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公開 | 大宮 あゆみ

産地で味わう挽きたての味 旭川市江丹別の「そば処穂の香」

国産そばの約4割は北海道産だってコト、知ってましたか?

 




粋でいなせな蕎麦文化を誇るニッポン。そば屋が1件もないという町はあまり聞いたことがないほど、日本人にとってそばは身近な存在です。
でも、意外なことにそばの国内自給率は20%ほど。ほとんどは輸入に頼っているのが実情です。

でも、ちょっと待って!北海道はそばの生産量が全国ナンバーワン。4割ほどのシェアを誇っています。そう、北海道では純国産100%のそばを味わえるそば屋が多いのです。


▲江丹別産の玄そば(そばの実)。夏は暑く冬は極寒という寒暖差が深い味わいのそばを育てるという▲江丹別産の玄そば(そばの実)。夏は暑く冬は極寒という寒暖差が深い味わいのそばを育てるという


北海道内では生産量ナンバーワンが幌加内町、第2位が深川市。そして第3位が旭川市です。この3市町村はほぼ隣り合わせの位置関係。つまり旭川市周辺が北海道のそばの産地と言えそうです。旭川市に来たなら、純国産そばを味わわない手はなさそうですね。

 

初夏の江丹別(えたんべつ)地区は一面のそばの花畑 

旭川市の北部にある江丹別地区は、そば畑に囲まれるように牧場が点在する、牧歌的で絵になる風景がいたるところに広がっています。


▲そば畑の向こうにサイロが。江丹別地区ではよくみられる癒しの風景(画像提供/JAあさひかわ)▲そば畑の向こうにサイロが。江丹別地区ではよくみられる癒しの風景(画像提供/JAあさひかわ)


6月初旬に種をまいたそばの実は、一ヶ月ほどで白い花を咲かせ始めます。この時期の江丹別は一面白い花に覆われとってもキレイ!花が終わって実になり、早いところでは8月の下旬頃から収穫が始まります。


▲花が終わり実が茶色く完熟してきたらもうすぐ収穫▲花が終わり実が茶色く完熟してきたらもうすぐ収穫


吹く風がさわやかさを増す9月が新そばの季節です。

 

JA直営の「そば処 穂の香」で江丹別産そばを味わう 

JR旭川駅から普通列車で4駅めの永山駅近くにあるJAあさひかわの農産物直売所「あさがお」。開店前に行列ができる人気の野菜直売所ですが、ここに併設されているのが「そば処 穂の香」です。


▲大雪国道(国道39号)沿いにあるJAあさひかわの看板が目印▲大雪国道(国道39号)沿いにあるJAあさひかわの看板が目印


▲野菜直売所に隣接し、営業時間内は直売所からも出入りできる。明るくて広い店内▲野菜直売所に隣接し、営業時間内は直売所からも出入りできる。明るくて広い店内


▲隣の野菜直売所には毎朝採れたての新鮮野菜が並ぶ▲隣の野菜直売所には毎朝採れたての新鮮野菜が並ぶ


そばの風味をいかし、食味と食感のバランスのとれた2番粉のみを使用し、そば粉8割つなぎが2割の二・八そばで提供しています。天ぷらやサラダ、漬物などそば以外に使用する野菜は近隣の畑で収穫された地物を使用。地産地消の姿勢が利用客に喜ばれているようです。

 

挽く前の玄そばを自然の雪で長期間保存に成功! 

雪深い江丹別の地理的条件を活かし、2015年からは収穫した玄そばを貯蔵したコンテナを雪ですっぽりと覆い、温度(0~2度)と湿度(80~85%)を一定に保ちながら雪解けまで時間をかけて熟成させる「自然雪蔵熟成そば」をスタート。期間限定で提供しています。熟成させることで風味に深みが加わってより美味しくなるのだそう。毎年、雪解けから8月初旬頃まで使われているそうです。


▲そばの挽き方による粉の違いなどをわかりやすく解説するなど、そばの知識を深める工夫も ▲そばの挽き方による粉の違いなどをわかりやすく解説するなど、そばの知識を深める工夫も

 

野菜も美味しい!セットメニューがおすすめです 

おすすめは、地産地消を意識した「野菜天ざるそばセット」830円(税込)。ざるそばに、地元の野菜5種類の天ぷらと米を使ったおにぎり、サラダもついたコスパ最高のメニューです。


▲野菜天ざるそばセット。おにぎりには地元産米ななつぼしを使用▲野菜天ざるそばセット。おにぎりには地元産米ななつぼしを使用


ほかにも、ぷりぷりの海老と野菜を香ばしく揚げた「かき揚げそば」(単品700円、セット800円ともに税込)や、季節限定のメニューも多数。

激しい寒暖差が美味しさの秘密では?と言われている道産のそば。旭川にお出かけの際にはぜひ、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
 
取材・文/北海道Likersライター 大宮あゆみ
撮影/吉田公貴
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