
知床・羅臼にある熊の湯。白濁した熱い湯が特徴的で、漁師さんなど地元の方々に愛され、キャンプ場利用者やツーリングの方々なども多数利用する有名な野湯です。
場所は、羅臼の街中から知床峠へと向かっていく途中、温泉ホテルなどを過ぎて左側です。向かいにキャンプ場もあります。

▲国道沿いにある駐車場。ドライブやツーリングをしている方々が多数訪れます
熊の湯という名前は、近くに熊が出没したことや、上流に熊越の滝があるということで命名されました。羅臼川のほとりに作られた秘湯、駐車場から対岸にある温泉を眺めると、本当に熊が出てくるのではと思うくらい自然に囲まれています。

▲羅臼川をはさんで対岸にある茶色い建物が熊の湯の脱衣場です
対岸の温泉へ行くには、まず橋を渡っていきます。

▲温泉地らしく、橋の名前は「いで湯橋」

▲橋の下を流れる羅臼川
橋を渡ると道なりに左に曲がり、木造の小さな橋を渡ります。
この橋のたもとには看板がありました。毎朝清掃があるのでキャンプ場の方お手伝いを、というお願いの案内です。
熊の湯は地元有志の愛好会が管理をしていて毎朝清掃されています。清掃時間に来ても入浴はできませんし、むしろ掃除のお手伝いをしてください、と言われます。手伝いができない位急いでいるならお帰り下さい、とも。
これくらい厳しく管理しているからこそ、無料の露天風呂が荒れずに維持され、いいお湯を楽しめるのでしょう。

▲この橋の先に温泉があります
建物は手前が女性用の脱衣場、奥が男性用です。
もともとは混浴の露天風呂一つしかありませんでしたが、1978(昭和53)年に女性用露天風呂が作られました。脱衣場は男女別ですが、女性は女性用露天風呂から男性用の露天風呂に入ることはできます(人が多いので勇気がいると思います…)。その逆はもちろんNGです。

▲男性の脱衣場入口。女性側は扉がありますが、男性側はオープンです
脱衣場には、「熊の湯入浴十か条」という案内が出ています。身体を洗ってから入浴、水着NG、アルコールNG、掃除の時は手伝いを、など、ここでの入浴ルールについて書いてあります。しっかり確認したら、いざ入浴。
この日は仕事帰りの地元の漁師さんとツーリング中の旅行者など、既に10名位の方が入浴中でした。湯船の片隅で少しだけ撮影させて頂きました。

▲硫黄の香りが漂う白濁した湯。さらりとした肌さわりです。気持ちやや熱めですが心地よく入浴できます
女性用露天風呂は塀があるので川などは眺められませんが、安心して入ることができます。男性側にある露天風呂は仕切りがないので開放感があり、川のせせらぎを聞き、目の前の木々を眺めながら入浴できます。毎朝清掃されているだけあり、無料の野湯にも関わらず浴槽や脱衣場も綺麗です。
地元の方々がしっかり管理されているからこそ守られる良質な湯。地元ルールを守りつつ、自然の恵みを有難く頂戴しましょう。
取材・文・撮影/北海道Likers フォトライター nobuカワシマ
http://www.no-1-travel.com
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