石油の臭いがする最北の温泉郷で「湯あがりプリン」を食べる

稚内市の南に位置する、日本最北の温泉郷「豊富(とよとみ)温泉」。大正の末期、石油の試掘を行っていた際に、天然ガスと温泉が噴出したことが始まりだそうです。お湯はアルカリ性でわずかに黄濁しており、弱い石油臭があるのが特徴です。その豊富温泉で、風呂がいいのはもちろん、湯上りにおいしいプリンが食べられる旅館があると聞き、さっそく行って確かめてきました。

※「川島旅館」は2016年7月リニューアル予定。最新情報については公式サイトをご確認ください。
http://kawashimaryokan.co.jp/





そこは、1927(昭和2)年開業の「川島旅館」。三代目湯守で板長の松本さんに話をうかがいました。
「豊富温泉は基本的にどこも同じ温泉ですが、うちは源泉をそのままかけ流ししているので、油の量が多く、入ると体にからみつく感じがします。このからみつく感じで、保湿効果や潤い感があると、お客様によく言われます。アトピーや皮膚病に効果があると言われており、道内外から湯治でいらっしゃるお客様が多いです」。








ところで川島旅館は、お風呂だけではなく「プリン」も評判とか?

「6~7年前に、たまたま牛乳の大量廃棄のニュースを見ました。豊富町は酪農が盛んな町です。捨てるには忍びない、何か貢献できないか?と思ったのがプリンをつくるきっかけでした」と松本さん。

「原料の豊富牛乳は、牛乳そのものが甘いので砂糖は少なくていい。牛乳本来の甘さが活かされたプリンなので、食べ終わっても喉が渇かないのがポイントです。風呂上がりの牛乳の代わりに、サッパリと食べることができるプリンなんです」(松本さん談)。


「湯あがりプリン」は、ノーマルタイプとさっぱりタイプの2種類があります。ノーマルタイプは、「プリンはスイーツなのだから、もっと甘くてもいい」というお客さんの意見で、濃厚な生クリープをたっぷり使っています。食べると、まるで生クリームを食べているみたいなコク!でも、ちっとも重くなく、濃厚なのに後味すっきり。確かに喉が渇きません。
周辺の人なら直売か、稚内市内のスーパーでも購入することができます。道外の人なら、通販が便利。





一方、さっぱりタイプは、豊富町の川島旅館でしか食べることができません。濃厚なノーマルタイプがややクリーム色がかっていたのに対し、こちらは牛乳の色そのまま。味は、まさに食べる牛乳。濃厚なノーマルタイプのコクと比べると、その名の通り、実にさっぱりしています。甘いものが苦手な人でも、こちらはスルっと食べられると思います。








北海道Likersが最北の温泉郷で見つけた、「湯あがりプリン」と肌に良いと評判のかけ流しの温泉。アットホームな川島旅館で、ぜひお試しを。