4/27(土)~5/6(日)大通ビッセで個展開催!/札幌市「Studio π」

 

 

 本当なら動画でお見せしたいくらい、ゆらゆらと揺れる格子模様の影がキレイなガラスのオイルキャンドル。
名前は「ーZenー」。北海道Likersフォトライターめがねも愛用中です。
煤が出ず、ガラスの筒に入れた芯はグラスファイバー製で減らない仕様。
日常的に使いやすく、置いておくだけでもサマになる作品です。

 

 制作者は、札幌出身、札幌在住のガラス作家・上杉高雅さん。

 

 

 

「ガラスの世界に足を踏み入れたきっかけは、高校時代。
自転車旅行で向かった小樽で思いきり転んでしまい、休憩がてらにと立ち寄ったのがガラスミュージアムでした。
その時に見た、窓からの西日を受けた透明のグラスがとてもきれいで、こういう世界で働きたいと思ったんです」と語ります。

 

 

 

 旅行から戻ってすぐに電話帳をめくり、ガラス工房に片っ端から電話。
中でも豊平硝子には何度も足を運び、ガラスの世界を見聞きしました。
そのうち「学校に行ったら?」とアドバイスを受け、東京国際ガラス学院に進学。
卒業後は山梨県上原町で「Studio π」設立。同学院サマースクール講師などを経て、2006年に今の場所に移転しました。

 

 

 

 

そんな上杉さんの作品は、とても個性的です。

 

藍染めにインスパイアされて調色した藍色の「すくもガラス」(前述の「ーZenー」の色)や、ベネチアングラスを彷彿とさせるけれど色遣いが和風の「モザイクガラス群」など、なんだか和室にもしっくりきそうなデザイン。

 

 モザイクガラスは、2~4色の色ガラスを外ぎせしてできたガラス玉を棒状に伸ばし、指でつまめる程度の大きさに切断。その「粒ガラス」をセラミック板の上に並べ、熱を加えて溶かし合わせて板状に。それを吹いて成形していきます。

 

 

 

 

 

4月27日から開催される個展では、このモザイクガラス群が主役。色の組み合わせや、ぽってりとまろやかでぽこぽことした質感がざん新。味わい深い作品ですよ!

 

 

 

 

 

 

作品のコンセプトをたずねると、「身近で気楽で、それでいてかけがえのないものつくり」だと上杉さん。

吹きガラスがメインではありますが、それにこだわっているわけではなく、技法も素材も作りたいものに合わせて、自由に組み合わせているそう。

 

北海道に戻ってきて7年。作風の変化をたずねると、こう教えてくれました。

「雪の中という環境が新しく、いつしか白色や白を効果的に使った作品を作るようになりましたね」。

 

 

 

 

存在感はあるけど邪魔にならない、日常に馴染む器やグラス、キャンドル。

興味のある方は、まずは個展に足を運んでみてください!

 

 

 

【上杉高雅ガラス展 FRAGILE~】

会期:4月27日(土)~5月6日(月)

時間:11:0018:00(5月6日は~17:00全日作家在

会場:札幌市中央区大通西3丁目 北洋大通センター 大通ビッセ3階、4階

 

 

Studio π

電話:0115226225

住所:札幌市南区石山1条8丁目1の41

吹きガラス制作体験1回2000円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(撮影/北海道Likers フォトライターめがね、文/北海道Likers フォトライターFUKKO