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公開 | 村上 紗希

みんなが大好きな「あの魚」入り! 被災地むかわ町でしか買えない出汁醤油 ~北海道胆振東部地震 復興支援シリーズ(1)




道の駅「むかわ四季の館」。
温泉宿泊施設も併設し、日々多くの人が訪れる場所ですが、ここも9月6日に起こった北海道胆振東部地震で大きな被害を受け、休業を余儀なくされました。

震災時はお酒などの瓶がめちゃくちゃに壊れ、館内はかなり悲惨な状況だったといいます。しかし宿泊者や、旅行で来ていたライダーの皆さんが「片付け、手伝いますよ!」とあたたかい声をかけてくださったそう。その後もボランティアの方々の協力を得て、9月22日には売店の営業を再開しました。
11月からは宿泊や温泉利用もできるようになり、少しずつではありますが震災前の姿を取り戻しつつあります。
 
そんな「むかわ四季の館」には、ついに販売本数25,000本を突破した大人気のオリジナル商品があります。
皆さんはそれが何かご存知でしょうか?

 

出汁の正体は「あの魚」! 

まずはどんな商品なのか、「四季の館」の売店で探してみました。
するとすぐ、棚にずらっと並んだそれらしきお土産品を発見! 可愛らしい手書きのポップが目を引きます。


▲売店の様子。手前にちょっと洒落たデザインのお土産があるような…▲売店の様子。手前にちょっと洒落たデザインの商品があるような…
 

▲瓶の中に入っているのは「日高産昆布」「干し椎茸」「唐辛子」、そして「何やら乾燥した魚」の4つだけ


▲パッケージには「醤油」の文字が!▲パッケージには「醤油」の文字が!
 

実はこれ、好きな量の醤油を注ぐことで自分好みの出汁醤油を作れちゃうという商品なんです。そして気になるのはやはり、この「何やら乾燥した魚」ですが…その正体はもうおわかりですよね。
 
そう、みんなが大好きなししゃも!!
むかわ町の名産品としてもよく知られていますが、実は世界の中で北海道太平洋沿岸の一部でしか獲ることができない貴重な魚。なんとその魚を出汁として使ってしまうという贅沢極まりない逸品が、この「ししゃも醤油」です。

9年前の9月から販売を開始したロングセラー商品ですが、よりお客様に喜んでいただける商品にしたいと考え、「冷蔵庫で保存しやすい形」「お土産としても持ち運びやすい形」を目指して昨年初夏にデザインをリニューアル。味わいはもちろん、細長いタイプの瓶やそれに合わせた中身の見えるパッケージがおしゃれだと話題になり、なんと昨年1年間だけで約3,000本を売り上げました。
 

▲瓶は醤油さしにもなっているので、そのまま使うことができます▲瓶は醤油さしにもなっているので、そのまま使うことができます

 
基本的にはここ「四季の館」でしか買うことができません。
ただし、電話で注文すれば1本からでもお取り寄せ可能とのこと。別途送料がかかるほか着払いになりますが、「むかわまでは行くことができないけれど欲しい!」という方には嬉しいサービスですよね。
 

▲価格は税込560円。しばらくは継ぎ足ししながら楽しめます▲価格は税込560円。しばらくは継ぎ足ししながら楽しめます
 

▲詰替え用は税込370円。出汁の味がしなくなってきたら中身の替え時!▲詰替え用は税込370円。出汁の味がしなくなってきたら中身の替え時!
 

少しお高めのイメージがあるししゃもですが、この商品ならリーズナブルかつ話題性もバッチリ! 災害ボランティアの方々や、イベントに来てくださったお客さんがお土産として買い求めて行くことも多いのだそうです。
 


どんな味? ししゃもの香りはするの?

 
そんなししゃも醤油ですが、取材の際にオススメの食べ方を伺うと、スタッフの方からは「卵かけごはん」との回答が!
それはぜひとも試してみたい…! ということで、実食すべく購入してきました。
 
もちろんすぐに食べられるわけではありません。
まずは瓶に醤油を注ぎ入れるところからスタートです。
 

▲醤油の量はお好みで、とのこと。なので私は瓶の2/3ぐらいにしてみました▲醤油の量はお好みで、とのこと。なので私は瓶の2/3ぐらいにしてみました
 

中に入っている出汁用の食材はカラカラに乾燥しているので、醤油を入れると浮いてきます。一見するとちゃんと浸かっていない感じもありますが、時間の経過と共にしんなりしてくるので、そこは心配ご無用。今回は約1日寝かせました。
 

▲早く食べたい場合は半日でもOK▲早く食べたい場合は半日でもOK
 

▲左がししゃも醤油、右が普通の醤油です。よく見ると魚粉らしきものが混じっているような…▲左がししゃも醤油、右が普通の醤油です。よく見ると魚粉らしきものが混じっているような…
 

まずは何もつけずに、ししゃも醤油そのものを味見してみました。
すると数種類の旨みが加わったことで塩味の角がとれており、とてもまろやかな口当たりに。続いて後からししゃもの香ばしさがふわっと広がります。
うーん、この醤油だけでお酒が進んでしまいそう…これを卵かけごはんにかけちゃうなんて、贅沢な朝食になること間違いありません。
 

▲白飯と生卵は日本人なら誰もが好きな組み合わせ。慣れ親しんだ白と黄色のコントラストが食欲をそそります。TKG with ししゃも醤油、いざ実食!▲白飯と生卵は日本人なら誰もが好きな組み合わせ。慣れ親しんだ白と黄色のコントラストが食欲をそそります。TKG with ししゃも醤油、いざ実食!
 

トロトロの黄身が絡んだ熱々ご飯。そこにししゃも醤油のまろやかな旨み、深いコク、そして香ばしさが加わります。上品な印象だけにとどまらせない味わい深い1杯。鼻に抜けるししゃもの香りがやみつきになり、最後まで箸が止まりませんでした!
 
今回は勧めていただいた卵かけごはんで試しましたが、他にも刺身や冷ややっこ、そして料理の隠し味にピッタリだとのこと。炒飯やザンギの下味に加えたり、磯部餅に使ってもよく合いそうです。
意外な美味しさを楽しめるのが、この「むかわ四季の館」の喫茶店で提供している「ししゃも醤油サンデー」350円。何でもみたらし風の味わいになるのだとか…ということはこの醤油、バニラアイスとも相性抜群?!
 



 
手軽にししゃもの風味を味わえる、贅沢なオリジナル醤油。
好みでみりんや日本酒を加えると、風味が増してさらに美味しくなるのだそうです。
ぜひ、自分なりの味やお気に入りの食べ方を見つけてみてくださいね!
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村上 紗希

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