ふらっとお散歩、花の彩と歴史の趣を函館で

藤色のトンネル。
 

 
こちらは昨年2012年6月10日の様子。
今年はちょうどこれから満開を迎えようとしています。
 
高い石垣に囲まれた藤棚。
皆さん、どこにあるかわかりますか?
 
 
正解は…
 
 

 
 
函館、五稜郭公園の中です。
5月ともなれば桜が咲き誇り、公園脇の五稜郭タワーに登れば桜色に染まる星形の城跡を眺められます。
 
ただ、桜の季節が過ぎてしまってもガッカリすることはありません。
五稜郭公園の中を散歩してみましょう。
数多くの花の彩と歴史の趣を一緒に楽しめますよ。
 
 
5月下旬から7月上旬にかけて、いたるところでツツジを目にします。
品種が多いため早く咲くものと遅く咲くものがあり、長い期間咲いている様子を眺められます。
 
お掘の向こうにも。
 

 
 
散策路のすぐ脇にも。
 
 

 
 
石碑のまわりにも。
 

 
 
こちらは五稜郭を作る時に設計監督をした武田斐三郎氏の記念碑。
江戸時代後期、伊予の国出身、大阪で蘭学を学び、江戸で築城や航海術を学んだという賢いお方。
 
どうやら「この像の頭をなでると頭がよくなる」という噂。
おかげで武田さんは額のあたりだけピッカピカです。
 
 

 
 
武田さんの像の先には2門の大砲があります。
 


手前の太いほうがイギリス製で、旧幕府軍で要塞を守るために備えていたもの。
奥の細いほうがドイツ製で、新政府軍の軍艦に備えていたもの。
当時の敵同士が仲良く並んでいます。
 
大砲の後ろには白壁の土蔵。
兵糧庫と呼ばれる米蔵です。
 
 

 
この建物は五稜郭内で唯一幕末当時の建物で現存するもので、近年修復され綺麗な姿になっています。
土方歳三や榎本武明もこの中にあったお米を食べていたのでしょうかネ!?
 
振り返ると、数多くの観光客が訪れる箱館奉行所があります。

 

 
 
5月であれば周囲は桜色に染まりますが、6月になると裏手にある藤棚が綺麗に彩られます。
 
 

 
 
そして、何より見事なのはコチラ。
五稜郭のお堀を渡り中へ入る入口部分、『大手門』の石垣に囲まれた藤棚です。
 

 
もともとはお城の入口として機能していた重要な場所。
守りを強くするため石垣も他の場所よりも一段と高く造られています。
 
幕末には志士たちが刀を片手にここを慌ただしく往来していたのでしょう。
今はたくさんの観光客がカメラを片手にのんびり行き交います。
着物姿で歩いてみるのも『粋』ですネ。
 
ここでちょっとした見学スポットの穴場があります。
奥に進むと石垣の上に登ることができ、散策できるようになっています。
ここに上がれば藤棚を上から見下ろすこともできます。
 

 
たくさんの人が行き交う場とはガラっと変わり、静かな落ち着いた空間が広がります。
 
桜が終わると、タンポポ、ツツジ、藤、ハマナス、アジサイ…と五稜郭公園内では様々な花が移ろいでいきます。

 

 
城跡を歩いて、花の彩と歴史の趣を楽しんでみてはいかがですか?