北海道のいい思い出を持ち帰ってほしい。「タクシードライバー 濱田美恵子」

北海道は広いから、観光するのも移動が大変!そんな時、「専属のドライバーで、専属に観光案内をしてくれる、執事みたいな人がいればいいのになぁ」と思ったことありませんか?
いるんですよ、そういう人が!それが、今回紹介する上川郡東神楽町にある「千鳥ハイヤー」のドライバー、濱田美恵子さん。愛称は「ハマちゃん」。北海道新聞でコラムを執筆したり、エッセイ集も出版している、マルチな女性ドライバーです。




温泉地の宿泊施設に長年勤めていた濱田さんは、そこでは客室担当だけではなく、レストラン、売店などさまざまな接客業をしながら、独自で観光ガイドのサービスも行っていました。その頃、上川町のハイヤー会社から「観光ハイヤーのドライバーにならないか」と声がかかったそうです。今から20年前のことでした。

「ハイヤーのドライバーになるには、第二種免許が必要です。家族には反対されましたが、接客サービスや観光の知識など培ったものが活かせると思ったので、私は普通二種免許と大型二種免許を取得し、観光ハイヤーのドライバーになりました」と濱田さんは話してくれました。




「でも、第二種免許を取ればいいというものではなかった」と濱田さん。「運転技術は当然ですが、道内各地の情報、観光スポットなど、勉強しなければならないことが山ほどありました。お客さんに言われたら、道内どこへでも行けるように、自主研修の日々ですよ(笑)。休日のたびに外に出て道路を覚え、あっちにはあれがある、こっちの店がおいしい等々、情報収集です。家のこともやらなきゃいけないのに、当初は反対していた主人も一緒に出掛けて、協力してくれるようになりました」。




「ハマちゃん」が人気な理由は、その人柄。明るくおおらか、ニコニコ笑顔で話しかけられると、つられてこっちもニコニコ。とてもフレンドリーで、若い方なら濱田さんはお母さん、同世代の方ならまさに昔からの友だち感覚!女性同士だと特におしゃべりが弾みます。「だって、ほら、車内の沈黙って怖いでしょ?(笑)」と茶目っ気たっぷり。





乗車したお客さんに、より充実したサービスができるよう、ヘルパー2級や北海道観光マスターの資格も取得しました。
濱田さんが徹底しているのは「おもてなし」。根底にあるのは、北海道のいい思い出を持って帰ってもらいたい、北海道をもっと好きになって、何度も来てほしいという想いです。
濱田さんの拠点は、上川郡東神楽町ですが、旭川空港からお客さんを乗せて道内各地を回ることも多々あり、行ったことがないのは奥尻島だけとか。これからの季節は、旭川の上野ファームから始まり、富良野風のガーデン十勝千年の森などをめぐる北海道ガーデン街道がおすすめだそうです。「上野ファーム、いいですよー。私も花が好きだから、あそこで苗買ってますもの!」と、地元目線で案内をしてもらうと、ガイドブックとは一味違う観光ができそうです。





「お客さんを案内する時はしっかり予習もするし、復習もします。それに今はネット社会だから、これからfacebookもちゃんと使いこなせるようになりたい。今タブレットを買い求めて、勉強中です(笑)。どこにもないオンリーワンの営業方法が大事だと思っています。もっともっと勉強しないと!」と、常にポジティブ。勉強熱心なハマちゃんのハイヤーで道内観光をしたら、間違いなく一生に一度の思い出が生まれそうですよ!


関連リンク

濱田美恵子HP
千鳥ハイヤー株式会社