秘境シリーズ~徒歩でしか行けない集落を目指して(1)

礼文島の西海岸にある宇遠内(うえんない)地区。
この地区には車道がありません。正確に言うと、ここへ通じる車道がありません。
訪ねる手段は、徒歩か漁船のみ。
 
電気あるの?電話通じるの?買い物どうしてるの?
「?」マークがいっぱい。
 
約15年前に訪ねた時には、約10名少々の方々が暮らしていると聞きました。
では今は?
ということで、2013年7月、歩いてこちらの集落を目指してみました!

 

 
宇遠内へ訪ねるには以下の3択。
 
1番:東海岸の林道から山道に入り、峠越えをして島を横断。(片道約1時間30分)
2番:島北西部の集落から山道と海岸の岩場などを延々と進む。(片道約3時間)
3番:漁師さんの船に乗る。
 
3番は、一般の方は無理です。
2番は、相当歩くことが好きな方が行くルート。(ただし単独行動は危険)
 
ということで、この中では一番楽な(!?)1番を選びました。
 
 
たった3キロか、と安堵するのは大間違い!看板が示す方角を見ると道が…

 

 
「え、これ進むの?ホント?」
一瞬、心が折れました。
 
ただ、周囲に行ってくると豪語した手前、やめるわけにはいきません。
意を決し、GO!

 

 
カメラをしまい、身支度を整えいざ出発!
とその時でした。人の話し声が聞こえてきました。
 
土木関係者らしき男性お2人。
どうやら、宇遠内へ向かう途中にある橋での点検があり、これからこの先を進むのだとか。
 
なんと奇遇な。ということならば…
 
 

 
絶妙なタイミング。
まるでテレビのバラエティー番組のような展開です。
(やらせではありません。ガチです)
 
札幌から仕事でいらしたTさんとKさん。
この地はお2人とも初訪問。いざ来てビックリ、というご様子でした。
 
「確か町道って聞いてたんだけど、これ廃道じゃないよね?」「ホントにこの先に橋なんかあるのかよ?」
歩き続けていくと、ボヤきたくなる気持ちもわかる気がします。
 
 

 
「長靴で来るところじゃないな…」「最悪~、タオル忘れた、汗だくだ~」
愚痴を言いつつも笑って雑談しながら登っていました。
 
いつしか、だいぶ山の上のほうまで来ました。

 

 
「いつまでこのまま山の中歩くのだろう…」
不安を感じ始めていたところで、反対側から二人組が現れました。
お話を伺うと、ご夫婦で宇遠内へトレッキングをしてきた帰りだそうです。
 
「あとどれくらいですか?」「この先橋ってありますか?」「この先誰かいましたか?」
矢継ぎ早に質問をする我々。
どうやらまだ中間くらいの距離ではあるものの、この先は下りらしい。
橋も小さいものが2、3あり、集落では人も見かけたとのこと。
 
少しでもリアルな情報があると心強いものです。先へ進む希望と勇気を胸に、ちょっぴり元気になって歩きはじめました。

 

 
しばらく下っていくと…

 

 
谷間に沿った少し急な道を下っていくと、また向こうから人が!
 
男性お2人に遭遇。
そのうちのお1人は主旨を説明したところ撮影にもご快諾頂きました。

 

 
宇遠内を訪ねるもう1つの徒歩ルートで、礼文島北西部の集落から山道を延々歩いてきたのだとか。
 
「宇遠内?んー、まだもうちょっとかかる。でも、大したことないですよ」
既に5時間以上歩いてきた方が語る言葉。
力強い。
 
元気をもらって先を目指します。

 

 
川を渡るとまた草木に覆われた道へ突入。

 
 
 
だいぶ視界が開けてきました。心なしか海が近くなってきた気配。

 
 
 
と思っていたところ、山の角を曲がったところで出会いがしらに、なんと!!!
 
山ガールが登場!!

 
 
「あともう少しですよ~頑張って下さい」
 
まさかこんなところで山ガールに出会うとは。
単純な私。元気100倍!足取り軽やかに山道を下っていきました。
 
思わす途中で振り返りますが、当然もう誰もいません。

 

 
だいぶ下ってきました。
あともう少し、という言葉どおりのような雰囲気です。

 

 
いよいよ到着です。さて、宇遠内とはどんな地区なのでしょう。
続きは次回!
 
 
問い合わせ:礼文島観光協会
http://www.rebun-island.jp/

 

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