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公開 | 佐崎リョウ

そびえ立つ雪壁と知床の絶景を堪能! 「雪壁ウォーク」羅臼コース

世界自然遺産知床を有する羅臼(らうす)町斜里(しゃり)町

この2つの町が協力して開催している冬のイベント「雪壁ウォーク」は、圧倒的な知床の大自然を満喫でき、そして本来は立ち入ることのできない時期に入ることができるというプレミア感で大人気なツアーです。


画像提供:知床羅臼町観光協会


2019年の雪壁ウォークは4月14日(日)開催で、参加受付は3月29日(金)までとなっています。大迫力の雪壁と、ひと足早い知床の春を感じに雪壁ウォークに参加してみましょう!

 

目次

・雪壁ウォークとは?
・雪壁ウォーク開始! まずは登ります
・頂上付近で除雪作業見学
・そして来た道を下ります
・ゴールした後のお楽しみ
・中標津空港から羅臼までのアクセス


 

雪壁ウォークとは?

画像提供:知床羅臼町観光協会


知床峠の知床横断道路は、本来は冬期間は閉鎖され、4月末~5月のゴールデンウィークくらいを目安に開通します。(除雪の状況により変動します)
しかし開通前の限られた1日だけ、特別に立ち入ることができるのがこの「雪壁ウォーク」なんです。

道路を除雪した際に両サイドに残るのは、迫力ある雪の壁! 少し早い知床の春を感じ、絶景を堪能しながら歩くことができるツアーです。

 

雪壁ウォーク開始! まずは登ります

2018年に行われた雪壁ウォーク(羅臼コース)を体験してきたので、紹介します!


▲知床峠に入ると、徐々に雪の壁が


▲段々高くなってきます!


集合場所の道の駅から参加者みんなでバスに乗って、知床峠にあるスタート地点まで向かいます。

最初は全く雪の壁などなく、「今年は雪が少なかったのかな~?」なんて思っていたのですが、峠を登っていくにつれて少しずつ雪壁が姿を現します。特にカーブでは、迫力のある雪壁がぶつかりそうな気がして、そのたびにバスの車内からは歓声が!


▲スタートの合図は観光協会長


▲いっせいに歩き始めます


スタート地点にある雪壁は、手を伸ばしてジャンプすれば届きそうな高さ。それでも3mくらいはあるということなので、相当な雪が積もっていることがわかります。これから峠を登るにつれてもっと高くなる雪壁に、期待が膨らみますね!


▲ライター佐崎もスタート! 往復10kmを踏破できるか?


実はツアーに申し込む際、羅臼コースとウトロコースのどちらを歩くか迷ったのですが、パンフレットを見るとウトロコースには「こども・初心者向」の文字。こうなると、健康状態良好な30代男性としてはウトロは選びづらい…。

そんなわけで、特に足腰が強いわけではありませんが「健脚向」の羅臼コースを選んだのです。果たしてこの選択が吉と出るか凶と出るか…。

※2019年度からは、「こども・初心者向」「健脚向」の別はありません。どちらもそれぞれの魅力がありますので、行ってみたい方を選びましょう!


▲見上げれば除雪車


スタートして少し歩いたところで峠の上の方を見上げると、除雪車が作業していました。頂上付近で除雪作業の見学予定なので、あそこまで歩いていくということです…。

写真だと近く見えますが、望遠で目一杯ズームしてこれですからね。道のりは遠い…。


▲抜群の眺望


▲斜めになっている木を見ると風の強さもわかります


雪壁の迫力だけに目を奪われがちですが、知床連山と雪に覆われた木々も力強く美しいです。ですが、同時に自然の厳しさも垣間見えます。木の左半分の葉っぱが全くなくなっているし、心なしか斜めになっている…。


▲海側も絶景!


ふと振り向いて海側を見てみると、これまた絶景です。天気が良ければ海の彼方にぼんやり見える国後島など、雪壁ウォークは雪壁以外にも本当に見どころ満載です!


▲みんな懸命に登っていきます


▲なんとか頂上付近に到着!


▲今回の最高は8m!


頂上付近に来ると、一気に雪壁の高さが高くなります。その年の降雪量によって雪壁の高さは当然違うのですが、今回は最大8mとのこと! 人の身長と比べると、その凄さがわかりますね。


▲これ、雪壁にはまってます


▲「I ♡ SHIRETOKO」


撮影スポットも充実しています。雪壁を掘って人が入れるようにしたり、随所に色々な絵が描いてあって、飽きることなく歩いていける仕掛けも嬉しいですね。

 

頂上付近で除雪作業見学

▲圧倒的迫力の除雪作業


▲みんな一斉に写真や動画を撮影


勢いよく雪を吐き出す除雪車の勇姿は、まさに圧巻です。地鳴りのような轟音と、降り注ぐ雪のかけら。なんだかこれ自体が一つのアトラクションとして成立しそうなくらい、参加者はこの光景を楽しんでいました。


▲道の駅前にあったパネル展示


ただ楽しく見るのもいいですが、実はこの知床峠は、除雪作業をする方々のおかげで開通できていることも忘れてはいけません。

よく羅臼からウトロ側まで抜けるのに、「冬期間は開通していなくて不便だ」「ちょっと除雪してくれれば通れるのに」といった声も耳にすることがありますが、決してそんなに簡単な話ではないことがよくわかります。

そもそも8mもの積雪の中に、除雪車が簡単に入っていくことは不可能ですし、雪崩の原因にもなる雪庇(せっぴ)は人力で取り除く必要があるそうです。

命を落とすかもしれない危険に晒されながら、懸命に作業する方たちがいて、やっとこの道が開通しているということを学ぶことができました。

 

そして来た道を下ります

除雪作業見学でその大変さを学び、除雪車の迫力に満足したら、来た道を引き返して峠を下っていきます。
下りは少し余裕が出てきたので、景色よりも雪壁をじっくり観察してみました。


▲雪壁をよく見ると層になっています


まるで地層のような状態に。雪が降っては固まり、降っては固まりを繰り返し、雪の層ができたんですね。数えてみたら雪が降った回数もわかるのでしょうか?


▲雪庇(せっぴ)です。


雪壁の上部には、このように雪庇ができている場所もたくさんありました。これが除雪作業中に雪崩を誘発する原因になることもあるようです。しかし強風にあおられて作り出されるこの雪庇は、人が作ろうと思っても再現できない、まさに自然のアートでもありますね。


▲またもや人型の穴が…


▲ちょっとシュール? なパンダも!


下りにも、こういう楽しませてくれる仕掛けがたくさんあるのですが、その全てをやってみないと気が済まない性分なもので…。ずっとはしゃぎながら歩いてしまいました。

ちなみにこのパンダ、中が完全に空洞になっています。雪壁にトンネルが掘ってあって、その中を歩けるようになっているんですね。 童心にかえって楽しめます!


▲本気で登ろうとしてみました


雪壁はがっちがちに凍っていて固く、まったく足がひっかからない状態です。四方を雪壁に囲まれても、こんな軽装備では絶対に生還できないことを身をもって実感しました…。


▲全部で3時間ほど歩いてゴール!


往復で全長およそ10kmの行程を踏破です! きれいな空気と高揚感で、全然疲れは感じませんでした。

頂上付近は最大8mもあった雪の壁ですが、ゴール地点はおそらく1mほどでしょう。これくらいならヒョイッと簡単に飛び越えられそうですね。

 

ゴールした後のお楽しみ

▲羅臼町の皆さんから温かいおもてなし


▲温かい海鮮汁


心地よい疲労感とかじかんだ体に、すっと染み渡ります。ほっこりしますね…。本当に生き返ります。


▲抽選で当たりました!


▲グッズももらえます


受付番号で抽選があって、運がいいと昆布しょうゆや鮭とばなどの羅臼の特産品が当たります。そして歩き切った証の完歩証と、参加賞の羅臼昆布と知床グッズ。


▲完歩した達成感!


往復10kmの峠道を歩き切った達成感で満ちあふれています! 一説によると、峠の除雪の状況によってコースの長さが8kmに短縮されているという情報も耳にしましたが、あえて聞き流した方が良さそうですね。10km歩いたということにしましょう!

迫力のある雪壁と除雪作業、大自然の絶景と心地よい疲労感。雪壁ウォーク、最高です!

 

中標津空港から羅臼までのアクセス方法

・バス
根室交通:中標津空港から中標津バスターミナル(約10分) 
阿寒バス:中標津バスターミナルから羅臼(約1時間30分)

・レンタカー:約1時間~1時間30分

 

関連リンク

一般社団法人知床羅臼町観光協会
NPO法人知床斜里町観光協会
バス乗車案内(根室中標津空港ビル株式会社)
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