
▲写真提供:川湯観光ホテル
湯けむりと硫黄の匂いが漂う川湯温泉にある川湯観光ホテル。源泉かけ流しの濁り湯と、東北海道の食材を中心に取り入れた手作り料理を楽しめます。東北海道を観光する時の拠点におすすめです。
昔懐かしい風情の客室と、美顔器まであるロハスな客室
川湯観光ホテルの客室は大きく2タイプ。
1つ目のタイプは、このホテルでの標準的な客室です。和室12畳の客室を中心に10畳や6畳の客室、洋室もあり、これぞ温泉宿という風情を楽しみたい観光客やビジネス客に人気です。

▲畳敷きの部屋の奥には板間もあります。夜の和室は浴衣を着て窓辺で湯けむりを眺める姿が似合いそう

▲部屋の片隅には懐かしい黒電話も。薄型テレビとのギャップも面白いです
2つ目の客室タイプは、「楽しみながら健康と環境にやさしく」をテーマにした特別室の「LOHASpa」。
シモンズ・ベッドとテンピュール枕とともに、酸素エアチャージャーや美肌スチーマーなど健康グッズも客室内に備わっています。DVDプレーヤやBOSEのスピーカーもあり、ゆったり快適なステイを楽しめます。明るいトーンの客室やシックで落ち着いたトーンの客室などがあります。

▲「LOHASpa」の明るいトーンの客室タイプ。洋室の手前には和室8畳間もあり、ゆったりと過ごせます(写真提供:川湯観光ホテル)
どんな過ごし方をしたいか次第で客室を選びましょう!
料理人が地元の食材で手作りする食事を
温泉宿に宿泊した時の楽しみの1つはお食事。このホテルでは個室風ダイニングで、地元の食材を使った手作り料理を食べられます。テーブルセットのメニューとともに、地産地消ブッフェで好みの料理を好きなだけ楽しめます。

▲間仕切りで区切られているので、他のお客さんをあまり気にすることなく食事できます(写真提供:川湯観光ホテル)
できる限り地元の食材での手作りにこだわるというだけあり、季節や仕入れ状況によって日々内容が変わりますが、ここだからこそ味わえるという料理が登場します。
北海道Likers編集部が訪れた時には、川湯温泉で三代続く老舗豆腐店が作った豆腐と摩周ポークで作った肉豆腐や、オホーツク産鮭と地元野菜を使った塩仕立ての三平汁などが登場。異彩なメニューが、花咲ガニなどの魚介類と地元のカボチャやイモの団子を使った、牛乳ベースの粕味噌スープの噴火鍋。まろやかな味わいを楽しめました。

▲透明な三平汁(左の椀)と真っ白い噴火鍋(右の椀)、ブッフェメニューを思わずたくさん取ってしまいました。ついつい食べ過ぎてしまいます…

▲道産牛乳を使ったオリジナルの自家製牛乳プリン。口の中でとろける食感、甘すぎず食後のデザートにピッタリ
個室風ダイニングの入口には駄菓子屋や深夜24時まで開いているラーメン屋台などもあるので、小腹がすいた時やお酒のシメにもピッタリです。
肝心の温泉は…、さすが名湯!すぐ目の前に湧く源泉をかけ流し
浴槽は内湯に2つ、露天に1つ。すべての浴槽で、加水も循環も殺菌処理も一切行わない、正真正銘の源泉かけ流しの湯を堪能できます。
硫黄の匂いがたっぷり漂う、ほんのり白濁した強酸性の湯。ホテルの35メートル先にある源泉から引き、熱交換器で適温にしてそのまま浴槽へ絶え間なく注がれています。

▲内湯には、シャキッと浸かれる約43度の熱めの浴槽と、ゆったりじんわり浸かれる約38度の温めの浴槽があります(写真提供:川湯観光ホテル)

▲木の温もりを感じる露天風呂は約41度の設定。新鮮なお湯が昼夜絶え間なく注がれます(写真提供:川湯観光ホテル)
宿泊中は夜中も入れるので、温泉三昧なひと時を過ごせます。
川湯温泉は周辺でカヌーや乗馬が楽しめるほか、知床や阿寒湖、釧路や網走も日帰り圏内。この地を拠点に東北海道の旅を楽しむという人も多いようです。川湯観光ホテルなら、昼は各地へ出歩き自然と戯れ、夜と朝は地産地消の食事と名湯をじっくり満喫しながら過ごせます。
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文/北海道Likersフォトライター nobuカワシマ
http://www.no-1-travel.com/
写真/川湯観光ホテル提供、一部nobuカワシマ撮影
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