2012年09月18日 | うずらはしちあき

歴史がつまったガラスの浮き玉を港町小樽から

漁業に欠かせない道具として活躍してきたガラスの浮き玉。その生まれ故郷であり、日本で唯一、今も昔ながらの浮き玉をつくり続ける小樽の浅原硝子製造所を訪ねました。どこか懐かしく、インテリアとしても楽しめるガラスの浮き玉が、海の匂いも一緒につれてきてくれそうです。
浅原硝子製造所の創業は1900(明治33)年。現在小樽に数あるガラス工場の中で、最も古い歴史をもちます。ガラスの浮き玉が誕生したのは、創業から10年後の1910(明治43)年のこと。当時の水産試験場から依頼を受け、それまで漁網につけていた木や竹の「浮き」に代わるものとして初代が考案し、製作したのが始まりだそう。
今ではプラスチック製のものが主流となり、漁業用の浮き玉の需要はわずかになったそうですが、受け継がれてきた製法を生かし、魅力的な製品を生み出しています。

 
浅原硝子製造所 ガラスの浮き玉
▲漁具としてのガラスの浮き玉を開発し、全道・全国に普及させた浅原硝子は、小樽ガラス発展の原点ともいえる存在。今も漁師さんから直接注文を受けることもあるのだとか

 
古い煉瓦の旧窯と、手づくりしたという新窯が並ぶ工場で、汗を流しているのは4代目の浅原宰一郎さんです。一つひとつ息を吹き込んでつくる浮き玉は、色を選んだジュースや牛乳、酒の空き瓶を砕いた再生原料を使うことで、自然と海になじむ色を出しているそう。また、新たに蛍光管のリサイクルガラスを取り入れ、「普段の生活の中で使ってもらえるものを」と、浮き玉やキャンドルシリーズのほか、グラスや器なども製作しています。

 
浅原硝子製造所 ガラスの浮き玉
▲穴あきタイプは、植物や砂や貝殻などを入れてインテリアに。奥は「うき玉キャンドル」。小樽の冬のイベント「小樽雪あかりの路」では、第8回まで浅原硝子製の浮き玉キャンドルが運河の水面を彩りました

 
浅原硝子製造所 うき玉 ひび一輪
▲吊るして飾れる、ひび模様が入った可愛いらしい一輪挿し「うき玉 ひび一輪」

 
ガラスの浮き玉をつくる職人
 
浅原硝子製造所 4代目宰一郎さん
▲10年ほど浮き玉づくりの修行をした後、長く小樽を離れていた宰一郎さん。5年前に先代が亡くなり、「100年以上続いた工場の火と技術を絶やすわけにはいかない」と考え帰郷を決意、4代目を継いだそう

 
工場では浮き玉づくりなどの体験(要予約)も受け付けています。小樽を旅するときの楽しみのひとつに加えてみてはいかがでしょう。
※各種製品は、同製造所のホームページからでも購入することができます。

 

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