これが函館流。焼き鳥といえば豚串!

函館の街中、一歩路地に入ったところにあるお店、「みなとや」さんを訪ねました。
地元の方や単身赴任の方が多く集う焼き鳥屋さんです。

 
 
 
カウンターと奥に数席ずつ。
ちょっとレトロな雰囲気を感じる店内、いかにも焼き鳥を頂きます!という雰囲気です。
 
 
 
 
早速、お店で一番人気という定番の『精肉』をオーダーしてみました。
 
ご主人が目の前で焼いて下さいます。
 
 
 
 
炭火でじわじわ。
 
 
 
 
さて、よーく見るとこのお肉、鶏肉ではないのにお気づきでしょうか。
 
 
実は、豚肉です。
 
函館では、焼き鳥といえば豚串を指すことが多いそうです。
 
函館など道南地方の焼き鳥屋さんで精肉、というと一般的には豚串が出てきます。
室蘭でも豚串をカラシにつけて食べるものを『室蘭焼き鳥』と呼んでいます。
国内では埼玉県東松山市や山口県長門市など一部の地域でも焼き鳥=豚串というところがあるようです。
 
なぜ鶏肉ではなく豚肉なのでしょうか。
ご主人に伺ってみました。

 
 
 
「函館には函館どっく、室蘭には製鉄所があり、労働者の方に向けて鶏肉よりカロリーが高い豚肉を使い始めた、と言われているらしいです。」
 
労働者の味方だった、というわけですネ。
 
では、函館の焼き鳥屋さんで鶏肉を食べたい時はどうすればよいのでしょうか。
 
「『とり精(鳥の精肉)』とか『とり串』、あと普通に『鶏肉の焼き鳥』って言うのかな~」
 
 
鶏肉の焼き鳥、という言い方も少々まどろっこしい気がします…。
でも、これがご当地流。
 
一応、こちらのお店のメニューでは『やきとん』と『やきとり』と分けられていて、豚精肉、鶏精肉、と親切に記載されています。
とはいえあくまでトップメニューは豚。
地元のお客さんが多いということもあり、豚は鶏の2倍以上オーダーがあるのだとか。
 
 
函館では焼き鳥屋さんで豚串が愛されています。
 
 
 
 
ご主人が炭火でじっくり丁寧に焼き上げた豚串。
2種類のたまり醤油で作ったというオリジナルのタレで頂きます。
ドリンクには最近函館で見かけるようになってきた『五稜郭モヒート』を。
 
 
 
 
お肉は冷凍ものではなく北海道産の生肉を使用しているだけあり、とてもやわらかくてジューシー。
あっさりとしたモヒートにもよく合います。
 
函館の方々に愛されている焼き鳥『みなとや』さん。
函館市電の中央病院前から徒歩2分程度です。

 
 
 
観光や出張で函館へ訪れた皆さんも函館流焼き鳥を楽しんでみてはいかがですか?
オーダーする時は「焼き鳥」ではなく「鶏肉の焼き鳥」でネ。