「食」がテーマの「六花文庫」

札幌市南区真駒内に、ツタに覆われた古い民家があります。生い茂るツタで中を覗き見ることができませんが、玄関横の塀には「六花文庫(ろっかぶんこ)」とありました。

 

 

ここは、北海道を代表する菓子メーカー「六花亭」が運営する図書施設。札幌市内の人でも知る人ぞ知る、穴場スポットです。元々は店舗だったところなので、「あれ?ここは?」と思う人も多いのではないでしょうか。

 

 

…で、「六花文庫」って、いったい何?

 

六花亭文化広報部の日浦さんに話をうかがいました。

「『六花文庫』は、元々は帯広の本店にあったもので、六花亭が考える「食」や「食文化」をテーマにした図書の閲覧コーナーでした。ここにあった店舗がすぐ近くに移転したのをきっかけに、帯広からこちらに移設したのが始まりです」。

 

 

 

 

六花文庫の蔵書数は約8.000冊で、テーマは「食」。食文化、お菓子、料理などから、レストランが舞台の小説、料理が出てくるエッセイ、テーブルインテリア、食の歴史等々、ずらりと並んだ本を見ていると、「食」というテーマの幅広さと奥深さを実感しました。

 

 

「貸し出しはしていませんが、閲覧はどなたでも自由です。近所の方が散歩の途中で寄ったり、道外からいらっしゃる方も結構多いんですよ」と日浦さん。

 

 

 

 

 

 

このストーブは、毎年初雪が降った日に、火がくべられるそう。

「薪ストーブの前でコーヒーを飲みながら読書をする…って、本好きの人なら誰もが憧れますよね。それが、ここではかないます。そして、初雪と言っても、札幌市内の初雪ではなく、ここ、真駒内での初雪。地元に根差した六花文庫ですから(笑)」(日浦さん談)。

 

 

季節ごとに彩りが変わるツタ屋敷で、ゆっくり、静かに、過ごす時間もいいものです。札幌観光の際に、ちょっと足を伸ばしてみてください。

 

最後に、おまけの話。

つい最近まで道内で放送していた六花亭の「マルセイキャラメル」のCM撮影現場が、実はここ。六花亭のHPでCMを見ることができますよ。