秘境シリーズ~岩をくりぬいただけの湯船、ワイルドに温泉を楽しもう!

とある山中の小さな渓谷。
崖にある大岩をくりぬいただけの湯船があります。

茶褐色のお湯がたっぷりと。

まわりは緑。
眼下には勢いよく流れる渓流。

とってもワイルドな雰囲気!
こんな温泉、入ってみたくないですか?




シャンプー、リンス、ありません。
シャワーなんてありません。
そもそも洗い場自体がありません。

岩をくりぬいた湯船、これだけです。

深さは比較的浅いのですが、4、5人入れる位の広さはあります。
もちろん混浴♪

奥の岩肌からはザザーッとお湯が流れてきます。
でも、安易に触れると危険!
激熱です。(やけどしますヨ)

そんな熱い風呂に入れない…
なんて心配はご無用!

コレがあれば大丈夫。

 



ホースから流れているのは川の水。
下の渓流の水がくみ上げられ、ホースから流れてきています。

ひんやりした川の水を湯船に入れ、温度が下がってきたらホースを外して適温に調整します。

こんなかんじです。




左の岩からは激熱の湯が流れ落ち、右に見える岩の隙間から湯船のお湯が渓流へ流れていきます。

こちらのお湯、どうやら湯船の先にある泉源でくみ上げた熱々の源泉を岩肌から流れるようにしているようです。
粋な演出!?ですネ。

泉質は保温効果があり湯冷めしないと言われるナトリウム塩化物泉。
泉質のせいか、岩肌や湯船の底が滑ります。
使ったタオルもほんのり茶色に染まってしまいます。

いい湯である、という証拠。


川の水でお好きな湯加減にしたら、ホースを外して湯船へドボン!
とーってもワイルドな気分を味わえます。

 



ところで、こんな豪快な雰囲気の露天風呂、どこにあると思いますか?

秘湯好きな方なら、写真を見ただけでわかった方も多いかもしれません。


コチラ、秘湯好きな方には有名な、平田内温泉の熊の湯です。
北海道南部、日本海に面する八雲町の熊石にあります。

道央道八雲ICから約1時間少々。
函館からなら車で2時間少々、札幌や新千歳空港からなら4時間前後、といったところでしょうか。
空港や街中からはちょっと遠いのですが、近くまで着いてしまえば意外と楽にアプローチできます。


海沿いの国道229号線から平田内温泉を目指して山に向かう道を進みます。
国民宿舎ひらたない荘を右手に見ながら、さらに奥へ続く細い道を4キロほど進むと駐車場があります。

車はその先へ進むことができないため、この先は徒歩でしか行けません。
とはいえ道路は舗装路。楽チンです。

ものの1、2分歩いただけで右手の崖の下の渓谷沿いに小屋が1つ見えてきます。




そう、ここが熊の湯なのです。

入口は数十メートル先。
茂みを指す「露天風呂」の看板があります。

 



ここから舗装路を外れ、崖の下へ続く階段を進みます。
すると、先ほど道路から見えた小屋に出ます。




一見小さなログハウス風。

これは、れっきとした更衣室です。
しっかり男女別で、2人位が着替えられる脱衣スペースがあります。

ここで服を抜き、外に出て石段を下りていけば、そこにはワイルドな湯船が。


ここで頭上注意!特に女性の皆さん。


石段周辺はご覧のとおり、先ほど通ってきた道路から丸見えなのです…。
湯船も見えてしまいます…。

 



女性が入るには、がっちりタオルを巻くか、水着のほうが安心そうです。

男性はタオル片手にすっぽんぽんで入られる方が多いようです。

かくいう私も生まれたての姿になって大自然に飛び出しました!
(一応、隠すべきところは手ぬぐいで隠しています)
でも…見物客もいらしたのでちょっと…。

やはり、男性も気になる方は大き目なタオルか水着を持参するほうがよいかもしれませんね…。


渓谷と緑の木々に囲まれたワイルドな露天風呂。
車を降りてからのアプローチも楽チンなので、比較的手軽に行ける秘湯です。
そのぶん夏場など混み合うときもあるので、お互い譲り合いでご利用を!