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公開 | 宮永 明子

「札幌国際芸術祭2017」東京記者説明会で第二弾アーティスト・プロジェクト発表

(右から)SIAF2017東京記者説明会に登壇するゲストディレクターの大友良英さん、岸野雄一さん、宇川直宏さん、藪前知子さん▲(右から)ゲストディレクターの大友良英さん、岸野雄一さん、宇川直宏さん、藪前知子さん
 

今年8月6日から10月1日までの57日間にわたり開催される札幌国際芸術祭(SIAF)2017の記者説明会が昨年12月に東京で行われ、ゲストディレクターで音楽家の大友良英さんが登壇しました。概要や第二弾アーティスト、プロジェクトが発表された、その様子をレポートします。

 

芸術祭が乱立する中で札幌ならではのものにしたい

 モデレーターを務める札幌国際芸術祭2017企画メンバーである藪前知子さんが「札幌の芸術祭が他と違うところはどこか?ということから…」とトークセッションが始まりました。


大友良英ゲストディレクター(撮影:クスミエリカ)▲ゲストディレクターの大友良英さんは、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のテーマの作曲でも知られる音楽家。2014年の第1回SIAFでは 「フェスティバル FUKUSHIMA!北3条広場で盆踊り」で参加しています(撮影:クスミエリカ)
 

大友さんは、「芸術祭が乱立しているけれど、SIAFは珍しくトップダウンではなく、長年、活動していた市民の声から始まったもの。もちろんその方もメンバーに入っています。芸術祭を作るためのプロを集めるのではなく、札幌をフィールドに活動している人たちと一緒に“自分たちがやりたい芸術祭ってなんだ?”というところから始めないと札幌ならではのものにはならないと思ったんです」と話しました。
 

SIAF2017東京記者説明会の様子▲ゲストディレクターの大友良英さん(右)と札幌国際芸術祭2017企画メンバーである藪前知子さん(左)
 

藪前さんは「札幌自体の魅力があるので、その魅力的なところを舞台に芸術祭を行うのが楽しみ」と話し、続いて、札幌芸術の森、モエレ沼公園、円山エリア、札幌市資料館などの開催場所やプロジェクトを説明しました。

 

「音楽と芸術」を複合的・立体的にみせていきたい

第1回の2014年に市民を巻き込む「プロジェクトFUKUSHIMA!」の一員として参加した大友さんならではといえるのが、「大風呂敷プロジェクト」。市民と共につくる芸術祭の象徴として、市内各地で集めた布で作った大風呂敷を札幌市北3条広場を始めとする市内の様々な場所に展開して芸術祭を彩ります。
 

SIAF2017大風呂敷プロジェクト(撮影:小牧 寿里)▲「大風呂敷プロジェクト」(撮影:小牧 寿里)
 

また、公募により集まった小学生から18歳までのメンバーで結成されるオーケストラ「さっぽろコレクティブ・オーケストラ」や、「芸術祭と関係なく見に行った方が良い!」と大友さんが絶賛する〝生ける昭和の歴史を展示する〟私設博物館「レトロスペース坂会館」もオススメのプロジェクトとして紹介されました。
 

大友さんが薦める「レトロスペース坂会館」(撮影:藤倉 翼)▲大友さんが薦める「レトロスペース坂会館」(撮影:藤倉 翼)
 

「こういった展示空間は、まさに札幌でしか見られないもの。芸術という範疇で見られていなかったものもたくさん集め、作り手が中心ではなく、見る人がどれをピックアップするか?というところに重きを置きたい。そして、『音楽と芸術』を複合的・立体的にみせていきたい」と意気込みを語りました。
 
 

「さっぽろ雪まつり2017」でも公式プログラムを公開!

 第2部は第二弾参加アーティストとプロジェクトを発表!様々なジャンルで、あらゆる表現を取り入れながら活躍する9組のアーティストが名を連ね、その中から、岸野雄一さん(スタディスト)と宇川直宏さん(“現在美術家”/DOMMUNE主宰)が登壇しました。
※第二弾発表内容の詳細は最後に記載
 

SIAF2017東京記者説明会の様子▲(右から)ゲストディレクターの大友良英さん、岸野雄一さん、プロジェクトを説明する宇川直宏さん、藪前知子さん
 

宇川さんは、自身が主宰し、2010年の開局以来トーク&ライブを全世界に発信しているインターネットストリーミング放送局「DOMMUNE」をSIAF2017で展開します。札幌市内にサテライトスタジオを作り、現代日本を代表するアーティスト100人の個人史を紐解く自叙伝的インタビュー番組シリーズ「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS」のシーズン5の展開を発表。またスタジオに併設するギャラリー(予定)で作品展示やアーカイブ上映、音楽プログラムの配信を行います。
 
そして、岸野雄一さんは、第68回 さっぽろ雪まつり大通公園西5丁目会場の芸術監督としても参加します。


SIAF2017 第68回 さっぽろ雪まつり トット商店街大雪像のイメージ▲第68回 さっぽろ雪まつり トット商店街大雪像のイメージ(画:梅村 昇史)

      
高さ12メートルにもなる「トット商店街大雪像」を監修し、大雪像を使った新作パフォーマンスを披露します。
テレビの歴史を体現している女優の黒柳徹子さんの姿をした天女の大雪像のスクリーンの中に日本の四季の情景や2015年にループ化された市電をテーマにした影絵ほか、ステージ上で舞台劇を行い、テレビの進化の過程をつづるメディア史を作品として表現します。


SIAF2017東京記者説明会の様子▲クワクボリョウタさんによる影絵もコラボレーションすると説明している岸野さん(右から二番目)
 

その他、Sachiko Mさんによる「OPEN GATE 2017~動き続ける展覧会~」も第二弾プロジェクトとして発表されました。札幌らしい広大な土地を活用して、ASEAN諸国や日本の美術家、音楽家が参加して場所や環境を共有する中から生まれる表現を探ります。


 OPEN GATE 2016より (撮影:渡部 勇介)▲OPEN GATE 2016より (撮影:渡部 勇介)
 

説明会としては異例の“笑いが溢れる大友ワールド”全開で、その人柄が芸術祭をより一層楽しそう!面白そう!という期待感を高めてくれました。今回、9組の参加アーティストが発表されましたが、この春に最終的なラインナップが発表される予定です。
 

SIAF2017のメインビジュアル▲メインビジュアルはプロジェクトの多様さなどに対応するため数種類のデザインがあり、今後も変化していくそう(写真提供:札幌国際芸術祭実行委員会)
 

「さっぽろ垂氷まつり 2017」や「大風呂敷サミット 2017」など、この冬に開催されるSIAF2017の公式プログラムもあるので、プログラムに参加し、夏の開催へ向けて気分を高めてみても良いですね。
北海道Likersでは、今後もSIAF2017の情報を発信していきます。お楽しみに!
 
 

※第二弾発表詳細

参加アーティスト(第二弾)
藤田 陽介
石川 直樹
岸野 雄一
今野 勉
クワクボリョウタ
Sachiko M
さわ ひらき
テニスコーツ
宇川 直宏
 
プロジェクト(第二弾)
・DOMMUNE UNIVERSITY OF THE ARTS
 「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS」season 5
http://siaf.jp/projects/dommune
 
・OPEN GATE 2017~動き続ける展覧会~
http://siaf.jp/projects/open-gate
 
この冬開催されるプログラム
・さっぽろ雪まつり×札幌国際芸術祭2017
トット商店街
http://siaf.jp/event/totto-mall
 
・第68回さっぽろ雪まつり協賛イベント
さっぽろ垂氷まつり 2017
http://siaf.jp/event/taruhi-matsuri
 
・札幌国際芸術祭デザインプロジェクト連携プログラム
地方で、デザイナーが「北海道のクリエイティブの未来」について考える(仮)
http://siaf.jp/event/design-symposium
 
・大風呂敷プロジェクト公式プログラム
大風呂敷サミット 2017
http://siaf.jp/event/ooburoshiki-summit

 

札幌国際芸術祭2017(SIAF/サイアフ2017)

開催期間/2017年8月6日(日)~ 10月1日(日)【57日間】
テーマ/芸術祭ってなんだ?
ゲストディレクター/大友 良英
開催会場/札幌芸術の森、モエレ沼公園、まちなかエリア、円山エリア、札幌市資料館、JRタワープラニスホール、札幌大通地下ギャラリー500m美術館 ほか
主催/札幌国際芸術祭実行委員会、札幌市
 
お問合せ先/札幌国際芸術祭事務局 TEL 011-211-2314 
                 メールアドレス info@siaf.jp

 

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宮永 明子

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