観客も移動して、スノーシェッド内を往復します。この構築物に合わせた演出がふんだんに盛り込まれ、観客も演劇の世界にすっかり入り込む…という作品です。

どの作品でも、羊屋さんが時間をかけて丹念にリサーチしたその場所の歴史・記憶がストーリーや表現に反映されていて、懐かしいような新しいような、そんな鑑賞後感を観客に与えてくれるのだとか(実際に観たかった~)。札幌の市電でもそんな演劇世界が展開するかと思うと、ちょっとワクワクします。

 

台本はまだ白紙!これからみんなで作る!

さて説明会は、過去の作品でおぼろげながらも感じを掴んだ説明会参加者と、羊屋さんとの質疑応答タイムに。札幌市電を使った演劇を行うということ以外、ストーリーや演出などは全く今のところは白紙!「参加者のみなさんの、市電にまつわるエピソードを大募集しています!そのエピソードや参加者のアイデアも盛り込んで、市電の魅力が一杯に詰まった演劇を一緒に作っていければ…と考えています」と羊屋さん。

また「来るものは拒まず。オーディションなど一切なく、どなたでも参加できます。俳優以外にも楽器演奏や美術・衣装、ビデオ・写真撮影などを担当してくれる方も、大歓迎です!」とのこと。過去の作品では、演劇づくりを通して連帯感が高まった参加者有志が、公演後に演劇のグループを作った…なんていうケースもあるんだとか。

「演劇好きな方はもちろんウェルカムですが、演劇に全く興味がなく、今回の企画を聞いても『なにそれ、ワケわかんない。お金と時間の無駄~』って思う人にも会ってみたい。ちょっと矛盾しているかもしれませんが、それぐらいいろいろな方に参加して欲しいですね」(羊屋さん)


羊屋白玉さんプロフィール写真▲札幌に根ざしながらも、世界のどこでも普遍的な物語を紡いでいきたいと言う羊屋白玉さん。公演を目指して、参加者は羊屋さんの指導の下、ワークショップやリハーサルを行っていきます(撮影 野村佐紀子)


参加者募集の最終説明会は5月27日(土)に札幌市資料館(大通西13丁目)のSIAFラウンジで開催予定。説明会の前にもう少し詳しく知りたい!という方は、下記問い合わせ先にご連絡ください!なんかとっても楽しそうですよ。

 

問い合わせ先

「市電プロジェクト×指輪ホテル」
担当 / 漆(うるし)、詫間(たくま)
電話 / 011-252-9360(SIAFラウンジ9:00~19:00)
E-mail / yubiwa@siaf.jp

 

札幌国際芸術祭2017(SIAF/サイアフ2017)

開催期間 / 2017年8月6日(日)~ 10月1日(日)【57日間】
テーマ / 芸術祭ってなんだ?
ゲストディレクター / 大友良英(音楽家)
開催会場 / 札幌芸術の森、モエレ沼公園、まちなかエリア、円山エリア、札幌市資料館、JRタワープラニスホール、札幌大通地下ギャラリー500m美術館 ほか
主催 / 札幌国際芸術祭実行委員会、札幌市
お問合せ先 / 札幌国際芸術祭事務局 TEL 011-211-2314 
メールアドレス info@siaf.jp
WEB / http://siaf.jp
Facebook/ https://www.facebook.com/siaf2014info/
Twitter/ https://twitter.com/SIAF_info?lang=ja
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Writer

田中 勲

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