2014年10月、北海道LikersではJTBの「北海道 感動の瞬間(とき)」ツアーのプレゼントキャンペーンを行ったのですが、この度、そのツアーの取材をしました!「十勝川温泉 十勝川の川霧 タクシープラン」「地元ガイドとあるく 阿寒湖 霧氷と霜の花」「釧路湿原 丹頂への給餌 タクシープラン」の3コースを〈シリーズ〉でご紹介します。
十勝川温泉 十勝川の川霧
JTBツアー「十勝川温泉 十勝川の川霧 タクシープラン」は、十勝平野や日高山脈を眺望する十勝が丘展望台から、十勝川の上にかかる〝霧の川〟を見るという内容です。

川霧は、早朝の気温が氷点下15度以下の時にあらわれます。川の水の方が気温より高くなるために水蒸気が発生し、それが霧になるというわけです。
出発時の気温はマイナス17度。さあ、見られますでしょうか?
まだ日の出前、今回の当選者である札幌市在住のHさんご夫妻は、眠たい目をこするお子さまと一緒に、ホテルにお迎えにくるタクシーへと乗り込みました。
5分ほど走ると展望台です。
こちらはそこから見た日の出前の風景。

▲十勝が丘展望台で川霧を見るHさんご家族
うーん、川霧はうっすらとは見える程度です…。気温や天気などの条件が揃わなかったのでしょうか。
それでも、冬の十勝平野の大パノラマはとてもきれい。Hさんご夫妻も感激されています。

「山並みって、ここまでくっきりきれいに見えるものなんですね。私の職場はもっと近くに山が見えるのですが、全然こんな風ではありません。ここは空気がきれいだからでしょうか」とご主人。親子3人で、ビデオや写真の撮影に盛り上がります。

▲十勝が丘展望台から見る日高山脈
そうこうしているうちに、朝日がのぼってきました。するとどうでしょう、霧がはっきりあらわれました! 川というよりは、少し広がって雲海のよう。なかなか迫力があります。

▲朝日がのぼり、川霧も! 霧の状態は日によって違い、川のように細長く出る日もあれば、一面が霧で覆われることもあるそうです
「出身が〝霧の町〟釧路なので、霧で感動できるかな…と思っていたんですが、感動しました(笑)。圧巻ですね」と奥さん。
風景は次第に金色に照らされ、キラキラと輝く世界に…。

▲川霧が見られて笑顔のHさんご家族
空気がピンと張り詰め、視界がクリアになる冬の北海道。寒いからこその自然の芸術は、美しいものです。自然現象ですから必ず見られるという確証はありませんが、お時間のある方は滞在して、毎日の変化を楽しむ旅もおすすめします!どうぞ、みなさまも十勝川温泉に行くときには、この川霧をぜひ見に行ってみてくださいね!

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取材・文/北海道Likersライター FUKKO
撮影/札幌コマーシャルフォト 宇津木 圭
http://www.sapporo-cp.co.jp
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