作品展 [鉄道のある風景]/札幌市

家や看板といった人工的なものが入り込んでしまうことの多い本州の鉄道写真に比べ、北海道の鉄道写真は、そのままの自然が背景。山、海、空、花、畑、雪…。雄大な眺めも一緒に楽しめるのが魅力です。

そんな写真が揃う「作品展 [鉄道のある風景]」に行ってきました。

 


 

主催者は北海道在住の石谷邦明さん、宇津木圭さん、大滝恭昌さん、矢野友宏さんの4人。年齢も職業も様々な4人ですが、鉄道写真という趣味で繋がり、「秘密の朝練チーム」を結成。2年ほどの活動期間を経て、今回が初の作品展です。

 


 

ちなみに、チーム名の由来は、早朝2時(は深夜?)とか4時集合で遠方の始発を撮りにいくことを、秘密の朝練と呼ぶようになったことからだそう(笑)
写真を見てもわかる通り、ユニークな人たちです。

 

※2013年5月8日までの展示です


 

「私たちの撮る写真は“ゆる鉄”に近い路線です」と語ってくれたのは、今回の取材の窓口になってくれた矢野さん。

そして、ゆる鉄とは、鉄道写真家・中井精也さんの造語で、鉄道のほか、ローカル線の踏切など鉄道に関するものをゆるく捉えた作品群のこと。
「あの、のどかでほんわかした雰囲気に近いかな、と思っています」。

 

※2013年5月8日までの展示です


 

写真は、4人それぞれの個性が際立っているため見応え充分。

「同じ場所に行っても、ひとりとして同じ写真にはならないんですよね」と矢野さん。

「例えば夕暮れ時。高感度設定で電車を停める人、光の線で流す人、ホワイトバランスを調整して幻想的にする人など、見事にバラバラ(笑)電車が来るまでは笑っていても、その瞬間になったら、全員がスッと自分の世界に入り、自分にしか撮れない写真を目指します。静かな戦いですね」。

 


 

また、写真の下にある説明書きが面白い! 撮り手の人柄や撮影現場の様子がとてもよく伝わり、親近感が湧きます。
チラッとお見せしましょう。

 


 

石谷さんは農家を経営。電車をどーんと前面に出した力強い写真が多い中、こんなゆる鉄な1枚も。

 



宇津木さんの職業はカメラマン。さすが広告写真のような、きれいな作品が多かったです。

 



大滝さんもカメラマン。どこか郷愁を誘う、やさしくて温もりのある絵が印象的でした。

 




光の濃淡がはっきり。青空や花、緑を効果的に入れ込んだ、カラフルさが持ち味です。


最後に矢野さんが、北海道Likersの読者にメッセージをくれました。

「北海道の鉄道写真は本当にいいですよ。ぜひ、鉄道を撮りに来ることを目的とした旅行も楽しんで欲しいですね」。



 

鉄道、そして北海道愛に満ち溢れた写真展は5月18日(土)まで。札幌に来られる機会があったら、ぜひ、お立ち寄りください。


 

作品展「鉄道のある風景」

http://www.facebook.com/events/317844568344771/

会期 / ~2013年5月18日(土)
場所 / 札幌市豊平区月寒西1条11丁目1-5 純喫茶EARTH COFFEE ~Live & Gallery~
時間 / 10:30~22:00(LO21:30)
休 / 木曜

※本日5月9日(木)は写真入れ替えのため定休となります
※2013年5月8日で第1期が終わり、10日からは第2期です。展示内容が変わります
※2013年5月上旬現在の情報です