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公開 | チバタカコ

「函館朝市」の楽しみ方、教えます

函館朝市

 
函館観光で、絶対外せないのが函館朝市
テレビのグルメ番組、旅行雑誌、観光系WEBなどで、ここを紹介していないところはありません。
なのに…北海道Likers7年目にして初登場!いやいや、待たせたねー。したっけ、さっそく行ってみるべ。

 

目次

・函館朝市は、どこにある?
・函館朝市の歴史
・函館朝市で何する?買う、食べる、見る、しゃべる?
 -どんぶり横丁市場
 -えきに市場
 -朝市ひろば
・「えきに市場」に、あの有名人によく似た人が!
・函館朝市の「セレクト朝市」とは
 -黄金のしいか
 -十字屋マイルドブレンド

 
 

函館朝市は、どこにある?

函館朝市があるのは、道南の函館市。
 
市区町村魅力度ランキング2018(ブランド総合研究所)では堂々1位、2年ぶりに5度目の首位を奪還した、北海道を代表する人気観光都市です。
 
函館朝市は、JR函館駅の横、駅西口からすぐのところにあります。函館空港からは、JR函館駅行きのシャトルバスで約20分。

 
函館朝市の場所説明▲函館駅隣なので、まず迷うことはありません
 

朝市というくらいですから、朝から営業している市場ですが、「函館朝市」というのは実は通称で、正式には「函館朝市協同組合連合会」と言います。連合会に加盟している約150店舗と非加盟店約100店舗、計250店舗から成り立っています。

 

函館朝市の歴史

函館朝市は、1945(昭和20)年の終戦直後、近隣の農家が函館駅前広場の隅で野菜の立売りを始めたのがきっかけでした。
 
 
函館朝市のはじまり


昔の函館朝市1▲対面でお客さんと売買をするのは、今も昔も変わりありません
 

昔の函館朝市2


昔の函館朝市3▲この賑わいが、今に続いているんですね
 

その後、函館近郊からも露天商やガンガン部隊と呼ばれた行商人などが集まり、規模が拡大。やがて1956(昭和31)年に現在地に移り、今に至ります。
 
1987(昭和62)年に「函館朝市協同組合連合会」が設立し、2006(平成18)年に「函館朝市」という名前は商標登録されました。
 
2009(平成21)年には、笑顔が絶えずクレームのない明るい朝市を目指し、
 
一、推奨店は、強引な客引きは致しません。
一、推奨店は、親切な接客態度に努めます。
一、推奨店は、商品と価格の説明をしています。
一、推奨店は、名刺などの連絡先を渡しています。
一、推奨店は、元気と笑顔を絶やしません。
 
という、「函館朝市・推奨店五ヵ条」を制定。
 
地元はもちろんですが、道内外、海外から来る観光客たちが函館に行ったら必ず立ち寄る、誰もが認める函館てっぱんスポットになりました。

 

函館朝市で何する?
買う、食べる、見る、しゃべる?

海産物やお土産を探す、新鮮な魚介や海鮮丼を食べる、旅の思い出に見て回るなど、函館朝市へ行く目的は人それぞれ。
 
函館朝市に行ったなら、まずはあちこち歩いてみましょう。広いので全部見て回ると結構時間がかかります。おまけに、気になる店がたくさんあるので、キョロキョロと忙しい。
 

函館朝市マップ▲函館朝市マップ
函館朝市公式HPより

 
路面店もあれば、屋内の店もあり、海産物だけではなく、野菜や果物などの販売、飲食店がぎゅぎゅっと並んでいます。
  
今回は、3つの大型屋内市場を紹介しましょう。
 

●どんぶり横丁市場
JR函館駅側にある「どんぶり横丁市場」。駅の西口から出たら、駐車場の向こう側にすぐ「どんぶり横丁市場」の文字が見えたので、ついつい吸い込まれるように入ってしまいました。

 
函館朝市どんぶり横丁市場▲どんぶり横丁市場

 
その名の通り、海鮮丼などが食べられる飲食店がズラリと並んでいます。
 
取材時もたくさんの人がいましたが、どこで食べるか、何を食べるか迷っているのか、誰もが横丁を行ったり来たり。
 
「何食べる?」
「どうする?」
 
と、横丁をウロウロするのも、函館朝市の楽しみ方のひとつかもしれません。
 
 
函館朝市どんぶり横丁市場の看板▲どこに行こうかな♪これだけあると、本当に迷います
 

函館朝市どんぶり横丁市場内観▲おいしそうなメニュー写真が「おいで、おいで」と手招き

 
どんぶり横丁で、おもしろいものを見つけました。
 

函館朝市どんぶり横丁限定カプセルトイ▲どんぶり横丁市場限定カプセルトイ
 

函館朝市どんぶり横丁限定カプセルトイのマグネット▲わーい!カニ・ウニ・イクラの丼マグネットをGet。これもお土産になりますね
 

迷った分、ようやく決めた海鮮丼の味は、間違いなく格別です。
 
どんぶり横丁市場(函館朝市第一商業協同組合)
・函館市若松町9番15号
・TEL:0138-22-6034
 
 
●えきに市場
「どんぶり横丁市場」と「函館朝市ひろば」の真ん中にあるのが「えきに市場」です。
新鮮な魚介類、乾物、珍味、お土産、雑貨などがズラリと並ぶ眺めは、まさに「これぞ、市場!」という感じがします。
 

函館朝市えきに市場外観▲えきに市場
 

函館朝市えきに市場内観 


函館朝市えきに市場内観2
 

市場内を歩いていると、次々と声をかけられます。誘われていけすのカニを眺めたり、すすめられて試食をいただいたり、見て歩くだけでも楽しい時間が過ごせます。
  
えきに市場(函館朝市駅二商業協同組合)
・函館市若松町9番19号
・TEL:0138-22-5330

 
●函館朝市ひろば
「函館朝市ひろば」には、カニ、乾物、珍味、青果、お菓子等々の店が並び、威勢の良い呼び声が響いています。
 

函館朝市朝市ひろば外観▲朝市ひろば
 

 函館朝市朝市ひろば内観1

 
隣接している生産者直売市場では、生産者が野菜などを販売しており、ついつい箱買いしたくなるくらいお買い得なものもたくさんあります。

 
函館朝市朝市ひろばフードコート▲広いフードコートもあるので、グループの時はここで食事をするのがいいかも

 
函館朝市ひろば(株式会社函館朝市まちづくりの会)
・函館市若松町9番22号
・TEL:0138-21-1050
 
産直市(生産者直売市場) 渡島蔬菜農業協同組合
・函館市若松町9番22号
・TEL:0138-23-5185

どこを歩いていても威勢のよい市場の人たちに、結構圧倒されるので、
 
「市場の人って、ゴリゴリくるよね…」
「何か押し付けられそうで、ちょっと怖い…」
「すすめられたら断れなくなる」
 
…と思う人も多いのでは?
 
その先入観は、ちょっとよっこ(北海道弁で、脇に置いておく、よけておく、という意味)しましょ。
 
なぜなら、お店の人と会話を楽しむ!これぞ、対面販売の醍醐味。
 
「お姉さん、何探してんの?」
「おいしいホッケあるよ~、見ていかないかい?」
「ほれ、ちょっと食べてみなさい」
 
…と、どんどん声をかけてくれるので、せっかくだからおしゃべりを楽しむべ!
市場情報だけではなく、函館の穴場スポットも教えてくれるかもしれませんよ。

 

「えきに市場」に、
あの有名人によく似た人が!

朝市仲通り側から「えきに市場」に入ってすぐにある「ゆたにフーズ」。でっかいキンキやホッケに、思わず足が止まりました。

 
函館朝市「えきに市場」の「ゆたにフーズ」▲「えきに市場」の「ゆたにフーズ」
 

函館朝市「えきに市場」の「ゆたにフーズ」の魚▲びっくりするくらい大きなキンキやホッケが並んでいました

 
ニコニコしながら対応してくれたのは、ゆたにフーズの油谷さん。海産物の製造業に務めていましたが、独立して店を構えて15年。
 
「変なものは、絶対売らないよ」と、扱う商品には万全の自信を持っています。

 
函館朝市海産物卸問屋(有)ゆたにフーズ代表取締役、油谷俊之さん▲海産物卸問屋(有)ゆたにフーズ代表取締役、油谷俊之さん。作家で元長野県知事の田中康夫さんにちょっと似ていると思いませんか?
 

ホッケ、キンキ、ニシンなどの魚はもちろんですが、ゆたにフーズオリジナルの「おいしい塩辛」「おいしい松前漬」は、オープン以来の人気商品だとか。
 
「どちらも防腐剤とか添加物とか余計なものは一切入っていません。塩辛は、イカの脚や耳は使っていないし、松前漬けはガゴメ昆布100%!おいしいよー!」と油谷さん。

 
函館朝市ゆたにフーズオリジナルの「おいしい塩辛」と「おいしい松前漬」▲ゆたにフーズオリジナルの「おいしい塩辛」と「おいしい松前漬」
 

一度購入してくれた人が、「ゆたにフーズなら、間違いない」と、函館に来るたびに寄ってくれる人もいれば、遠方の人は通販で商品を購入するなど、リピーターになる人が多いそうです。
 
「信頼してもらってなんぼですから、これからもおいしい魚を提供していきます」と、油谷さんは話してくれました。

ゆたにフーズ
・函館市若松町9番19号(函館朝市駅二内)
・TEL:0138-24-8588
・営業時間:6:30~13:00頃
※繁忙期以外、不定で水曜日の休業あり
 
 

函館朝市の「セレクト朝市」とは

函館朝市では、函館朝市協同組合連合会の加盟店約150店舗の中から、自信を持っておすすめできる商品や独自サービスなどの認定基準をクリアした商品を「セレクト朝市」として認定しています。
 
認定商品には、認定マーク入りのポスターやPOPがあるというのでキョロキョロすると…みつけました!

 
●黄金のしいか:マルイチ青山水産(えきに市場)
「えきに市場」を朝市通り側から入ると、すぐにあるのがマルイチ青山水産です。ここの「黄金のしいか」が、朝市セレクト認定商品。
 

えきに市場にあるマルイチ青山水産▲えきに市場にあるマルイチ青山水産
 

えきに市場にあるマルイチ青山水産の黄金のしいか▲「黄金」は「こがね」と読みます
 

青山水産の代表取締役、青山秀昭さんに「黄金のしいか」誕生のきっかけを尋ねると、「発明しちゃったんです!」とのこと。

 
函館朝市青山水産の代表取締役、青山秀昭さん▲青山水産の代表取締役、青山秀昭さん
 

「黄金のしいか」の原材料は、脚も耳もついていない「だるま」と呼ばれるイカ。
 

函館朝市青山水産の黄金のしいか原材料の「だるま」▲原材料の「だるま」。イカの脚も耳も取った身の部分だけ。マイカ(スルメイカ)を使っています
 

この「だるま」にするまでが、かなり手間暇かかっています。
 
まず、10月~11月に獲れる大きめの新鮮なイカを自社工場で処理し、オリジナルの調味料に漬け込み、1日寝かせます。
翌日に干して、乾燥に2日、その後-20℃の冷凍庫で3ヶ月寝かせます。
 
こうしてでき上っただるまを、青山さん考案の、通称「ローラー」と呼ぶのしいか製造機械でのしいかにします。
 

函館朝市青山水産の黄金のしいか製造機▲青山さんが考案したという、のしいか製造機械
 

函館朝市青山水産の黄金のしいかを焼く▲「だるま」の乾燥状態によって微妙に調整するそうですが、だいたい2分程焼きます

 
函館朝市青山水産の黄金のしいかをローラーに入れる▲焼いた「だるま」をローラーの中へ入れると…
 

函館朝市青山水産の黄金のしいかが焼いて出てくる▲反対側から、丸っとした「だるま」が50㎝ほどに伸びて出てきます。1枚 1,080円
 

イカを焼く、何とも言えない香ばしい香りがあたりに充満。道行く人たちが足を止める、なんとも罪づくりな香りです。
 
「ほら!できたて、食べてみて」といただいた「黄金のしいか」は、香りがよく、イカのうま味がぎゅーっと凝縮して、べたべた甘すぎず、かといってしょっぱすぎず、かみしめるほど味わい深さが染み出てくる、とても品のいい味。
 
1枚は結構ボリュームがあるのですが、これは、なんぼでも食べらさる!お土産はもちろんですが、朝市を歩きながら食べることもできます。
 
 
函館朝市青山水産の黄金のしいかの試食▲イカの繊維に逆らってかみ切ろうとしたら「こっちからかじったら、食べやすいから」と食べ方指導を受ける北海道Likers編集長
 

繁忙期には1日に100枚は焼いているという青山さん。
 
「外国の人たちも喜んで食べてくれます。特に台湾の人は味覚が合うのか、大量買いする人が多いですね」。
 

函館朝市青山水産の青山さんと奥さんの嘉代さん▲青山さんと奥さんの嘉代さん。「ビールに合うよ!」

 
味はもちろんですが、青山さん夫婦の人柄も「セレクト朝市」認定の理由なのかも…と思いました。
 
マルイチ青山水産(えきに市場)
・函館市若松町9番19号
・TEL:0138-76-8655
・営業時間:6:00~14:00
・定休日:第3水曜(7~9月除く)

 
●十字屋マイルドブレンド:函館十字屋珈琲(えきに市場)
「セレクト朝市」いいですね~、なんて青山さんと話をしていたら、「向かいの十字屋さんも、セレクト朝市ですよ」と教えてくれました。
 
青山水産の真向かいにあるのが、1932(昭和7)年からから函館で自家焙煎珈琲を販売している「函館十字屋珈琲」です。老舗珈琲屋なので、ファンの人もいるのでは?

 
函館朝市えきに市場の「函館十字屋珈琲」▲えきに市場の「函館十字屋珈琲」。「十字屋マイルドブレンド」(1個 120円)が、「セレクト朝市」認定商品

 
鮮魚や珍味を売っている朝市の一角にあるカウンターだけの珈琲屋さんは、そこだけほっこりした時間が流れているようでした。
 

函館朝市株式会社十字屋代表取締役、菅原雅仁さん▲株式会社十字屋代表取締役、菅原雅仁さん
 
 
函館朝市えきに市場の「函館十字屋珈琲」のドリップコーヒー▲一杯ずつ丁寧に入れてくれるコーヒーで、ちょっと休憩
 

カウンターに座って、ゆっくり飲むのもよし、テイクアウトで朝市散策をしながら飲むのもよし。函館朝市で本格的なコーヒーが飲めるというのは、うれしいですね。
 
函館十字屋珈琲(えきに市場)
・函館市若松町9番19号
・TEL:0138-22-1777
・営業時間:7:00~14:00
・定休日:第3水曜

函館朝市は、年中無休。1月~4月は6:00~14:00過ぎ、5月~12月は5:00 ~14:00過ぎ営業(ただし、店舗毎に異なります)。
函館朝市で買ったものは、全国発送もできるので、上手に利用しながら楽しんでください。
 
さーて、海鮮丼でも食べに行くべか。
 
 

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