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公開 | nobuカワシマ

知床半島のつけ根に潜む露天風呂、標津町の川北温泉は極上の秘湯




知床半島のつけ根の部分にある標津町の川北温泉は、地元の人や温泉通の人たちの間で名湯として知られる無料の温泉。男女露天の浴槽のほかは着替えや休憩の小屋があるだけなのですが、白濁した湯とふわりと漂う湯の匂いが最高!山の中の奥の奥に潜む、極上の秘湯です。

 

目次

・こんな山奥に温泉が!?ロケーションがスゴイ
・川北温泉の施設はこれだけ!
・名湯を堪能!極楽♪極楽♪
・残り香の余韻に浸りつつ、維持管理されている方々に感謝


 

こんな山奥に温泉が!?ロケーションがスゴイ

川北温泉がある場所は、標津町の山の中。
知床半島のつけ根の部分を横断する国道244号の途中から林道に入り、
延々山の中へ進んだ先にあります。

標津町の街中から林道の入口までは車で約20分、
そこから川北温泉までは15分くらいです。


標津町の街中から向かうと、しばらく牧歌的な風景の中を一直線に進みます▲標津町の街中から向かうと、しばらく牧歌的な風景の中を一直線に進みます


カーブや登坂が増えてきて少しずつ知床半島のつけ根の山へと入っていきます。
ほどなくすると、川北温泉が左にあることを示す道路標識が現れます。


これが目印。曲がり角は間もなくなので車を減速▲これが目印。曲がり角は間もなくなので車を減速


橋の手前で左折。通過しないようゆっくり走りましょう▲橋の手前で左折。通過しないようゆっくり走りましょう


この先は林道を延々と進みます。
デコボコとした砂利道。

大きな水たまりがあったり落石が転がっていたり、
崖っぷちを通るところもあるので運転は慎重に。


日が射しこむところは明るく快適なイメージ▲日が射しこむところは明るく快適なイメージ


日陰では水たまりがあったり道路を川のように水が流れていたり…。時折かなり減速が必要です▲日陰では水たまりがあったり道路を川のように水が流れていたり…。時折かなり減速が必要です


この林道、車高が低い車だと恐らく時折底をガリっと擦ります。
災害などで度々長期通行止めになったことがあるという、なかなかの悪路です。

本当にこの先に温泉があるのだろうか…、道間違えていないだろうか…
と不安になるくらいの山道。

心配になってきたところで「川北温泉まであと1㎞」の案内表示が。


これがあるだけで間違っていなかったのだと安心します▲これがあるだけで間違っていなかったのだと安心します


山の中がちょっと開けてくると、川北温泉が見えてきました!ほっとします▲山の中がちょっと開けてくると、川北温泉が見えてきました!ほっとします


ちなみに、ここはヒグマの生息地帯。
各所いたるところにヒグマの注意喚起の案内のほか、目撃情報の看板も出ています。
飲食物を温泉や林道に残さないよう要注意!

もちろん、ここでのキャンプは禁止されています。
日帰り入浴だけ楽しみましょう。

 

川北温泉の施設はこれだけ!

林道を延々と進んだ先に現れた川北温泉。
建物は簡素な小屋が2つあるだけに見えますが、駐車場がやけに広いです。


川北温泉の全景▲川北温泉の全景


駐車場が広いのは、かつてここに旅館や保養所があったから。

実はこの温泉、開湯は意外と古く明治時代で、長いこと温泉旅館がありました。
その後旅館が廃業すると川北温泉町民保養所として昭和時代後期まで営業。

保養所がなくなると建物は撤去されたものの浴槽だけは残り、
地元の川北温泉愛好会の方々によって脱衣所や休息所、トイレが設置され、
清掃も行い、温泉の維持管理が行われるようになりました。


休息所はこちら▲休息所はこちら


中はこのような様子▲中はこのような様子


脱衣場や温泉とは駐車場を挟んで反対型にトイレがあります▲脱衣場や温泉と駐車場を挟んで反対型にトイレがあります


脱衣所はこちら。左が男性、右が女性。この奥、衝立の裏側に温泉があります▲脱衣所はこちら。左が男性、右が女性。この奥、衝立の裏側に温泉があります


ここに売店なんてありません。もちろん自販機も。
温泉につきものの瓶入り牛乳は手に入りませんし、
マッサージ機や卓球台もありません。
ジャグジーやサウナもあるわけなし。

川北温泉にあるものは、今紹介した施設のほかは、
あとは白濁した湯をたたえる露天風呂がある浴場だけ。
「that's all」です。

では、山奥の秘湯に入浴してみましょう!

 

名湯を堪能!極楽♪極楽♪

靴を脱ぎ脱衣所の中へ。
中は3人以上が同時に着替えるとちょっと窮屈かもという位の広さです。

服を脱ぎいざ浴場へ!


真っ白い湯がなみなみと!訪れた時はちょうど紅葉だったので最高のロケーション!(訪問日は2018年10月21日です)▲真っ白い湯がなみなみと!訪れた時はちょうど紅葉だったので最高のロケーション!(訪問日は2018年10月21日です。標津町役場の許可と、当日いらした方々に了承を得てから撮影しています)


湯が絶え間なく注がれています。もちろん源泉かけ流し!端のタイルが元保養所の浴槽という印象を受けます▲湯が絶え間なく注がれています。もちろん源泉かけ流し!端のタイルが元保養所の浴槽という印象を受けます


現在の温泉法に則ると泉質は「硫黄泉」。
以前の温泉法だと「含ホウ酸-食塩硫化水素泉」という分類で、
温泉情緒を感じる硫化水素の匂いがする、塩分を多く含む泉質のようです。

源泉温度は約60度。
温度が高いので、湯船が熱すぎるようならホースから水を引き入れ薄めて入浴するという仕組みです。

※現地に温泉に関する公的な書面などがないため、泉質や温度についてなど一部は筆者の推定・推測です。


湯船の淵には白っぽい温泉成分がこびりついています。泉質のよさの証!▲湯船の淵には白っぽい温泉成分がこびりついています。泉質のよさの証!


では入浴!
と、その前に、身体を湯で流してから入ります。
あたりまえのことですが、これが入浴のエチケット。

ただ、ここにはシャワーなどありません。
湯船の湯をすくい、身体にかけるしか方法がありません。


ありがたいことに、椅子と風呂桶、さらにマットまであります。身体を洗うならこちらで▲ありがたいことに、椅子と風呂桶、さらにマットまであります。身体を洗うならこちらで


身体に湯を流し、綺麗にしたら入浴!

足を湯につけた瞬間「熱っ」と感じたものの、すぐに身体が慣れました。


この湯、ホントに最高!極楽♪▲この湯、ホントに最高!極楽♪


ふんわり漂う温泉の匂い。
湯の底が見えないくらい白濁した湯。
これが無料で入浴できるなんて、贅沢すぎます!

いつまでもこのまま入浴していたくなるくらい、素晴らしい湯。
帰るのが名残惜しくなったほどです。


林道を頑張って走ってきた甲斐あり!帰りの運転も慎重に▲林道を頑張って走ってきた甲斐あり!帰りの運転も慎重に

 

残り香の余韻に浸りつつ、維持管理されている方々に感謝

帰りの車の中、身体とタオルから硫黄(正確には硫化水素!?)の匂いがほんのり漂っていました。
この湯の匂いが温泉土産。
ちょっとの間ですが、余韻に浸りました。

山奥に佇む素晴らしい名湯。
長年維持管理や清掃をされている方々に感謝!
みなさんのおかげでいい湯をいただきました♪

※川北温泉のオープン時期、林道を通行できる期間は、標津町のホームページで随時ご確認ください。
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