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公開 / 更新 | 行天 フキコ

アートで札幌の冬を再発見するイベント「Sapporo WInterChange」

△Sapporo WInterChangeフライヤー画像
 

北海道の2月は、とりわけ雪が多く寒さが厳しい時期。除雪、安全な移動、寒さ対策…冬のくらしを乗り切るため、私たちはさまざまな工夫をこらしています。

「どうしたらもっと札幌の冬を楽しくできるのか…?」
そんな疑問をアートを通して考えるイベント「Sapporo WInterChange」が、2018年10月にオープンした、札幌市営地下鉄大通駅直結の複合文化施設「札幌市民交流プラザ」で始まりました。2月1日より6日までの期間、連続したプログラムで展示、トークセッションが開かれます。

「Sapporo WInterChange」は、札幌市北3条広場“アカプラ”で開催される雪と光のアートプロジェクト「さっぽろユキテラス」(2/3~11)と、札幌国際芸術祭のSIAFラボが札幌市資料館で“つらら”をテーマに開催する「さっぽろ垂氷まつり」(2/1~11)との連携プロジェクトです。

「札幌市民交流プラザ」、「アカプラ」、「札幌市資料館」、この時期、冬ならではのアートイベントが開催される札幌のまちなか3会場をめぐり、さまざまな作品と出会い交流しながら札幌の冬を再発見してみましょう!

 

 アーカイブ展 「What’s winter art? ─冬のアートを辿る─」(札幌市民交流プラザ1F SCARTSコート 2/1~6)

△アーカイブ展アイスギャラリープロジェクトイメージ画像


△アーカイブ展アイスギャラリープロジェクトイメージ画像▲「スノースケープモエレ」(札幌)、「ウインターサーカス」(旭川ほか)、「防風林アートプロジェクト」(帯広)ほか、北海道各地で展開された冬のアート・プロジェクトを紹介します
 
アーカイブ展 「What’s winter art? ─冬のアートを辿る─」では、雪や氷がある北海道だからこそできる作品やアートプロジェクトの記録を、パネル展示や年表、関係者のインタビュー映像などで紹介します。

展示のみどころを、札幌文化芸術交流センターSCARTS プログラムディレクター・吉崎 元章さんにお聞きしました。
 

ここを見てほしい!アーカイブ展 「What’s winter art? ─冬のアートを辿る─」

会場で最も目を引くのは、天井から吊り下げられた全長約9メートルの年表です。今回、新たな調査をもとに、北海道内の冬のアート・プロジェクトを30以上ピックアップし、傾向別に整理して時系列にまとめたものです。

こうした年表はこれまでおそらくなかったはずです。1950年の「さっぽろ雪まつり」に始まる70年間のその流れからは、時代ごとの特徴とともに、冬や雪へのアプローチの仕方が多様になっていく様をはっきりと見て取れます。

特に、モエレ沼公園で「スノースケープモエレ」が行われた2005年を境として、雪国の暮らしや営み、自然現象などと深く関わる新しい表現を探求する動きが一気に盛んになることが、大きな特徴として浮かび上がっています。

その他にも、8つのプロジェクトを詳しく紹介したパネル展示や、関係者へのインタビュー映像の上映、関係資料の閲覧コーナーなどもあり、冬のアート・プロジェクトを多角的に知ることができるとても貴重な機会になっています。

なお、会場全体が、雪の結晶をモチーフとした六角形をもとに、パネルやモニターなどが構成されていることにもぜひ注目してください。
 

きて、みて、思って。北海道の冬

北海道で暮らす人にとって、冬とどう向き合うかということがやはり大きな課題です。厳しい寒さや雪といった冬の特性をこの地ならではのかけがえのない資源ととらえ、雪とともに生きるなかで育まれてきた感性や、創作活動と社会とのつながりを大切にしながら繰り広げられたアート・プロジェクトの数々。

その取り組みを知ることで、きっと冬に対する思いを新たにしていただけることでしょう。
そして、このアーカイブ展が、冬を豊かに楽しく過ごす意識の高まりとともに、新たなアート・プロジェクトにつながるきっかけとなることも密かに期待しています。

 

展示 「SNOW PLOW TRACE ─雪の痕跡─」(札幌市民交流プラザ2F  SCARTS スタジオ 2/1~6)

世界の都市の中でトップクラスの降雪量がある札幌。大量の雪を迅速かつ効率的に整理する除雪技術があるのも、札幌のユニークな側面です。

普段、私たちが眠っている夜中に行われる除雪作業は、一筆書きの要領でコースが設計され、一晩で札幌から石垣島を往復する距離にあたる作業をするそうです!

「SNOW PLOW TRACE ─雪の痕跡─」では、知られざる除雪作業をGPS、音声・光のデータを収集し科学の力で可視化する要素を取り入れたメディアアート作品として制作しました。

 
△「SNOW PLOW TRACE ─雪の痕跡─」展示イメージ図▲※画像は展示のイメージです(制作:岩田拓朗・SCARTSテクニカルディレクター)

△「SNOW PLOW TRACE ─雪の痕跡─」作品制作のようす写真▲展示作品制作のため小型ロータリー除雪車の車体にカメラを設置しているところ(撮影:詫間のり子)

 

さっぽろユキテラス2019 (札幌市北3条広場“アカプラ”)

「さっぽろユキテラス」はアカプラを舞台に、“雪と光” をモチーフにして札幌の冬の魅力を発信するプロジェクトです。時に厄介者になる雪を、アーティストの創造力で魅力的演出した空間を楽しめます。


△アカプラ会場イメージ画像

△アカプラ会場スノーミュージアム展示イメージ画像▲アカプラ会場には、建築家がデザインを手がけた雪や氷の美術館「スノーミュージアム」が登場します。「美術館」の内外には、国内外で活躍するアーティストの作品が展示されます
 

 さっぽろ垂氷(たるひ)まつり2019(札幌市資料館)

札幌市資料館会場では、360度に伸びるつらら(回転式巨大つらら造形装置)、コンピュータ制御し人工的につくりあげるつらら(人工氷柱製造装置)など、ここでしか見られない「不思議な形をしたつららの展示」が見られるほか、街で採取したつららをスキャンし、3Dプリンターで再現したつららアクセサリーの展示・販売も行われます。

△さっぽろ垂氷まつり2019フライヤー▲2月1日~11日の会期中、3会場を回ってパンフレット裏にスタンプを集めると、札幌市資料館で記念品のプレゼントがもらえるスタンプラリーも楽しめます(※数量限定・先着順、お早めに!)


△回転式巨大つらら造形装置画像▲科学技術を駆使して制作された回転式巨大つらら造形装置。つららを見たことがある人もない人も、さっぽろ垂氷まつりの展示でつららの見方が変わるはず!


ご来場したみなさんが考える「札幌の冬をもっと楽しくするアイデア」を、札幌市民交流プラザ会場に設置しているアンケート用紙で受け付けています。
ぜひ訪れた場所で作品からひらめいたアイデアを残していってみてくださいね。
 
 2月3日(日)は札幌市民交流プラザにて、「冬のアート」をテーマにした3つのトークセッションも行われます。
2月4日(月)からはじまる「さっぽろ雪まつり」大通・すすきの会場と合わせて、冬ならではの魅力あふれる雪の芸術に会いに来てみませんか?
 
 

イベント情報

Sapporo WInterChange さっぽろウインターチェンジ
●会場:札幌市民交流プラザ(札幌市中央区北1条西1丁目)
●開催期間:2019年2月1日(金)~6日(水)
●観覧時間:10時~18時
●観覧料:無料
 
さっぽろユキテラス2019
●会場:札幌市北3条広場“アカプラ”(札幌市中央区北2条西4丁目及び北3条西4丁目)
●開催期間:2019年2月3日(日)~11日(月)
●観覧時間:12時~20時
●観覧料:無料

さっぽろ垂氷まつり2019
●会場:札幌市資料館(札幌市中央区大通西13丁目)
●開催期間:2019年2月1日(金)~11日(月)※2月4日は休館日
●観覧時間:10時~18時
●観覧料:無料

 

関連リンク

札幌市民交流プラザHP
 
 
画像協力/札幌市・札幌文化芸術交流センターSCARTS(札幌市芸術文化財団)・札幌国際芸術祭(SIAFラボ)・札幌駅前通地区活性化委員会
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