昨年夏、東京で50万人、名古屋で30万人を超える動員を記録した「アートアクアリウム展」が、ただ今、札幌で開催中。道外で見逃した方も、まだ見ていない方も、これはおすすめ!
金魚といえば、縁日の金魚すくい…くらいしかイメージできなかったのですが、アートアクアリウムプロデューサー木村英智さんのつくり出す世界は、妖艶で艶やか、優雅で繊細。けれども和の粋が一本、ピーンと筋が通っている、そんな印象を受けました。
会場は、様々な種類の金魚と、その金魚をより美しく見せるための水槽と照明が、和をモチーフにしたデザインで、テーマごとに展示されています。
▲Oiran/花魁(巨大金魚鉢)。1,000匹が泳ぐ金魚鉢は圧巻!そして、「花魁」の名にふさわしく妖艶
▲屏風水槽の前にはベンチがあり、座ってゆっくり鑑賞することもできます
▲KINGYO/金魚。ヴェネツィア最高峰ガラスアート工房Veniniと木村英智さんのコラボから生まれた、金魚のように見える金魚鉢
一般的に、このような展示会では写真撮影は禁止ですが、アートアクアリウム展は撮影OK(フラッシュ禁止)。スマホやカメラで、熱心に撮影している人も多く見られました。
▲水槽のカタチや照明によっては、こんな写真も撮れるかも?
そして、毎日18時からは「ナイトアクアリウム」として、照明や音楽もぐっと大人っぽくなり、ドリンクコーナーが登場します。サッポロ黒ラベルの他、金魚にちなんだオリジナル金魚カクテルもあり、札幌限定のカクテル「ぎょぎょ!黒出目金」と「海中きんぎょ」が飲めるのは、ここだけ。
▲ナイトアクアリウムは、デートにおすすめ

▲左:「海中きんぎょ」(スパークリングワイン×ブルーキュラソー×ラズベリー)、右:「ぎょぎょ!黒出目金」(ラム×巨峰×アイスコーヒー)、各800円
▲Bonborium/雪洞。雪洞に見立てた水槽と照明が背景の鏡に映り、万華鏡のよう
日本の金魚だけではなく、江戸の花街をイメージした海水魚や台湾の魚も展示されています。たかが金魚、されど金魚。金魚の奥深い世界を、ぜひこの機会に見てみてください。
美しく移ろう照明と艶やかな金魚を堪能して、外に出ると、そこは真っ白な雪の世界。このギャップが楽しめるのも、札幌開催ならではですよ。
北海道Likersライター チバタカコ
写真提供:全て北海道テレビ放送
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