日本最北の手延べ麺・下川うどん

旭川から北へ90㎞。人口わずか3,600人ほどの下川町は、「上質な小麦」、「冷涼な気候」、「手延べの技」を併せ持った日本最北の手延べ麺の産地です。
下川うどんは兵庫県「揖保(いぼ)の糸」の伝統製法を引き継ぎ、ひとつひとつ手作業でつくられています。
市場では大量に出回ることはない知る人ぞ知る特産品。そんな下川うどんの魅力に迫ります!





昔ながらの手延べの技術にこだわる「たばた製麺」の田畑寿彦さんに、下川うどんについて話を伺いました。





「“男うどん”と呼ばれる太くコシの強い香川のうどんと違って、下川うどんはタイプの異なる“女うどん”の部類に入ります。
何よりも特徴的なのは、ツルンとした上品なのど越し。何度も熟成を重ねながら麺体(めんたい)に無理をかけずに徐々に細くしていく職人技が、他にはない下川うどんの食感を引き出すんです。





付加価値を高めるため商品開発された『奥蝦夷白雪(おくえぞしらゆき)』は、原料である小麦、塩、油のすべてが北海道産です。オリジナル商品の『雪の華舞(はなまい)』では、下川産の香り豊かな小麦「ハルユタカ」のみ使っています。










『雪の華舞』では、幻の小麦といわれるハルユタカだけを使うことにかなりのリスクを伴いますが、下川産のオリジナルブランドを確立させたいという思いがありました。





道産小麦はモチモチとした食感が出るのが特徴で、特にハルユタカは小麦の風味が違います。この味はぜひ一度食べてほしいです」

下川うどんの美味しさのヒミツは、特有の気候にもあります。
極寒の地として知られる下川町は、冬はマイナス30度。一方夏は30度以上にもなります。温度差の激しい内陸型の気候風土が良質の手延べうどんを作り出すそうです。





製麺技術が広まったのは、戦後まもなく道内大手製麺工場である「菊水」の前身「杉野製粉製麺工場」が下川町で誕生したことがきっかけでした。町が下川の特産品として普及に力を入れたことにより、製麺所の数が増えていったのだとか。
現在では、人口わずか3600人ほどの町に製麺所が11軒もあります。





下川町内にある「創作料理みなみ」では、製造量の少ない「雪の華舞」の半生麺を食べることができます。おすすめは、下川特産のフルーツトマトを使ったオリジナル創作料理「手延べうどんのナポリタン」(780円)。





その他にも、おにぎりと小鉢などが付いた「うどん定食」(750円)が人気です。麺本来の味を楽しめる「冷たいうどん」または「温かいうどん」から選ぶことができます。





8月24(土)、25日(日)は第10回を迎える「しもかわうどん祭り」が開催されます。
出店では、各店が少量でうどんを販売してくれるため、色んなうどん料理を食べることができます。耳うどんが特産の京都府京丹波町や下川町の近隣エリアからも出店しますので、ぜひ足を運んでみてください!




 

関連リンク

しもかわ観光協会
たばた製麺 (ネット販売もあります)