季刊誌 北海道マガジン『カイ』 vol.19

季刊誌 北海道マガジン『カイ』 。現在発売中のvol.19の表紙がこちらです。


 

 

 

今回の号からリニューアルされました!そのキーワードが「すこやかしこ」。

 

ところで、雑誌名の「カイ」ってどういう意味?と思う方も多いのでは。

北海道犬のカイ君?違います。

 

・北海道のカイ

・開拓のカイ

・愉快のカイ

からとられているそうです。

なるほど!!

「カイ」の二文字に、北海道への愛を感じます。

 

またギリシャ文字のχ(カイ)には、人との出会いや交流の場という意味もあるのだとか。

雑誌の持つ出会いや交流という役割を意識されているのでしょうか。

なかなか深いです。

 

そして「すこやかしこ」は、「もっと健やかな かしこい明日を」目指す言葉。

北海道を探しに行くキーワードであり、そうあり続けてほしいという願いが込められているのですね。

 

では、目次をちょっと拝見。

 

 


 

内容盛りだくさんの全120ページ。かなり読みごたえがあります。

特集は「駅で会いましょう」。

駅は交流と出会いの場所。「カイ」という雑誌の持つ意味と重なりますね。

 

 


 

岩見沢駅、稚内駅、函館~木古内~江差の、それぞれの物語が綴られています。

駅を中心とした街づくりに奮闘する岩見沢駅、稚内駅の人たち。

培ってきた歴史と北海道新幹線開業を絡めて、新しい地域のあり方を模索する道南の人たち。

よくここまで取材しているなー、といつも感心してしまう濃い内容となっています。

 

 


 

興味深かったのは、北海道独自の「駅逓(えきてい)」の話。

北海道の開拓期に、人と馬の宿泊施設、貨物輸送の拠点として活躍した場所だそうです。

「駅」という字が入っていますが、当然その頃に鉄道は敷かれていません。

人・物の流れを支える「駅」に近い役割を持っており原点とても言える場所。北海道の開拓には欠かせない場所だったようです。

 

 


 

矢島あづささんの「鉄路とまちと」。私のとても好きなコーナーで、絵・文章が素敵です!

今回は石北本線の遠軽~網走間。鉄道旅で見た風景や、人物、建物、食など、その土地ならではの魅力がイラストで紹介されています。

ただの絵日記ではなく、鉄道とまちの歴史を解説しながら描かれているので、その地域の空気感が伝わってきます。コンパクトな文量で気軽に読めるのも良いです。

 

 


 

イラストつながりで、こちらも魅力的な「さっぽろスケッチ散歩」。

テーマの選び方が新鮮で、こういう見方や楽しみ方があったのかー、と札幌の良さを再発見することが多いです。

今回のテーマは「札幌通り界隈を歩く」。

 

 


 

北海道と言えば「食」も欠かせません。

有機栽培や有機飼育に携わる生産者、農協の方々の想いが語られています。

 

「カイ」では一つの記事に、街・人・食・歴史などのあらゆる分野の情報が凝縮されています。

読み手は、平面的ではなく、立体的にある事柄について捉えることができるのが「カイ」の魅力ではないかと思います。

一冊の中に、あなたの琴線に触れる内容がきっとあるはず。

北海道が大好きな方、季刊誌 北海道マガジン「カイ」をぜひ一度お手に取ってみてください。