日々のおやつから晴れの日のお菓子まで。品揃え豊かに旭川市民の心と舌を満たす菓子店「壺屋」ですが、2014年に開店した店舗「き花の杜」にはもう行きましたか?札幌から道央道利用で約2時間。旭川のお薦め立ち寄りスポットです。

▲中庭に面したカフェ(写真提供/壺屋総本店)
▲奥に見える階段をのぼると2階席です

売場には「壺屋」のお菓子が勢揃いしています。
ユニークなのが、地元の名産品とのコラボ菓子です。
醤油メーカー「キッコーニホン」の生しょうゆを生地に練り込んだ「生しょうゆパイ」、そして、水の代わりに「合同酒精 旭川工場」の日本酒「大雪乃蔵」を使った皮で、道産小豆餡を平たく包んだ「地酒ひらまんじゅう」。
どちらも公募した市民モニターとのディスカッションから生まれた菓子で、地元の味として、お土産やちょっとした贈り物としても人気が高いよう。
また、もっちりとしたパン風生地で、これまたもっちりとした餡を包んで焼き上げた「3時のパン」は、あたらしい食感のおまんじゅうです。こちらも公募市民モニターとの共作で、同店限定品となります。

焼き立て「窯出しアップルパイ」は毎日売り切れの人気スイーツです。

他にも、通常サイズより少し小さな「プティモ」シリーズ、そして旭山動物園の人気の動物のイラストが描かれたパッケージなど、バリエーション豊かな商品展開。どれを買おうかと迷うのも楽しいものです。
▲スタンダードなき花です。ガリッとした歯ごたえで、アーモンドが香る生地と濃厚なチョコレートの味わいが楽しめます

このお菓子が誕生したのは、1982年。ダイヤモンドダストをイメージしてつくられたのだといいます。
「きっかけは、その昔、お菓子が売れづらかった夏の時期。製造時間に余裕があるため、徹底的にこだわり抜いたお菓子を作ろう、という趣旨で、手間のかかるものを開発したようです」と、教えてくれたのは代表取締役専務の村本曉宣さん。
味や手法を徹底的に吟味し、例えば生地は、1枚ずつスプーンの背で延ばして丸くしていたのだとか!さすがに今は機械がやってくれているそうで、同店でも製造の様子が見られますが、ほんの7~8年前までは手作業だったとか…!
北海道を代表するおいしい土産品として、その名をとどろかせているのも納得のこだわりです。
▲写真上の男性が村本さん。き花の製造工程はガラス越しに見ることができます
ちなみにお菓子売場横のクックラボでは、さまざまな「つくる」体験が行われており、「き花」の製造体験メニューもあります。生地を焼くところからでも、用意された生地にチョコレートを絞るところからでもOK。所用時間は30分~1時間(焼く場合はもう少しかかります)。申込みは3人から応相談、7日前までの要予約です。
▲パティシエがついて教えてくれる、楽しくておいしい「き花」づくり体験。ビッグサイズの「き花」にイラストを描きます。専用の箱もあるのでギフトにしても
▲ここがスイーツコンシェルジュデスク。名物「壺もなか」を入れたお花とお菓子のギフトボックスをつくってもらました!
「壺屋」は創業1929年、旭川市民に愛されるアットホームなお菓子屋さんです。「き花の杜」は買い物だけでなく、休んで、遊んで、味わって…とお楽しみが盛りだくさん。ぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
▲中庭(写真提供/壺屋総本店)

「壺屋」×旭川の名産品のコラボ菓子
世界的な建築家・隈研吾主宰の建築事務所が設計したという建物には、道産松材がふんだんに使われていました。日の光をしっかり取り入れた吹き抜けのお菓子売場の横は、旭川家具を配したカフェ。随所に並ぶたくさんの本を読みながら利用することが可能で、2階席も落ち着く空間です。


売場には「壺屋」のお菓子が勢揃いしています。
ユニークなのが、地元の名産品とのコラボ菓子です。
醤油メーカー「キッコーニホン」の生しょうゆを生地に練り込んだ「生しょうゆパイ」、そして、水の代わりに「合同酒精 旭川工場」の日本酒「大雪乃蔵」を使った皮で、道産小豆餡を平たく包んだ「地酒ひらまんじゅう」。
どちらも公募した市民モニターとのディスカッションから生まれた菓子で、地元の味として、お土産やちょっとした贈り物としても人気が高いよう。
また、もっちりとしたパン風生地で、これまたもっちりとした餡を包んで焼き上げた「3時のパン」は、あたらしい食感のおまんじゅうです。こちらも公募市民モニターとの共作で、同店限定品となります。

焼き立て「窯出しアップルパイ」は毎日売り切れの人気スイーツです。

こだわりの「き花」が全種類揃う
ところで「き花の杜」の「き花」とは、荒く粉砕したアーモンドをたっぷり混ぜた厚みのあるガレット生地で、ホワイトチョコレートをサンドした「壺屋」の看板銘菓。いちごやショコラなど、全フレーバーが揃っているのは全道でここだけです。他にも、通常サイズより少し小さな「プティモ」シリーズ、そして旭山動物園の人気の動物のイラストが描かれたパッケージなど、バリエーション豊かな商品展開。どれを買おうかと迷うのも楽しいものです。


このお菓子が誕生したのは、1982年。ダイヤモンドダストをイメージしてつくられたのだといいます。
「きっかけは、その昔、お菓子が売れづらかった夏の時期。製造時間に余裕があるため、徹底的にこだわり抜いたお菓子を作ろう、という趣旨で、手間のかかるものを開発したようです」と、教えてくれたのは代表取締役専務の村本曉宣さん。
味や手法を徹底的に吟味し、例えば生地は、1枚ずつスプーンの背で延ばして丸くしていたのだとか!さすがに今は機械がやってくれているそうで、同店でも製造の様子が見られますが、ほんの7~8年前までは手作業だったとか…!
北海道を代表するおいしい土産品として、その名をとどろかせているのも納得のこだわりです。

ちなみにお菓子売場横のクックラボでは、さまざまな「つくる」体験が行われており、「き花」の製造体験メニューもあります。生地を焼くところからでも、用意された生地にチョコレートを絞るところからでもOK。所用時間は30分~1時間(焼く場合はもう少しかかります)。申込みは3人から応相談、7日前までの要予約です。

花と合わせたオリジナルギフト
お菓子売場の奥の小部屋は、スイーツコンシェルジュデスク。ここでは、「誕生日祝い」「結婚記念日」といった目的と予算を伝えると、ぴったりのギフトをつくってくれます。店内に並ぶ花屋やギフトを選べるセレクトショップの商品との組み合わせももちろんありです。思いを込めたスイーツギフトをつくってくださいね。
「壺屋」は創業1929年、旭川市民に愛されるアットホームなお菓子屋さんです。「き花の杜」は買い物だけでなく、休んで、遊んで、味わって…とお楽しみが盛りだくさん。ぜひ、立ち寄ってみてくださいね。

取材・文/北海道Likersライター FUKKO
撮影/大滝恭昌
http://fhotof8yasu.blog55.fc2.com