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公開 | チバタカコ

北海道が世界に誇るオーケストラ「札幌交響楽団」500da714 faab 40a3 988a 49088cf2d731

北海道が世界に誇るオーケストラ、それが「札幌交響楽団(SAPPORO SYMPHONY ORCHESTRA)」。私たちは、親しみを込めて彼らを「札響=さっきょう」と呼びます。札幌市内や近郊で小中学校を過ごした人なら、学校の課題授業などで一度は札響に触れたことがあるのではないでしょうか?
 
 
▲野外演奏会グリーンコンサートの様子。札響は、いつも私たち道民の身近にいるオーケストラです
photo: Masahide Sato
 
 
札響の創立は1961年。2011年には創立50年を迎えました。現在の団員数は、2人のコンサートマスターを含めて76名、年間の公演回数は道内外で120回を超えているそう。音楽監督は尾高忠明さん、首席客演指揮者はラドミル・エリシュカさん。
 
 
▲音楽監督・尾高忠明さん。91年度第23回サントリー音楽賞受賞。97年英国エリザベス女王より大英勲章CBE、99年日本人初のエルガー・メダルを授与されました。現在ほかに、新国立劇場オペラ芸術監督、NHK交響楽団正指揮者なども務めています
photo: Takashi Noguchi
 
 
▲首席客演指揮者 ラドミル・エリシュカさん。1931年チェコ生まれ。チェコの名門カルロヴィヴァリ交響楽団の音楽監督を21年間務め、プラハ音楽大学で30年にわたり多くの後進を育成。04年に初来日、08年4月に札響首席客演指揮者に就任
photo: Takashi Noguchi
 
 
これまで着任してきた指揮者では、「違いの分かる男」でテレビCMにも出演していた岩城宏之(1932~2006)さんが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。岩城さんが指揮する札響が、1985年に黒澤明監督の映画「乱」の音楽を担当したことで、世界にその名を大きく知られるきっかけにもなりました。
 
 
▲世界最高の音響で知られる「札幌コンサートホールKitara(キタラ)」がメインの演奏会場です
 
 
札響は、Kitaraでの演奏活動はもちろんですが、北海道のオーケストラとして、北海道に根ざし、地域の人たちと触れ合う活動を続けています。
 
 
▲夏休み子供向けコンサートにて。普段なかなか見ない楽器に近づくだけでも、ワクワクしますよね
photo: Takashi Noguchi
 
 
▲小学校を訪問してのワークショップの様子。こんなに間近でプロの演奏を体感できます
 
 
これまで、1村をのぞく全ての道内の市町村を訪れ演奏会を行ったそう。また、小中高生のための音楽教室などにも出演。時には駅のコンコースや札幌地下街やチカホ(地下歩行空間)で、少人数のミニコンサートも。札幌市内を歩いていたら、札響メンバーの演奏を耳にすることが意外とあるんですよ。
 
 
▲定期演奏会の開演前にはロビーコンサートでお出迎え
 
 
▲かつては、夏のビアガーデンで演奏したこともありました
photo: Takashi Noguchi
 
 
子供の時の「オーケストラで演奏したい」という夢をかなえ、今、札響の団員として活躍している道産子奏者がいます。小学校のスクールバンドで音楽に目覚め、札響の音楽教室がきっかけで音楽家を目指した玉木亮一さんです。
 
 
▲テューバ(tuba)奏者の玉木亮一さんは千歳市出身。アメリカ留学の後、PMFに参加。その後、札響に入団。「学生の頃、『先生』と呼んでいた人たちと一緒に演奏してるのって、なんだか不思議です(笑)」
 
 
「小中高と、札響が千歳に来るたびに演奏を聴きにいきました。中学1年の時にPMF(※1)が始まったのですが、毎年行きましたよ」と玉木さん。
 
 
▲これからやってみたいことは?「個人の活動として、ソロリサイタルをやってみたいですね」
 
 
「テューバは、オーケストラに一人しかいらない楽器です。日本国内に20程オーケストラがありますが、つまりその数しかこの楽器の奏者は必要ないということです。自分を必要としてくれるオーケストラに入りたいと思い、アメリカなどでもオーディションを受け、結果、札響に入団することになりました。北海道出身で、PMFに参加して、そして子供の頃から親しんでいた札響に入団というのも、何かのめぐり合わせかもしれませんね」(玉木さん談)。
 
道産子奏者として、札響への想いは?
「私は札響に育ててもらったようなものです。ですから、これからは北海道や札幌のために、自分も後進を育てたい。私が『あんな風に吹いたり、弾けるようになりたい!』と思ったように、『すごいな!』と思ってもらえるとうれしいです」。
 
 
▲千歳の母校で指導する玉木さん。「たまたま偶然に、母校が楽器教室の会場だったんですよ!」と玉木さんはうれしそうに話してくれました
 
 
ところで、年末が近づくとなぜか気になってくるのが、「第九」(ベートーヴェン交響曲第9番)ですよね。皆さんの街でも演奏会があるかもしれませんが、北海道Likersおススメは、もちろん札幌コンサートホールKitaraで聴く、札響の「第九」。
 
 
▲フルオーケストラと合唱、スケール感たっぷりの札響の「第九」
photo: Takashi Noguchi
 
 
札響の「第九」は12月14、15日。札幌ではちょうどホワイトイルミネーションの真っ最中で、大通公園ではミュンヘンクリスマス市も開催中。道外から札幌観光へ来る人も多いと思いますが、今年はぜひ、札響の「第九」も予定してみては?
 
 
北海道Likersで紹介した「ミュンヘンクリスマス市」はこちら↓
 
北海道Likersで紹介した「ホワイトイルミネーション」はこちら↓
 
 
※1
PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)は、世界の若手音楽家の育成を目的とした国際教育音楽祭。レナード・バーンスタインの提唱で1990年に始まり、毎年夏、札幌で開催しています。
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