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公開 | さとうふみえ

津別町相生発アップサイクルブランド「NeoFolk」

津別町相生「NeoFolk」の「クマヤキ」インフォメーションカード▲道の駅あいおい名物「クマヤキ」のインフォメーションカード(NeoFolk制作)


ご当地スイーツ「クマヤキ」で話題の津別町相生(あいおい)で、デザインの力でもっとこの地域を知ってもらいたい!元気にしたい!という想いの有志たちが、アップサイクルブランド「NeoFolk(ネオフォーク)」を立ち上げ奮闘中!

さて、普通ならゴミとして捨てられてしまうものでいったい何ができるのか?

 

目次

・「NeoFolk(ネオフォーク)」とは
・NeoFolk流「面白いと思ったことをやる」
・NeoFolk流「採集民族のものづくり」
・津別町相生発「ローカルデザイン」
・新しいお墓のかたち「卓上遺影碑」
・津別町地域おこし協力隊に聞きました
・大西さん流「地元愛」


 

「NeoFolk(ネオフォーク)」とは

「NeoFolk(ネオフォーク)」は、2016年に立ち上げたアップサイクルブランドです。
 
メンバーは、以下の3人。
監督&美術担当:大西重成さん(イラストレーターで造形作家)
グラフィック&アート担当:須藤峻さん(津別町地域おこし協力隊)
クラフト&アート担当:萩原由美乃さん(津別町地域おこし協力隊)


津別町相生「あいおいアートコミュニティクラブ(A2C2)」▲「NeoFolk」の活動の拠点は「あいおいアートコミュニティクラブ(A2C2)」。津別町運営の公共施設で、ワークショップスペースやコワーキングスペースなどにも利用できます
 

「NeoFolk」の主な活動は、面白いと思ったことをやる、採集民族のものづくり、ローカルデザインの3点。
 
何やら怪しいお祭りやあっと驚くアップサイクル作品、そして津別町発のローカルデザインをご紹介していきます。

 

NeoFolk流「面白いと思ったことをやる」

「NeoFolk」の考える面白いことの一つ「相生原人祭」。
 
「相生原人っていたの」?と聞こえてきそうですが…そうではなく、参加者が「相生原人」になりきって非日常的な体験をするお祭りです。


津別町相生「NeoFolk」の「相生原人祭」▲2017年「相生原人祭」(写真提供:NeoFolk)


津別町相生の森から採集した植物で衣装を作り、それを着て「相生原人」になって踊るという一見奇妙なお祭り。
 
でも、いつもとは違う自分から見る景色は、自分でも驚くほど新鮮でワクワクするものかも知れない…そうなれば面白いと思いませんか?
 
まだ毎年恒例のお祭りではないけれど、興味のある方は開催年に参加してみてはいかがでしょうか。

 

NeoFolk流「採集民族のものづくり」

「NeoFolk」では、ユニークでお洒落なアップサイク作品を生み出しています。
 
アップサイクルとは、廃棄物や使わなくなった物で、より価値を高めた新たな物を生み出す考え方ですが、「再利用と何が違うの?」って感じですよね。


津別町相生「あいおいアートコミュニティクラブ(A2C2)」のポスト▲「あいおいアートコミュニティクラブ(A2C2)」のポストもアップサイクル作品です


例えば、使い古しのタオルで雑巾を縫うのは「再利用」ですが、「これって、あの使い古しのタオルで作ったの!」と言わせるようなデザインや機能性抜群の掃除道具を作るとか…

廃棄物を組み合わせてステキなインテリア小物を作るとか…そんな考え方がアップサイクルと呼ばれているようです。


津別町相生「NeoFolk」が集めた廃棄物▲「NeoFolk」が採集した廃棄物


廃棄物の山も、見る人によっては宝の山。

そして、そんな廃棄物を採集して誰もがあっと驚くような物を生み出す活動がNeoFolk流「採集民族のものづくり」です。


津別町相生「NeoFolk」のアップサイクル作品▲このペンケースは、中学校で使用されていたバスケットボールのアップサイクル作品で、制作は萩原さん


津別町相生「NeoFolk」の「ネオフォーク流 壁かけ」▲道東の自然物や漂流物、廃棄物のコラージュ「ネオフォーク流壁かけ」は、大西さんが制作


「津別町相生に来たという記憶を持ち帰ってもらいたい」というコンセプトで、その土地の空気感も一緒に詰まったような作品です。


津別町相生「NeoFolk」の「ネオフォーク流 壁かけ」▲ペットボトルの中に蜂の巣!?他にも麦や豆、鳥の羽など意外な物が入っています


津別町相生「NeoFolk」アップサイクル作品▲こちらのイスとテーブルも大西さん制作のアップサイクル作品


幼稚園で使用していた素朴なイスが、お洒落でどこかノスタルジックなイスに!
テーブルの天板は、なんとスーパーで拾い集めてきたダンボール。

作品に使われる材料はいわゆる「その辺にあるもの」ですが、それをゴミとして扱うのではなく採集して生活の中に取り入れるスタイルは、エコの上をいくエコなのかも知れませんね。

 

津別町相生発「ローカルデザイン」

北海道Likersでも紹介している「クマヤキ」って知っていますか?
「道の駅あいおい」で販売されているご当地スイーツなのですが、その美味しさと見た目の可愛らしさで話題になり、今では津別町相生の名物の一つになっています。

 
津別町相生「NeoFolk」のローカルデザイン「クマヤキフォトパネル」▲「NeoFolk」が手がけた「クマヤキ」フォトパネル


大西さんが考案した「クマヤキ」のデザインですが、今ではグッズとしての人気も高く、Tシャツやタオル、マスキングテープなど「NeoFolk」が制作を担当しています。


津別町相生「NeoFolk」のローカルデザイン「クマヤキマスキングテープ」▲マスキングテープは、ちょっとしたお土産にもピッタリ♪


クマヤキグッズは、「道の駅あいおい」や「シゲチャンランド」で購入できます。


津別町相生「NeoFolk」のローカルデザイン小冊子「ワンダーランドAioi」▲「道の駅あいおい」の小冊子「ワンダーランドAioi」第1号(クマヤキステッカー付き)100円


デザインにもこだわった「ワンダーランドAioi」は、相生の今昔物語、道の駅あいおいの奮闘記、スタッフの紹介など、知られざる相生の歴史を発信している情報冊子です。


津別町相生「NeoFolk」のサウンドトラック「WONDERLAND AIOI -ORIGNAL SOUND TRACK Vol.1 」▲「NeoFolk」の活動目的は、デザインの力でもっとこの地域を知ってもらい元気にすることですが、デザインにとどまらず音楽でも津別町相生を表現!(写真提供:NeoFolk)


「音楽ってすごく印象に残るよね」という話が持ち上がり、「NeoFolk」では音楽レーベル「NEO FOLK LABEL」も立ち上げました。
 
その第一弾「WONDERLAND AIOI -ORIGNAL SOUND TRACK Vol.1 」には、津別町相生をイメージしたヒーリングサウンドのような心地のよいスローな雰囲気の音楽が収録されています。

 

新しいお墓のかたち「卓上遺影碑」

ここ数年、お墓のかたちが変わってきた、というようなニュースを聞くようになりましたよね。

現代のお墓事情に合わせて、「NeoFolk」でも新しいお墓のかたち「卓上遺影碑」の制作をスタート。
 
「NeoFolk」は、「採集民族のものづくり」をしているので、遺影碑も道東の自然物や漂流物、廃棄物のコラージュです。

 
津別町相生「NeoFolk」の「卓上遺影碑」▲陶板に焼き付けた写真をはめ込んだ「卓上遺影碑」(写真提供:NeoFolk)


小さな収納付きの「卓上遺影碑」には、少量の遺灰を入れることが可能です。
 
従来の仏壇とは違い、家にあっても自然でさりげなく飾っておけるもので、故人の好きだったものや関わりのあるもので飾る受注生産の遺影碑です。


「卓上遺影碑」やアップサイクル作品、音楽レーベル「NEO FOLK LABEL」に興味のある方は、「NeoFolk」の公式HPまたはFacebookよりお問い合わせください。

 

津別町地域おこし協力隊に聞きました

現在「NeoFolk」で活動する津別町地域おこし協力隊は2人。
 
クラフト&アート担当の萩原さんは現在産休中なので、グラフィック&アート担当の須藤さんに「田舎暮らしはどうか?NeoFolkの居心地は?」など聞いてみました。


津別町相生「NeoFolk」周辺▲「あいおいアートコミュニティクラブ(A2C2)」がある津別町相生は、こんな風景が広がる環境


釧路市から津別町相生にやってきた須藤さんは、津別町相生よりも田舎の出身とのこと。
 
津別町相生は、一番近いコンビニまで車で約20分と、決して便利な場所ではないのですが、「ここは道の駅もあるので、特に不便を感じない」と話します。


津別町相生「NeoFolk」アップサイクル作品▲こちらは須藤さん制作のアップサイクル作品で、トロフィーが素敵なランプに大変身♪


「NeoFolk」については、「印刷物やWEB制作に加え、アートや音楽制作、ものづくり、そして表現の場としての活動が可能であることがNeoFolkの魅力の一つです」と須藤さんにとって「NeoFolk」は居心地のよい場所のようです。
 
そして、「NeoFolkをもっともっと魅力的にして行きたい!」と話していました。

 

大西さん流「地元愛」

「NeoFolk」で監督&美術担当のシゲちゃんこと大西さん。
 
1996年に仕事の拠点を東京から地元津別町に移し、2001年に北海道Likersでも紹介している私設美術館「シゲチャンランド」をオープンさせました。


津別町相生「NeoFolk」大西重成さん▲パイプ煙草がよく似合う大西さん


今でこそ、津別町と協力して町おこしをしている大西さんですが、一昔前までは町とタッグを組むなんて予想もつかなかったようです。
 
個性的な芸術家の考え方と役場の考え方がうまく調和するには、長い年月がかかりました。
 
「NeoFolk」のメンバーとなる地域おこし協力隊募集の話を役場に持ちかけた時も「最初は、この人何を言っているんだ?くらいにしか思われていなかった」と大西さんは笑いながら話します。


津別町相生「NeoFolk」制作「津別町ふるさと納税カタログ」▲津別町ふるさと納税お礼品カタログ


「クマヤキ」人気がきっかけで、少しずつ大西さんと役場との関係も変わり、今ではふるさと納税のお礼品カタログの制作を「NeoFolk」が担当しています。
 
「この歳になるまで、自分に地元愛が芽生えるなんて思わなかった」と大西さん。
「ここに町があって、人が暮らし、歴史があったことを忘れずに次の世代に残したい」と冊子「相生鉄道の記憶」旧国鉄相生線の歴史をまとめました。

 
津別町相生「NeoFolk」制作「相生鉄道の記憶」▲津別町と「NeoFolk」が協力して制作した冊子「相生鉄道の記憶」


大西さん流地元愛は、デザインの力で地元の歴史を残すこと!
「妄想だけど、やりたいことはたくさんある」と大西さんのアイディアは無限大のようです。

 

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