2013年08月16日 | nobuカワシマ

秘境シリーズ~徒歩でしか行けない集落を目指して(3)

礼文島の西海岸にある宇遠内(うえんない)地区。

 
▲徒歩か漁船でしか行けない集落

 
シリーズ1回目はここを訪ねるまでの道中を紹介し、2回目はこの集落を歩いてみた様子を紹介しました。
今回が最終回。この集落でお会いした方々を中心に紹介します。

 
集落とは反対側の海岸線を見ていると、遠くに人の姿!!

 
▲岩がゴロゴロとしている海岸線を歩いてこちらへ向かってきます!

 
こちらの皆さん、島内にあるユースホステルの同宿者で、8時間コースというハードな長距離トレッキングルートを歩いている最中でした。
 
ここ宇遠内は、8時間コースの中継地でもあり、貴重なトイレスポットでもあります。

 
▲休憩所でもある食堂ひとやすみの前で佇む皆さま。早朝から7時間近く歩き通しでさすがに少しお疲れな様子(お疲れの中、撮影ご協力ありがとうございました)

 
また同じ海のほうを眺めていると、違うグループもやってきました。

 
▲観光客と思い話かけてみましたが、よくよく話すと実はお仕事中!稚内から電気の仕事で来られたのだとか。この日は島北西部の集落から歩いてきたそうです(お仕事中、撮影ご協力ありがとうございました)

 
日没までの時間を計算すると、この方々が本日この地へやってくる最後の訪問者のようでした。
 
皆さんがさっき通ってきた海岸線に立ってみました。

 
▲北へと続く断崖絶壁、恐らく翌日まで誰も来ない海岸線。携帯も一部キャリア以外つながらないため、誰もいない中で万が一のことがあってはいけないのでこれより先へは行きません

 
▲崖の上からは水しぶき。名もなき滝のようです

 
▲一見穏やかに見える浜辺も一部だけ。にぎりこぶし位の石や大きな岩が折り重なる海岸線が続き、決して歩きやすくはありません
 
 
集落へ戻ると、電気のお仕事の方々がこちらにお住まいの漁師のKさんと話をしていました。
この地に長年暮らすという漁師さんに、北海道Likersも話を伺いました。
 
── 現在お住まいの方々は?
Kさん:●●さんだろ、××さんだろ…6人かな。

── 冬は皆さん街に移るのでしょうか?
Kさん:他の方々はそうだけど。

── ということは、冬はKさんお1人ですか?
Kさん:ああ。

にわかに信じがたかったです。買物は漁船で南の元地地区まで行き、冬は2週間位缶詰めになってしまうこともあるのだとか。

Kさん:免許の時が大変だったな、シケで船を出せなかったから雪山歩いて峠を超えたよ、免許更新は待ってくれないから行かないわけいかないし。

── なぜそこまでしてここに?
Kさん:すっと昔から住んでいるから。ん十年。
 
 
自然と向き合い、愛すべき故郷で暮らしていらっしゃるようでした。
Kさんにお礼を言い、宇遠内を後にしました。

 
▲少し西日になり逆光の港。遠くにKさん

 
▲鬱蒼とした草木の間を抜け…

 
▲道端のお花に癒され…

 
▲橋の点検をしているお2人に再会し…

 
▲西海岸に別れを告げ…

 
▲無事、林道入り口へゴール!汗だく…この日は早朝に利尻でポン山登山をし、午後に礼文でここを歩いたのでさすがにちょっとヘロヘロです…
 
 
宇遠内。
よそ者から見ると、徒歩でしか行けないということが魅力なのかもしれません。
長い時間トレッキングをする時のオアシスでもあり、若かりし日に8時間コースで訪ねた想い出がある方もいらっしゃるかもしれません。
 
とはいえ、暮らす人にとっては秘境ではなく日常、観光地ではありません。
どこへ行くにも「お邪魔する」という気持ちを忘れてはいけないですね~。
 

問い合わせ:礼文島観光協会

 

シリーズ前編・その他の礼文情報はこちら

 

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