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公開 | 佐藤 大輔

札幌から室蘭に移転し大人気!丁寧な仕事が光る  イタリア料理店「marmelo(マルメロ)」

札幌中心部、たくさんのお客で賑わう二条市場の一角にある「のれん横丁」。

2014年、小さな個性派飲食店が軒を連ねるこの場所から、「marmelo」という1軒のイタリアンレストランが移転しました。
多くの食通に惜しまれながら旅立った先は、なんと130㎞も離れた鉄のマチ・室蘭でした。
 

夫婦で作り上げる、手間を惜しまないイタリアン

ふらっと訪ねて入れたらその日はたぶんラッキーデイ、今やランチもディナーも予約推奨の人気店。

そんなmarmeloを営むのはオーナーシェフの武田清誠(きよしげ)さんと佳奈さん夫妻

「じっくり時間と手間をかけて仕込みができる時に充実感を感じます」という清誠さんは、ザ・ウィンザーホテル洞爺のレストランで腕を磨き独立。若くして自分の店を開業した、爽やかで職人気質な腕利きシェフです。


▲笑顔がステキな武田さん夫妻


そんな清誠さんの料理哲学には、どこか独特なものがあります。

例えば① 
marmeloには「この店といえばこれ!」という定番メニューを置いていません。飽きられたくないからだそうです。
なのでmarmeloのメニューは、ほぼ毎日少しずつ入れ替わっているのだとか。

新しいメニュー開発は特別時間をとって開発しているわけではなく、日常的に頭の中で行なっているそうです。一流の料理人は食材や調味料の組み合わせで、予想通りの味を再現できると聞きますが、清誠さんももちろんその一人なのです。

例えば② 
marmeloはある程度お客さんが入ると、一回お店を閉めます。待つのも待たれるのも苦手だからです。

なので他のイタリアンやフレンチレストランと比べて、注文してからあまり待たずに料理が運ばれてきます。その理由こそ「徹底した仕込み」

仕込みにできる限り時間かけることで、注文を受けてからの工程をできるだけ短くしているのだそう。それでも奥さんの佳奈さん曰く「注文を受けてからも、ものすごく手間がかかってます」とのことなので、これは期待せずにはいられません。

「いつかはランチをやめたい」と清誠さんは言いますが、これはつまり「日中じっくりディナーの為の仕込みがしたい」という意味なんですね。


▲ランチタイムが終わるとすぐ夜の仕込みに取り掛かる


そして「清誠さんが作る料理が大好き!」と太鼓判を押すのは、現在子育て中の佳奈さん。
ディナータイムはフロアに立ち、清誠さんの料理の説明や料理に合うワインも見繕ってくれます。

ご主人の料理のファンを自称する佳奈さんは、「メニューは日本でもなじみのあるパスタから、本場のイタリア料理まで色々あります。料理ができるまでの仕込みや調理の工程、味の違いも知っていただけると、さらにおいしく召し上がっていただけると思います!」と、説明にも熱が入ります。


▲お店のアイコン的なイラスト。どことなく奥さんに似てる?
 

札幌から室蘭に移転したきっかけとは?

札幌から移転した一番のきっかけは、室蘭が佳奈さんの地元だったという縁があってのことだそうですが、他にも理由があるそうです。

一つは「お店の広さ」。

のれん横丁時代のお店は6坪程度で、「こぢんまり」と言えば趣はあるものの、料理人としてはやはりスペースに物足りなさを感じていました。札幌で広い店舗を探すという方法もありますが、地価の高さがハードルでした。

いずれは店舗兼自宅を持ちたいという目標がある清誠さん、その目標は室蘭で叶えることにしました。


▲木の温かみのある店内。席同士の間が広く開放的


もう一つはmarmeloがある中島町周辺に、ランチを食べられるお店が比較的少なかったこと。

飲食店の数はそれなりに多いのですが、バーや居酒屋など夜営業のお店も多いため、気の利いたランチを食べようと思うと数はグッと減るエリアだと、事前に調べていたそうです。

また現在1歳のお子さんを持つ武田さん夫妻。札幌で育った清誠さんですが、札幌以外のところで子育てをしてみたい、と思っていたとか。

2014年に賃貸で室蘭に店を構えましたが、2018年4月に念願の店舗兼住宅を新築!移転時に思い描いた夢を、見事に実現しました。


▲店舗入口前には3~4台分の駐車場もあるのでドライブ途中でも立ち寄れる


ところで、流通の中心である札幌と違い、室蘭でお店を始めるにあたって、使う食材の不便は無かったのでしょうか?

清誠さんによると、
「肉や野菜は札幌時代からお付き合いのある業者さんから仕入れているので、特に不便は感じません。野菜は隣町の伊達市の道の駅が有名ですよね。毎週使う分を直接仕入れに行っています。提供しているメニューや価格も、札幌の頃と特に変えてはいません」とのこと。

 

満足度◎のランチセットの次は渾身のディナーアラカルトをどうぞ

さて、いただきますの時間です。

marmeloのランチは、メインとなるパスタ、ピッツァ、お肉料理の3つから1つを選び、さらにその日の気分で
A set 200円…ドリンク付き
B set 500円…ドリンク+前菜+パン付き
C set 700円…B set+デザート付き
をプラスするというもの。

今回は、年間通して提供している「ズワイガニのトマトソース スパゲッティーニ(1200円)」に、多くのお客さんが注文するB setをご用意いただきました。


▲こんもりと盛られたパスタにテンションが上がります


▲この日の前菜は冷製コーンポタージュ・サラダ・パン


まずは前菜、冷製コーンポタージュは舌触りが良く、とうきびの香りが嗅覚に訴えかけてきます。「おかわり!」を叫びたい気持ちに駆られますが、グッと抑え込みます。

サラダと大き目に切られたハムは、パンとの相性が抜群に良く、少食の女性ならこれだけでも満足感がありそう。パンは同じく室蘭のBoulangerie Felicite(ブーランジェリー フェリシテ)のものを使用しています。 

メインのパスタは適度に歯を押し返してくる噛み応えのある麺に、ズワイガニの旨みとトマトの酸味が食欲をそそるソースがよく絡みます。

サクサクとした食感のあまり見かけない黄色い食材が入っていたので聞いてみると、伊達で見つけた「コリンキー」というカボチャの一種でした。

うまい…!
うまいだけじゃなくてボリュームもたっぷり!

パスタの茹で加減がどうこうとか、味付けがいいとか、そういうことはmarmeloにとって当たり前過ぎて誉め言葉にならないのだ、と思い知らされます。
そんな私が声を大にして言いたいのは、「パスタの具がたっぷりで嬉しい!」ということです。

清誠さんに聞くと「意識してそうしている」とのことなので、これは俄然他のメニューも試してみたくなりますね。
食後のコーヒーをすするころにはもうおなかいっぱい、大満足です。


・・・と、ランチのおいしさを紹介しておいてなんですが、清誠さんの真骨頂はディナーのアラカルト(単品)。コースの設定もありますが、料理人としてはその日に食べたいアラカルトを注文してもらいたいそうです。

過去のディナーメニューの写真を見せてもらいました。





確かにこれは気になりすぎます。
気軽に行けるランチの次は、ぜひ夜も行ってみたい!そう思わされる「marmelo」。

カレーラーメンや室蘭やきとりもいいけれど、今度は室蘭で絶品イタリアンというチョイス、とってもアリだと思います。


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Writer

佐藤 大輔

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