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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【13】天に続く道→カムイワッカ湯の滝:エゾシカ注意!?知床の大自然を満喫




北海道の海岸線沿いをぐるりと一周する連載企画。
第13回目となる今回は知床観光!

斜里町の天に続く道からスタートし、オシンコシンの滝や知床五湖を散策してカムイワッカ湯の滝まで進みます。
途中、路上や路肩にエゾシカが頻繁に現れ、良くも悪くもちょっとドキドキ。
知床の大自然を感じるドライブです。
 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:斜里町 天に続く道 → 斜里町 カムイワッカ湯の滝
・天に続く道 → オシンコシンの滝 : 鮭やカラフトマスが遡上する川を越え知床奥地へ 
・オシンコシンの滝 → 知床五湖 : 知床観光の中心地
・知床五湖を散策 : 美しい大自然の湖に癒される
・知床五湖→ カムイワッカ湯の滝 : 運転注意、鹿だらけ!



紅葉の知床五湖と雪景色の知床連山▲紅葉の知床五湖と雪景色の知床連山

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。

・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:斜里町 天に続く道 → 斜里町 カムイワッカ湯の滝



今回のルートはこちら(Google My Maps)▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


ルート紹介:斜里町 天に続く道 → 斜里町 カムイワッカ湯の滝
走行距離 約55km
所要時間 約1時間35分(途中の休憩や観光時間を除く)


詳細のルートマップはこちらをクリック
ぐるり北海道一周【11】~
ぐるり北海道一周【1】~【10】

前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【12】流氷街道あばしり→天に続く道:白鳥の湖と無人駅を巡り絶景ロードへ


▲ぐるり北海道一周、ここまで通りました!(Google My Maps)

 

天に続く道 → オシンコシンの滝 : 鮭やカラフトマスが遡上する川を越え知床奥地へ

天に続く道 → オシンコシンの滝
走行距離 約24km
所要時間 約30分



今回のスタート地点は、約28kmの直線道路を見下ろせる「天に続く道」の駐車場▲今回のスタート地点は、約28kmの直線道路を見下ろせる「天に続く道」の駐車場


それでは、知床半島の奥地を目指し、いざ出発!

「天に続く道」は、まっすぐな道がまるで天まで続いているかのような、遠くまで続く一直線の道路。
駐車場を出て右折をすると知床観光の中心地のウトロ方面ですが、
せっかくなので、気持ちのいい直線道路の坂道を下ってからウトロ方面へ向かいます。


少しずつ下っているのですが、遠くを見ていると目の錯覚か、空へ向かって登っている気分▲少しずつ下っているのですが、遠くを見ていると目の錯覚か、空へ向かって登っている気分


坂道途中の右手には展望台があり、高い位置から眺めることもできます▲坂道途中の右手には展望台があり、高い位置から眺めることもできます


すーっと一気に坂の下まで進むと、遠くまで見通せなくなるものの、
道路がずーっと先までまっすぐ続いている雰囲気はあります。

下りきったところで、ウトロ方面へ向かう国道334号に合流。
ここで鋭角に右折し、そのままひたすら国道を進みます。


海辺を走る区間が多く、シーサイドドライブを楽しめます。真冬なら流氷の海、アイスサイドドライブ!?▲海辺を走る区間が多く、シーサイドドライブを楽しめます。真冬なら流氷の海、アイスサイドドライブ!?


天に続く道を出て15分程度、道路右側にある駐車帯へ車を停めます。
駐車帯の手前にある遠音別(おんねべつ)川の橋の上から川面を眺めてみましょう。


カラフトマスが遡上していました!▲カラフトマスが遡上していました!


海辺に目を向けると、獲物を狙っていると思われる鳥たちがいーっぱいいました▲海辺に目を向けると、獲物を狙っていると思われる鳥たちがいーっぱいいました


大自然の営みを感じます。

しばしぼんやりと眺めた後、
再び車を走らせ、10分程度で道路右手にある「オシンコシンの滝」に到着。

 

オシンコシンの滝 → 知床五湖 : 知床観光の中心地

オシンコシンの滝 → 知床五湖
走行距離 約20km
所要時間 約30分



観光バスが頻繁にやってくるので、国内外の観光客で賑わいます▲観光バスが頻繁にやってくるので、国内外の観光客で賑わいます


「オシンコシンの滝」は日本の滝百選に選ばれている名瀑。
滝の中ほどの高さまで階段で上がり、滝を間近で見ることができます。


階段途中から滝を眺めた様子。この先もう少し高い位置からも眺められます▲階段途中から滝を眺めた様子。この先もう少し高い位置からも眺められます


「オシンコシンの滝」の駐車場には公衆トイレのほか売店もあるので、
ドライブ途中にひと息入れるのにちょうどよいスポット。
水しぶきが舞う滝の近くでマイナスイオンをたっぷり浴び、
気分をリフレッシュして先へ進みます。


オシンコシンの滝からウトロ方面へ少し進んだところに「三段の滝」という小さな滝もありました▲オシンコシンの滝からウトロ方面へ少し進んだところに「三段の滝」という小さな滝もありました


海辺を進み、トンネルを抜けるとそこは街中。
知床観光の中心拠点、ウトロ地区です。

左右に住宅などが並ぶほか大きなホテルが点在し、
道路左手には「道の駅 うとろ・シリエトク」もあります。

この先は飲食物を購入できる場所が限りなく少ないので、
飲み物やお菓子などを道の駅やコンビニなどで買いそろえてから進みます。
なかでも道の駅には売店や飲食店があるほか、
知床の観光情報が集まっているので情報収集にもおすすめです。



ウトロ地区にある奇岩「ゴジラ岩」。ゴジラに見えます???ジーっと見ていたら、そのうちガオーって動き出すかも!?▲ウトロ地区にある奇岩「ゴジラ岩」。ゴジラに見えます???ジーっと見ていたら、そのうちガオーって動き出すかも!?


海辺のウトロ地区を後にすると、長い坂道を登り高台へ出ます。
ウトロ地区とオホーツク海を見下ろすプユニ岬を過ぎると、
左右のカーブと坂道のアップダウンが続く山道がしばらく続きます。

ほどなくして左手に、フレペの滝遊歩道などの散策コースの出発点、知床自然センターが見えてきます。
この先国道は知床峠方面へと向かいますが、知床五湖方面はここで左折し道道93号へ。

急峻な崖の上から、うねうねと曲がりながら下り坂を進むと岩尾別川の谷間に出ます。
分かれ道があり、右へ約4km進むと岩尾別温泉「ホテル地の涯(ちのはて)」があります。


「ホテル地の涯」は名前のごとく、携帯の電波も入らない山の奥、山の涯にあります▲「ホテル地の涯」は名前のごとく、携帯の電波も一部を除き入らない山の奥、山の涯にあります


○北海道Likersで紹介したこちらの記事も参考に!
知床の奥地、世界自然遺産の中に建つ一軒宿「ホテル地の涯」

分岐点を過ぎるとまた登り坂となり、
左右のカーブを繰り返しながら進むと高台の平地に出ます。
この先はしばらく直線が続き、アップダウンもあまりありません。

途中で右手に分かれるダート道との分岐点を過ぎると、
ほどなくして知床五湖の駐車場へ到着。
料金所で駐車料金を支払い、車を停めたら身支度をし、
知床五湖フィールドハウスへと向かいます。

 

知床五湖を散策 : 美しい大自然の湖に癒される

※訪問日は天候が悪かったため、知床五湖のみ翌日再度訪れた時の写真を使用しています。

知床五湖は、知床観光の代表的なスポット。
原生林の中に5つの湖が佇み、湖畔などを散策することができます。

知床五湖の散策は2つのパターンがあります。

一つは高架木道で楽しむパターン。
ヒグマの危険もなく、春から秋まで開園時間内ならいつでも自由に無料で散策できるルートです。
駐車場から終点までは往復約1.6km(約40分)なので、軽い散歩気分で楽しめます。


高架木道からの眺めは雄大!段差がないのでベビーカーや車椅子でも入ることができます▲高架木道からの眺めは雄大!段差がないのでベビーカーや車椅子でも入ることができます


もう一つは地上遊歩道で楽しむパターン。
こちらは訪れる時期によってガイドの引率やレクチャー受講など、散策ルールが変わります。

 
地上遊歩道は知床の森の中や湖畔沿いを歩くルート。風の音や草木の息吹など、大自然を体感できます▲地上遊歩道は知床の森の中や湖畔沿いを歩くルート。風の音や草木の息吹など、大自然を体感できます


今回訪問したのは、2018年10月19日。
ルールに従い、知床五湖フィールドハウスにて立入認定申請をし、
レクチャーを受講してから散策しました。

 
このような認定証が手渡されます▲このような認定証が手渡されます


レクチャーを受講した部屋を出ると、そこは知床五湖の散策路の入口。
道順に従い、五湖→四湖の順に一湖まで巡り、最後は高架木道を通って駐車場へ戻ってきます。

あまりにステキな場所なのでじっくり紹介したいところですが、
それだけで記事が一本できてしまうくらい長くなりそうなので、
ここではかいつまんで5つの湖を見た順に写真1点ずつにて紹介。

 
はじめに現れる五湖▲はじめに現れる五湖

 
四湖。木々がまるで天然の額縁のよう▲四湖。木々がまるで天然の額縁のよう

 
三湖では湖畔を半周以上歩くので、さまざまな角度から眺められます▲三湖では湖畔を半周以上歩くので、さまざまな角度から眺められます

 
二湖。紅葉の山々と、雲の中から現れた雪景色の山頂がキレイ!▲二湖。紅葉の山々と、雲の中から現れた雪景色の山頂がキレイ!

 
一湖は、地上遊歩道からも高架木道からも眺めることができます▲一湖は、地上遊歩道からも高架木道からも眺めることができます


約3kmの道のりで、軽く写真を撮りながら歩いて約1時間30分の散策。
目の前に広がる雄大な大自然。ここを歩いただけで大満足!
知床までやってきた甲斐があります。

○北海道Likersで紹介したこちらの記事も参考に!
自然の奥深さに触れるガイドツアー~知床五湖散策(1)
車いすでも大自然を楽しめる知床散策~知床五湖散策(2)
冬の知床五湖をスノーシューで散策

 

知床五湖→ カムイワッカ湯の滝 : 運転注意、鹿だらけ! 

知床五湖→ カムイワッカ湯の滝
走行距離 約11km
所要時間 約35分


知床五湖の駐車場を出て、来た道を戻るように進み、ほどなくして左に曲がるダート道があります。
ここで左折。


この先、カムイワッカ湯の滝までは延々とダート道です▲この先、カムイワッカ湯の滝までは延々とダート道です(繁忙期はマイカー規制になる時期があり、その際は知床自然センターからシャトルバスにて行くことができます)


カーブが多く、アップダウンもあるダート道。

普通車がすれ違える位の道幅はありつつも、
時折道幅が狭くなっていたり路肩が崖になっていたりするため、
慎重に進みます。

見通しが悪いため対向車が来るのではないかと警戒しながら走っていると、
カーブの先に現れたのはエゾシカ。





ゆっくり先へ進むと、またエゾシカ。
その先にはキタキツネも登場。
直接目撃はしていないものの、きっとヒグマもそう遠くない場所にいたのでしょう。








対向車とすれ違うよりも、野生動物と遭遇する機会のほうが多いです。
ここは北国のサファリパーク!?

もっとも、動物たちにとっては日常生活の場。
私が動物たちの棲みかにお邪魔しちゃったようですね…。

エゾシカなどに何度も何度も遭遇しつつ、ダート道を延々と進み、カムイワッカ湯の滝へ到着。

知床半島は、知床岬など先端部へは道路が通じていないため、
車で海岸線をぐるりと一周することができません。
また、知床半島の途中まで道路があるものの、
カムイワッカ湯の滝の先は一般車の通行ができません。


カムイワッカ湯の滝で折り返し。ここが知床半島のウトロ地区側の最先端です▲カムイワッカ湯の滝で折り返し。ここが知床半島のウトロ地区側の最先端です


カムイワッカ湯の滝は、知床硫黄山の中腹から涌き出る温泉が川に流れ込んでいるところ。
川全体が温泉という、珍しいスポットです。

 
手をつっこむと川の水がぬるい!そして、温泉成分のためかちょっとピリピリっとした感触▲手をつっこむと川の水がぬるい!そして、温泉成分のためかちょっとピリピリっとした感触


川に浸した手をほんの少しなめてみると、かなり酸っぱい!
「オエ~ッ」ってなるほど強烈に苦くて酸っぱい!
(川の水は決して飲まないでくださいね!)

 
強酸性の温泉が流れる川に魚はおらず、一部の微生物のみ生息。その微生物のため川の底や淵は緑色や黄色に変色しています▲強酸性の温泉が流れる川に魚はおらず、一部の微生物のみ生息。その微生物のため川の底や淵は緑色や黄色に変色しています


入浴こそできませんが、手や足を漬けてみるだけでもちょっと衝撃的な温泉。
そして、何よりもこの大自然の中で楽しめるというロケーションが最高です!
でも、ここはヒグマの生息エリアなので、楽しみつつも油断は禁物。

 
カムイワッカ湯の滝の駐車場。訪れた時は車が数台あったものの、帰る時は私の車のみ…!▲カムイワッカ湯の滝の駐車場。訪れた時は車が数台あったものの、帰る時は私の車のみ…!


気づいたら、ヒグマがいっぱい暮らす知床の山奥に自分一人。
しかも携帯は圏外で、あと少しで日没…。

よく言えば、究極のおひとり様貸切天然温泉(天然足湯!?)。
実情は、ここでボッチはかなりヤバい…。

不安感いっぱいでビクビクしていると、ほどなくして車が2、3台やってきました。
ほっとひと息。
人恋しいって、こういうことを言うのですかね…。ちょっと違う!?

○北海道Likersで紹介したこちらの記事も参考に!
プチ探検気分を楽しもう!知床・カムイワッカ湯の滝


今回はここまで。

次回は岩尾別温泉「ホテル地の涯」で一泊したのち、知床峠を越えて羅臼町へ。
知床半島の羅臼町側の最先端、相泊地区まで進みます。
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